守山市在住の旧友から「守山市は、遺跡の他見れるもんないねん」と、下之郷遺跡の次に案内されたのがこの伊勢遺跡。 どこが入口なのか分かりづらい建物に入り柱の無い広い空間にびっくり。柱を立てた穴をアクリル板越しに足下に見ることが出来ます。 伊勢遺跡保存会の有志の皆様で作成されたジオラマが有りました。下之郷遺跡にあった環濠が見当たりません。同じ弥生時代でも100年ほど経過し、この頃は戦乱の無い穏やかな時代だったそうです。遺物は日常生活で使われた物が無く、祭祀専用の場所だったそうです。 「伊勢遺跡」の伊勢とは、この辺りの地名が「伊勢」で古代、琵琶湖を水路にこの辺りで上陸してお伊勢参りに向かったのでは? 伊勢遺跡を取り巻く環状の建物の構造、特に柱の配置が伊勢神宮の神殿と一致している等など、それなりに伊勢神宮とも繋がりが有ったのかも知れません。 キャチコピーは、発掘された「弥生の王国」。保存会のメンバーの方がボランティアでガイドされておられましたが、朱で染めた赤い土玉が出た。これは卑弥呼の物だと言わんばかりに力説されておられました。 「弥生の御朱印巡り」に倣って「全国邪馬台国候補地御朱印巡り」なんて企画が有っても楽しそうです😊。お互い対立するのではなく連携して、来訪者がどこがもっとも「邪馬台国」だと思われるのか投票するなんて楽しいかも知れません😊。個人的には「卑弥呼」は二人以上いたと、いた...
Read more広い土地はあるのに整備が行き届いておらず、人もほとんどいなくて、正直「もったいないなあ」という印象でした。歴史的には価値のある場所なのに、訪れる人が楽しめるような工夫が少ないのが残念です。
その点で思い出したのが、高槻市の「安満遺跡公園」。こちらは同じように古代遺跡をベースにした公園ですが、芝生広場や大型遊具、カフェやイベントスペースもあって、親子連れやファミリーが一日中楽しめるように整備されています。遺跡の歴史を学べる展示もありながら、子どもから大人まで「また来たい」と思える工夫が随所にあるのが魅力です。
伊勢遺跡も、せっかく広大な土地と歴史的価値があるのだから、安満遺跡公園のようにファミリー層が集える公園や体験施設として整備されたら、もっと多くの人が訪れるスポットにな...
Read more守山市と栗東市の境にある弥生時代の大型遺跡です。吉野ヶ里遺跡と同じ規模の大きさということで史跡になっていますが、現地は看板と復元された竪穴式住居があるぐらいで、周りは田んぼと住宅地に囲まれており駐車場もありません。 これから、遺跡の整備が進めばと思います。 北東に三上山が見え、当時は神聖な場所だった感じがします。野洲からは日本最大の銅鐸が見つかっており銅鐸博物館もあるので、合わせてそちらも訪ねたいところです。 纒向遺跡が出来た頃、急激に衰退したようでヤマト建国に関わった可能性があります。 また守山市内には、至るところに弥生の住居跡が発掘されているので、稲作しやすい場所だったのが伺えます。 すぐ近くの皇大神社に伊勢遺跡のパン...
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