つい最近、桜土手古墳群展示館から秦野歴史博物館にリニューアルオープンしたようです。どおりで妙に看板だけが新しい訳だ(笑)。しかし展示内容はまだまだ目前の古墳群からの出土品が中心で、それ以外の時代や場所の展示はこれから、といった所でしょうか。
個人的に博物館の展示で一番興味深かったのは、古墳公園内に復元されている石造りの1号墳を現代の技術で造った場合と、古代の手法でつくった場合を比較したビデオです。
さすが現代工法、見ていると納期が桁違いに短い(笑)。最初は現地の測量から始まり、水準器で水平を出し、施工範囲を地面に割付けていきます。ココは精度は違うものの基本的な方法は今も変わりません。
ここから先は現代技術の面目躍如で、ブルドーザーが一気に整地しユンボが周濠部分を丸く掘り下げ、土を中心に盛っていきます。 マンパワーでクワやモッコを使い、ちまちま土を運んでいた古代人が見たら「鬼神の所業か!」と腰を抜かすか、ユンボを神と崇めるかのどちらかでしょうね。(笑)
ただオリジナルの古墳には無かった構造も追加されています。外からは見えませんが、安全上の配慮で石室の側壁は背後が鉄筋コンクリートになっています。大地震でも石室が崩壊する事は無いので、安心して存分に中に入ってお楽しみ下さい(笑)。
あとは何トンもある天井石をクレーンで吊り上げ、所定の位置に設置したら石室は完成です。これが当時の手法だと天井部分まで斜道を設けて、何十人もの人間でソリで引っ張りあげて、テコとコロを用いて所定の位置まで石を移動させるという大変な手間がかかります。
最後の仕上げの貼り石の作業だけは機械化出来ないので、大人数で川原石を一つ一つ積み上げ、貼り付けていくしかありません。実は復元する上で、この工程が一番時間と費用がかかったようです。昔は人件費という概念が無いから、その点は楽ですよね。
ところで、この復元には総額でいくら位かかったのでしょうか。もし安ければ是非ワタシ用にもう一つ造って欲しいんですけど。(笑)貼り...
Read more2021/06/16(wen)秦野水無川の紫陽花を見ようと急遽ドライブに(新型コロナ禍ですが)出ました。
途中、秦野市内国道246号を走り、様変わりした沿道を見ながら渋沢まで来てしまいました。 天気も悪そうなので、目的地を変更、近くの島津製作所隣の「桜土手古墳公園」に向かいました。
この公園には、多くの古墳が現存保存され、敷地内には桜土手古墳展示館(郷土の考古専門展示施設)として公開されてきましたが、開館30周年を迎えた令和2(2020)年に、総合的な歴史博物館(郷土の歴史、文化全般を広く紹介)としてリノベーションしました。 公園の入り口付近には駐車場も併設しています。
私達は、館内の6世紀から8世紀の古墳から出土した土器や鎌倉時代の土豪、波多野氏の関連資料や明治・大正から昭和の秦野市の懐かしい風土の祭りや農具や風景が、実物農具、写真やビデオで展示され、とても懐かしいい気持になりました。 ノスタルジーな気持ちで観覧し、あっという間に時間がたってしまい、外の復元古墳などを見学しようとしたら大粒の雨が、雨筋も見えるような雨が落ちてきましたので、今回は断念しました。 入館客も少なく、ソーシャルディスタンスを気にしないで見学できる素晴らしい穴場的施設でした。 また訪れたいです。
園内では 「泰山木」の花が咲き誇っていました) 花言...
Read more夏休みに子供連れで行きました。無料です。 渋沢駅から徒歩で25分くらい。 (暑かったのでバスに乗ればよかった。) 途中シャトレーゼもありました。 はだの歴史博物館の前に神奈中バスの停留所もあります。 はだの歴史博物館の前に木が生い茂っていて、木陰の通りがとても夏ぽくてよかった。
入館は16:30までですが、閉館は17時までです。 子供向けのクイズラリーもあって、とても楽しく過ごせました。
クイズラリーには職員さんが解説をしてくださって、おまけのシールやちょっとしたプレゼントもあって、子供たちは大喜びです。
私も江戸時代に富士山が噴火したこととか、波多野氏という人がいたんだということ、昔の映像や写真など興味深くて楽しかったです。
思ったより小さな建物でした。外の古墳広場も山が6個もあり、子供たちは楽しそうでした。蝉取りをしていた子もいましたよ。
館内は水飲み場はなく、玄関外に自動販売機が1つありました。 クーラーが効いていて涼しかったですし、椅子やテーブルもあ...
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