Kangeki Donodon Umejima

【良い点】 ・コスパが良い。最上級のコースでも2,980円（税抜き）。食べられるものと価格のバランスで考えると、断トツにお得だと思う。 ・桜ユッケや桜刺しが食べ放題（最上級コースのみ）。こういった食べ放題店の中で、馬肉とは言えユッケが食べ放題なのは珍しい。これは他店には無い強みだと思う。 ・牛厚切りタンが、美味しい物は本当に美味しい。霜降りの高級牛タンのようなタンを食べられることがある。これは本当に運次第。（詳細は後述の悪い点を参照） ・野菜の質が良い。見逃されがちであるが、サラダバーの野菜は質の良いものが多い。特にミニトマトはそこらのスーパーで買うものより美味い。 ・食べられるものの種類が豊富。肉自体も豊富ながら、サイドメニューやサラダバー、アイス等がそこそこ豊富にあり、色々と楽しめる。 ・タブレットから注文ができるのは楽。

【悪い点】 ・肉の質が安定しない。同じ肉を頼んでも、すごく美味しい霜降り肉が出てくる時と、イマイチな赤身肉が出てくる時がある。これは日によるわけではなく、また、最初に良い肉を出して2回目以降は質を落とすという作戦でもなく、ランダムであると思った方が良い。恐らく、厨房で肉のブロックをスライスして客に出してるんだと思うが、良いブロックとイマイチなブロックがあり、客の注文のタイミング次第でどっちが出てくるかが決まるのだと思う。なので、客が少ない時は、同じ肉を頼むと大体同じ質のものが出てくる傾向にある。とりあえず、ここは客側ではコントロールできないので、ランダムだと思った方が良いという結論。特選カルビがイマイチだったら、中落ちカルビにチェンジする等の臨機応変な対応が求められる。 ・多くの席で、焼き網の半面しか機能しない。どういうわけか、網の左半分（もしくは右半分）しかまともに炎が出ず、そこでしか肉が焼けない。焼けない方の半面は本当に焼けない。半面の網が焦げてきたら、網を180度回転させることでまた綺麗な網で食べるということはできる。ただ、普通に無料で網交換もしてくれるので、あまり意味はない。ちなみに、焼けない方の半面で、脂が多い肉を焼くと落ちた脂が燃えて、全面焼けるようになるという裏技はある。 ・同じ品物は人数分しか注文できない、という制限が少し面倒。これは、2人で行った場合、1回の注文で1つの品に対して2人前までしか頼めないというもの。肉に関してはまだ多少我慢ができるものの、タン塩用のネギ等も2人前までしか頼めず、かつ2人前が少ないので、何回も2人前を注文するというストレスはある。 ・タブレットで直接網交換を注文できない。網交換をしたい場合は、店員呼び出しボタンで店員を呼び出してから口頭でお願いをしないといけない。他の注文がほぼ全てタブレットで完結するだけに、この網交換作業だけ少し手間に感じる。また、店が混んでいる時は、呼び出しボタンを押しても店員が中々来てくれないこともあり、やはりタブレットで注文できるように改善されることを期待してしまう。 ・塩の容器から塩が出にくい。塩容器の穴が詰まっている場合や、容器の穴自体が小さい場合等があり、とにかく塩を振りにくいことが多い。容器の上ブタを取り外して塩を出すことで、一応この問題は回避できる。

【総評】 長短書いたが、個人的には、この近隣の焼き肉食べ放題の中では、ここが一番好きである。レビューという性質上、上に悪い点は挙げたものの、個人的にはそこでそんなにストレスを感じているわけではなく、良い点の方が大きく上回っていると感じている。肉の質が安定しないのも、それも含めてどんどんの醍醐味だと思って楽しんでしまっている。 何より、ユッケをたくさん食べたい場合は、もう他に選択肢が無いのである。

【備考】 ・土日の夕方～夜は混んでいるため、その時間帯に行きたい場合は予約推奨。 ・平日は、どの時間帯でもまず満席ということはなく、フラッと行っても入ることができる。金曜の夜でも意外と行ける。

※参考までに、同じ牛上タン塩を頼んでも、これくらい違うものが来るという写真を載せておく。