トンカツ屋というと、狭いカウンターの向こう側で、オヤジがアツアツの揚げたてを庖丁でザクザク切るなり、千切りキャベツの隣にのせ、目の前に出されるまで３秒！ ...というイメージだったが、ここは違う。 テーブルがいくつもあって、調理場は見えないから、大戸屋やサイゼリヤをトンカツ専門にしたような感じ。 ところで、この店では席に着いて待っている間に、小さなすり鉢とすりこぎが各自に配られる。 テーブルサイドに目をやると、そこにある白ゴマを山盛り一杯すったのち、甘口または辛口のソースを好みで選び、すり鉢の１／３まで加えるべし、とわかる。 とりあえず手持ちぶさただったりすると、ちょうどいい小道具ではある。しかし、自分がカツカレーを注文したことを思い出すと、せっかく作ったゴマソースの使い道がないことに気づく事態にもなる。 立地はよく、駐車場も十分に広いから、満車になる心配もない。実は、大江戸線が延伸すると駅前になる場所でもあるから、今から場所取りをしている、のかも知れない。 なお建物は、二階建てを上下に分けていて、この店は、その二階部分。一階はスシ屋なのだが、入ってないから回転しているのかどうかも分からない。が、気分次第で選択できるのはよい、と思う。