新たに建立された宝塔を確認するために再訪。何度も来たことがあり龍造寺・鍋島関連の歴史的知識もあるが、何も知らない見たことない行ったこともない初めて来たという体でいると住職が勝手に話をし始める。面倒だなと思いつつも、まぁ住職は地元民でもあるし、何か自分の知らない話を聞けるかもしれないと思ったので黙って聞いていると概要をまとめた本を流し見すれば知れる程度の浅い話を聞かされる。その割にこちらの質問には十分答えられずはぐらかす場面が何度かあり正直呆れた。そのうえ化け猫騒動がどうのこうのという話をしはじめたときには流石にうんざりして切り上げた。まさか令和の御代になってもいまだにこんな馬鹿げた話をする人がいるとはちょっと信じられない気分。まぁかなり高齢に見えたので歌舞伎や講談、映画や芝居が『歴史資料』だった時代の人なのだろうと思うが、ただ学術的な分野から物事を見る者にとってはあまりにも愚かしく腹立たしく感じる。 境内に関しても再三シーズンじゃないからと言っていたが、そもそも寺院のシーズンとは?という話である。寺院は見せ物小屋なのだろうか?梅で有名なのは知っているが、では梅の時期以外は雑草は生え放題、樹木の枝も伸び放題でよいのだろうか?禅宗寺院であれば建物の点検整備、清浄を保つための境内の清掃さえ修行でありお勤めだろうに。根本的に考え方が間違っている。寺院には本来『シーズン』などあり得ないのだ。 それに鍋島家創建の寺院を預かる身でありながら龍造寺家に過剰に同情的であるあまり、結果として鍋島家を不当に貶めるようなことを話してしまっている。本人にはそんな意識はないのかもしれないが、結果的に贔屓の引き倒しのようになっておりたいへん聞き苦しい。総合するとこんな住職では先々不安である。高齢のようでもあり、そろそろ住職の代替わりの時期だろうと思う。というか自ら身を退くべきだろう。言葉もすんなり出てこず、意に沿わないことには声を荒げてしまうほど辛抱が効かなくなっている骨と皮のような老人が居座り続けるべきではない。 宝塔に関しても当初の計画から相当規模を縮小しなければならないほど寄付が集まらなかったのもあの住職では宜なるかなといったところ。歴史も建造物も文化財も全て申し分ない素晴らしいものだが当寺においては住職だけが残念である。 訪れる人にお勧めするポイントとすれば『住職の話は聞かなくてよい』である。時...
Read moreBeautiful old temple and burial place of the Nabeshima family. Currently you can see a large 16 metre long scroll featuring a reclining buddha. Entrance costs ¥400 and parking is available. Talks in Japanese about the temple are given by the head priest by prior...
Read more佐賀駅周辺の名所旧跡のうちでは比較的ましと言うことで★三つの評価にしましたが、いろいろと微妙です。 堂宇はそれなりに立派です。これぞと言うほどの文化財はありませんが、見ごたえはあります。さすがは龍造寺家の菩提寺です。 ただ、龍造寺家の墓所(兼梅園)は荒れ放題でした。そこら中に枯れ草が積まれ、あちらもこちらも蜘蛛の巣だらけです。一日二日手入れをさぼっただけではこうはなりません。拝観受付の際のお寺の方の口ぶりから察するに、梅の見頃と涅槃図の公開時期以外に参拝者が来るとはそもそも想定していないようです。 ただ、かつては島津家、大友家と九州の覇権を競い合いながらも沖田畷の戦いで無様に敗死した、一代の梟雄・龍造寺隆信には似合いの扱いと感じられなくもないです。個人的には隆信の墓を拝めただけで及第点ではあります。 遠路はるばる参拝するほどの価値はありませんが、佐賀市にいらした折にはお...
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