[無量光院跡]
藤原秀衡が京都の平等院を模し建立した寺院跡
世界文化遺産,特別史跡
当時は平等院の規模をも上回る煌びやかな寺院であったが、度重なる火災で焼失し今日では土塁や礎石が残るのみである。 平安時代末期に奥州一帯に勢力を振るった奥州藤原氏は初代清衡が中尊寺、二代基衡が毛越寺を造営した。 そして三代秀衡が建立したのが無量光院である。 無量光院は奥州藤原氏の本拠地平泉の中心部に位置し、「吾妻鏡」にも無量光院の近くに奥州藤原氏の政庁・平泉館があったと記載されている。 「吾妻鏡」によれば、無量光院は京都府宇治市の平等院を模して造られ、新御堂と号した。 新御堂とは毛越寺の新院の意味である。 発掘調査の結果、四囲は東西約240メートル、南北約270メートル、面積約6.5ヘクタールと推定され、平等院よりも規模が大きかったと推定される。 本尊は平等院と同じ阿弥陀如来で地形や建物の配置も平等院を模したとされるが、中堂前に塼を敷き詰めている点と池に中島がある点が平等院とは異なる。 本堂の規模は鳳凰堂とほぼ一致だが、翼廊の長さは一間分長い。 建物は全体に東向きに作られ、敷地の西には金鶏山が位置していた。 配置は庭園から見ると夕日が本堂の背後の金鶏山へと沈んでいくように設計されており、浄土思想を体現していた。
焼失してしまったのが残念。 世界遺産の関係で難しいかもしれないが復元してほしい。
おすすめ度:★☆☆☆☆...
Read moreこの無量光院は、平泉藤原三代の三代目秀衡が 平等院を参考に建造したとされる寺院跡です。 後ろには金鶏山も… 平泉タイムスコープなるスマホでQR読取ると当時の無量光院が見れるシステムがあります。 添付写真にスクショした画像も添付しますね。 この場所は、跡なので当時の風景を想像し見て下さいね。そうすると感動増し増しです。 平泉は、歴史名所がギュッとコンパクトな地域に密集していますよ。 歴史探索には、ちょうどいい地域ですし平泉の文化を存分に味わえます。 近くには、柳之御所跡や道の駅平泉、まだ開業間もない世界遺産ガイダンスセンターがあります。 まずは、ガイダンスセンター(有料)で歴史を学んでから回るも良し、また平泉文化センター(無料)もありますので、いずれかで歴史を学んでから巡ることがいいかと思います。 でもこのルートで観光すると平泉に1日かかると思います😊中尊寺だけでない平泉をぜひ散...
Read more2022年10月初訪問。 平泉駅に最も近い歴史メジャーポイント。 駅から来ると中尊寺通りと呼ばれる道路沿いにいきなり出現します。 平泉を築き上げた奥州藤原氏4代のうち3代目の藤原秀衡さんが京都の平等院鳳凰堂を模して作った寺院の跡地ということで、実際、池や陸地の配置を見ると、確かにそんな感じするわ〜という印象。とりあえず、ここを見る前に京都の平等院鳳凰堂の姿を目に焼き付けておく必要があるでしょう。それでないと、この地に立った時、脳内で「在りし日の無量光院」はイメージ出来ません。他の人が言ってますが、イメージが出来ない場合は、単にゴルフコースとかに見えてしまうかも。 でも、正直ここより毛越寺の庭園の方がインパクトあります。さすがは有料なだけあるかと。 あと、私が訪れた時は、工事かなんかで跡地の中に...
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