Ogawa Castle Ruins — Attraction in Higashiura

知多半島の付け根、東浦にある緒川城。戦国時代は水野信元の居城でした。 かつて、城の東は三河湾に面していましたが、埋め立てられていまでは境川と逢瀬川が名残として残るのみです。 水野信元は戦後時代の武将で、ほとんど知られていないが、信長と家康が同盟を結んでそれぞれ東西に侵攻をしていた折り、織田の拠点・尾張と徳川の拠点・三河の間に二国の同盟国として独立勢力圏を保っていました。 信元の父・忠政の時代は三河の今川と尾張の織田に挟まれた弱小勢力で、基本的には今川方でしたが、時と場合によって織田にもついて勢力を維持してきました。しかし、信元が家督を継ぐと織田に協力する指針を示し、今川方の松平に嫁いでいた妹の於大を離縁させるなど、徹底した態度に出ます。 織田に付くことを鮮明にした信元は、織田信秀に協力すると共に、自らは知多半島制覇をもくろみます。 妹の於大を阿久比の久松氏に嫁がせて協力関係を結ぶと、知多半島の宮津城、成岩城、長尾城、富貴城を次々に攻略。さらに水野家傍系の常滑水野氏とも同盟を結び、あっという間に知多半島をほぼ手中に収めてしまいます。渥美半島を支配して知多半島に勢力を伸ばそうとしていた戸田氏は、水野信元の快進撃を前に知多半島への侵攻をあきらめることになります。 これが家督を継いでわずか２～３年後の出来事です。 信元はその後も信長に味方して数々の戦で功績を上げたものの、信長配下の佐久間信盛に讒言され、身の危機を感じて甥の家康を頼ります。しかし、家康は信元を保護すると見せかけて惨殺してしまいます。信元は桶狭間の戦いで今川義元が討たれて孤立していた家康を助けて三河に逃し、北条から家康を討つなら手助けするという誘いも断り、三河に逃した家康がすぐにこの恩を忘れて１ヶ月後には信元の重原城に攻めてくるが難なくこれを撃退し、信長と家康の清洲同盟にも尽力しました。家康が三方ヶ原で武田に惨敗して浜松城に逃げてきた際も、空城の計で追撃を追い払ったのも信元の策です。 信元が間違ったのは、桶狭間の戦いで大高城に孤立していた家康を討たず...

東浦町役場に車をとめて散策しました。

徳川家康の生母「於大の方」出生の城。 水野貞守が文明年間（1469～86）に築城したと伝えられ、 水野忠政や信元ら水野氏の居城になった。 ・ 城址内に家康の生母伝通院於大出生地の碑が建っており、現在は土塁が残るのみ。 ・ 住所:知多郡東浦町大字緒川字古城 駐車場：無（東浦町役場へ駐車できます） JR武豊線緒川駅から徒歩約15分 東浦町役場へ車を停めて徒歩約5分 【知多半島 御城印MAP より】 ・ 東浦町役場西側の於大公園に 緒川城主三代の墓...

村木砦の戦い終わりに織田信長宿泊 戦国時代初めに、水野貞守が緒川城（小川）を造り知多半島から愛知郡南部・西三河の刈谷をはじめ衣が浦沿岸を支配し、戦国大名として活躍しはじめました。尾張の織田家や西三河の松平家などと、協力し合ったり対立したり、嫁をもらったり、養子をやったりと少しずつ勢力を伸ばしていきました。 貞守の４代目の水野忠政（お大の父）は、緒川城だけでなく、対岸の刈谷にも城を造り、さらに勢力を伸ばします。そして1541年(天文10年)娘「お大」を岡崎の松平広忠に嫁にやり、駿河から勢力を伸ばしてきた今川とも友好関係にありました。翌年にお大は竹千代（後の徳川家康以...