2008年5月4日(日)に行った青函トンネル記念館では、主目的として体験坑道ケーブルカーを制覇し、海面下140mのところまで下りました。 坑道では案内人さんがトンネル内の展示物等を案内してくれました。
ご存知の方も多いかと思いますが、青函トンネルは全長53.85kmを誇る世界一長いトンネルでしたが、2016年にスイスにできた「ゴッタルドベーストンネル」に青函トンネルが抜かれてしまいました。 ゴッタルドベーストンネルの全長は57km、縦坑や関連する連絡路を含めた総延長は153.5kmで世界一の鉄道トンネルです。
青函トンネルは列車で通り抜けに30分前後かかります。 北海道新幹線が開通した現在でも青函トンネル内のスピードアップはほとんどできていません。 イギリスとフランスを結ぶユーロトンネルも世界一と言われてましたが、あちらは海底部分の深さが世界一で全長は当時、青函トンネルが世界一だったわけですね。 さすが23年6ヶ月かかって作られたトンネルで工事に携わった職人達の絆は他に例を見ないものなんですね。 記念館では記念メダルも名前入りで作りました。 昼は館内の食堂で青函海鮮丼を食べました。
なお、青函トンネルの最も深い部分は海面下240メートルになっており、ちょうどトンネルの真ん中あたりですが、青と緑の蛍光灯が照らされています。 北海道もストロー効果の影響が出ていますが、昔は本州と北海道を渡るのに青函連絡船が青森ー函館間を4時間半で結んでいました。 今現在は青森ー函館間は北海道新幹線を乗り継ぎ、2時間弱で結ばれています。 青函トンネルも昔は馬鹿げたことだと言われてたそうですが、ある国鉄の職員で「世界中を海底トンネルで結ぶ」という内容の一冊の本を書いた人がいました。 概要は北方領土と北海道を海底トンネルで結び、北海道と本州を青函トンネルで結び、本州と四国・九州、そして朝鮮半島を通り、中国を通り、パリを通り、ロシアを通り、そしてまた北方領土から北海道へと、要は世界一周を海底トンネルで結んではどうかというものだったようです。 当然、何十兆円・何百兆円お金かかるかわからないし、それぞれ国の事情も異なるし、馬鹿だのチョンだの批判の声があったようです。 ところが昭和29年に洞爺丸台風という連絡船での大きな事故を受け、4隻~5隻の連絡船が沈没し、1430名という尊い犠牲者が出ました。 その後、従来の批判の的になっていた海底トンネル案というものが北海道~本州間に限って本格適用されるようになり、やはり船というのは災害等によって100%沈まないと言い切れないことから、トンネルで結んで土の中を通した方が安全だということで青函トンネルが建設されました。 延べ作業人員は1380万人、地質調査開始以来23年6ヶ月かかって建設され、昭和63年3月13日に待望の津軽海峡線として開業しました。 建設費用は6890億円かかりましたが、今では貨幣価値も大きく変わり、当時の6890億円というのは今では軽く1兆円以上の価値があると言われています。
なお、津軽海峡線開業当時は快速海峡号として青函輸送しており、12両で走っても各列車とも毎度300~400人も乗っていて常に満員状態だったようです。 ところが時が経つに連れて段々乗客も減少してきたようで、5~10年後には週末を除いて1列車あたり50~60人程度の乗車率というのがずっと続いた模様です。
これはもうJR北海道もかなりの赤字だということで2002年12月1日の東北新幹線八戸開業に伴い、快速海峡号の運転を取りやめ、「白鳥」・「スーパー白鳥」など全て特急化しました。 それでも1~2割程度増えただけなのでJR北海道としては相当赤字なようです。 しかも青函トンネルというのはJR北海道のものではなく、鉄建公団から借りています。 しかもタダで貸してくれるわけでもなく、1年間に4億円かかっています。 その他に坑道内で使われているタンクやポンプ等の様々な機械の補修費というのも3億~5億円かかってきます。 その補修費というのも毎年飛躍的に増えているようです。
平成時代後半よりJR北海道の不祥事が大きく騒がれましたが、たくさんの旅客に利用してもらわないとJR北海道は非常に困るでしょうね。 北海道管内でも新幹線開業に向けて工事が進められていますが、青函トンネルはスラブ軌道でレールの継ぎ目がなく、ガタンゴトンという音がしません。 溶接により、53.85kmを1本のレールで敷かれています。 これは建設当初より、青函トンネルには将来、新幹線が通ることを想定し...
Read moreI spent two nights at Aomori and rented a car particularly for this fascinating museum, it shows the history of building this magnificent tunnel from Honshu to Hokkaido. The trip to the tunnel is wonderful and yet a little bit rush. I would recommend visitors should turn on Google translator as the tour were speaking Japanese, which is completely reasonable but I hope they can still provide a little bit more of information in English down there as well as the videos in the museum so that we can understand throughly. The tour and staffs are nice, souvenirs are great. Nearby sightseeing points...
Read more津軽半島へ来たら外せない場所。冬季期間休業なので営業状況はHPでご確認ください。 ここではケーブルカー「もぐら号」に乗って地下坑道へ行く事が出来ます。青函トンネルの本坑では無く、青函トンネルを掘る為の作業坑です。料金は1,200円。ケーブルカーは25分おきに出ているので、そんなに待つ事はありません。ツアーのような形でスタッフの方が詳しく説明をしてくださいます。ケーブルカーに乗ってから戻るまでの所要時間は1時間弱です。
2022年の営業開始(4/22)から間もない平日の15時半に訪問。竜泊ラインを経て、併設の「道の駅みんまや」を目指すと到着します。 この日は平日という事もあり自分以外に4~5組程度でした。ケーブルカーに乗り込むと、地下へ続く扉がゆっくりと開き、ものすごい音を立てながら地下へと走り進んでいきます。この時のワクワク感はたまりません。10分もしないで海面下140mの駅に到着します。 ケーブルカーを降りると、スタッフの方の説明を聞きながら地下坑道を歩きます。毎分10t以上の地下水(海水&地下水)が染み出ているという事もあって、地面は濡れて滑りやすいところもあるのでご注意ください。もちろん水は地上へ排出されているので地面が全てビッタビタという事はありません。 坑道を進んでいくと展示エリアがあり、実際に使用された車両や工具、材料などが見れます。想像を遥かに超える建設時の苦労を伺う事が出来て感慨深いです。
青函トンネルは世界でもトップクラスの長さを誇る海底トンネル。距離は53.85kmで世界第2位。ちなみに世界第1位は57kmのゴッタルドベーストンネル(スイス)、第3位は50.45...
Read more