鳥野春日神社(黒田神社)は、JR黒崎駅の南東800mほどの北九州市八幡西区藤田(旧八幡市大字藤田字鳥野)に鎮座している神社です。旧社格は県社です。
古くは「鳥野神社」と称し、平安時代に編纂された歴史書『日本三代実録』の貞観15年(873年)に神位の等級を進められた「筑前国鳥野神」に充てられた国史見在社の論社です。 中世は、領主・麻生氏の崇敬篤く、近世に至り黒田氏が筑前へ入国すると黒崎宿・藤田の鎮守神として栄えました。 後に藩祖・黒田如水および初代藩主・黒田長政を祀り、併せて黒田家家中で勲功のあった24人の武将を顕彰しました。 江戸時代を通じて「黒田大明神」または長政の神号、「黒崎大明神」を称しました。 明治時代に「春日宮」と改称しました。
御祭神は、春日四神(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神)・黒田如水(筑前福岡藩の藩祖)、黒田長政(黒崎大明神:筑前福岡藩の初代藩主)、黒田二十四騎です。
北九州市指定文化財である「黒田二十四騎画像」、「刷り物黒田二十四騎画像」を社宝として所蔵し、黒田二十四騎画像は江戸時代後期、初代藩主黒田長政の重臣であった24人の肖像を御用絵師の尾形洞霄(おがたどうしょう)が描き、二十四騎の子孫たちが春日神社に奉納したものです。
毎年7月21〜23日に春日神社へ奉納する祇園大祭『黒崎祇園山笠』は北九州の風物詩として有名です。 春日神社と同じ福岡県北九州市八幡西区の岡田宮、一宮神社の三社に奉納される400年以上の歴史を持つ祇園祭です。
毎年10月15日に黒崎で開かれる秋季大祭「筑前黒崎宿場まつり」では、黒田長政・黒田二十四騎に扮した武者行列が、威風堂々まちを練り歩き、春日神社に集結します。
神社のある「藤田」という地名は、かつてあった筑前福岡藩の遠賀郡(おんがぐん)藤田村に由来します。 明治22年(1889年)藤田村・鳴水村・熊手村・前田村が合併して、黒崎村が発足しました。 明治30年(1897年)黒崎村が町制施行して黒崎町となりました。 大正15年(1926年)黒崎町が八幡市に編入しました。 昭和12年(1937年)上津役村が八幡市に編入しました。 昭和19年(1944年)折尾町が八幡市に編入しました。 昭和30年(1955年)香月町が八幡市に編入しました。 昭和38年(1963年)八幡市・門司市・小倉市・若松市・戸畑市が新設合併し、北九州市が発足しました。
春日神社の御祭神である春日大明神は、春日権現とも呼ばれ、神仏習合の神であり、不空羂索観音・薬師如来・地蔵菩薩・十一面観音を本地仏とします。奈良市春日野町にある春日大社が全国に1,000ほどあ...
Read more2025年3月参拝
何度も参拝してますが…久しぶりに口コミ更新です❗ 境内の桜が とても綺麗に咲いていました❗
季節限定の切り絵の御朱印と 兼務されている 鳥野神社さまの書き置きも お受けしました✨
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2021年 5月...
Read more黒崎の東側、藤田から少し入った所にあります。市街の側と思えない鎮守の森といった感じです。 駐車場は分かりにくい。南側の坂道登って境内へ、もしくは北側の細道から春日会館の駐車場へ入れるかです。 春日通りから鳥居をくぐり、ゆるゆると参道を登ると境内です。 拝殿は小ぶりながら装飾が施されて立派です。 拝殿内には黒田二十四騎画像がっ!ここに奉納されてたのですね。 祀られているのは春日神社としてアメノコヤネ神、黒田神社として黒田長政の神霊です。他にも祇園・出雲・山王と有名所が合祀されています。 元々は花尾中学校辺りにあった鳥野春日神社が、黒崎城築城時に移転されました。神社北側の城山との間を長崎街道が通ります。関所の様な役割でしょうか。 築城時、筑前黒田と豊前細川は対立してました。筑前に入って最初の宿場を厳重に防備...
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