パティスリーアノー（Patisserie anneau） 狛江店 （東京都狛江市／最寄駅：狛江）

小田急線・狛江駅から徒歩15分、松原交差点の少し北側の松原通り沿いにある洋菓子店「パティスリーアノー」。

本店はJR南武線・宿河原駅近くの二ヶ領用水のそば2008年8月にオープン。こちらの狛江店は2号店として2012年8月にオープン。2024年4月には3号店となる向ヶ丘遊園店もオープンしている。姉妹店となるベーカリー「パンdeアノー」も国領店と登戸店の2店舗を展開。

店名のアノー(anneau)とはフランス語で「輪」を意味しており、お菓子を通じて地域に輪を広げ、フランスのケーキ店のように気軽にコンビニ感覚で利用してもらい、地域住民の生活に密着したお店にしたいという思いが込められているそうだ。

オーナーシェフである宮下哲次さんは山梨県出身で、大学卒業後に東京都世田谷区の老舗洋菓子店である株式会社ル・サントノーレに入社。アルパジョン（梅ヶ丘）、VOILA洋菓子店（桜ヶ丘）、季の葩（砧）など、ル・サントノーレ系列4店舗にて計7年勤務。

その後、フランスへと渡りしフランス国立製菓学校へ留学し、本場フランスのパティスリーにも所属。帰国後に東京都八王子市のバーゼル洋菓子店に就職しシェフとなった。2008年に独立し川崎市多摩区宿河原で「パティスリーアノー」を開業。

こちらの狛江店はオーナーシェフの宮下さんが狛江市内を車で通りがかっていたところ、Uターンしようと偶然停車した場所でテナント募集の貼り紙を目にしたことをきっかけに2号店の出店を決めたそうだ。

店内のショーケースには色鮮やかで芸術的なケーキの他に、贈答品や手土産として人気が高い焼き菓子やギフトボックスが並んでいる。お菓子、焼菓子のパッケージは、登戸と狛江市の間に流れる多摩川の四季折々の植物などをデザインされている。

シェフのこだわりと探求心で季節限定のお菓子や旬のフルーツを使った期間限定のケーキもたくさん出していて、季節によってラインナップが変わるので、何度来ても飽きずに、いつも楽しい気持ちで悩んで選べる楽しさがある。

人気商品は洋菓子の定番の「ショートケーキ」で、シンプルが故に独自のこだわりが光っている。苺は季節ごとに甘味と酸味のバランスが絶妙なものを厳選し、スポンジにはコクと甘みが強い那須産の「御養卵」を贅沢に使用し、柔らかく仕上げられている。生クリームは甘すぎずさっぱりしすぎないように仕上げ、苺とスポンジのバランスをより一層引き立てている。

春から秋にかけて店内で販売している「ソフトクリーム」も名物。洋菓子店ならではの濃厚でなめらかなソフトクリーム。毎回ケーキを買うついでにソフトクリームも一緒に注文して、店内の椅子に座って、ソフトクリームを食べてからケーキを持ち帰るのが定番。