沖縄戦での惨劇はもちろん知識としては知っていましたし、この地に未だ霊魂が眠っているだろう事は想像出来ますが、晴れた日にこの高台に上ると、絶景を前に思わずそれらを忘れ、ただただ自然のみが究極の正解なのだという、変な納得をしてしまいます。
供養の為にここへ上ったとてそれは余計なお世話かも知れず、蝶やトンボが舞い、天国の様に平和で美しいこの場所で眠って居られる方々に、忙しく煩わしい現世に暮らす我らが却って同情されている様な気にさせられます。
悲劇や惨劇があった場所には無念の果てに、さ迷う魂が在る筈と生きる者は想像しがちですが、風景にその暗い影を重ねる事は決して悪い事ではなく、眼前の平和がより平和に見えるという逆説めいた効能が有ります。
それは長崎でも感じた事で、悲劇の土地の人達が優しく暖かいのはきっと、何処の誰よりも平和の意義や価値を現実として意識し、子供らに伝えているだろうからに違いありません。
この美しい丘や海岸を、我々や子や子孫たちが、決して二度と殺し合いの舞台にしたり、ゴミで汚したりして(海岸には捨てられたのか辿り着いたのかペットボトルなどが実に多かった!)、眠る霊魂たちを悲しませたりしてはならない...
Read moreHighly recommended taking the stairs down the cliff side, then you get to actually see what kind of caves people were hiding in. It is quite terrifying and...
Read more80年前沖縄は戦場だった 摩文仁の丘には各県の慰霊碑が並んでいるが、青森みちのくの塔から西へ進み最後にこの塔がある。 「第三十二軍は沖縄県民の献身的協力を受け力斗奮戦...
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