12/8ディズニーオンクラシックで来館。 毎年東京国際フォーラムで鑑賞しているが改装のため自宅から沿線にあるミューズへ。 スペシャルコンサートということで大編成のオーケストラを臨場感たっぷりに味わえる2L-3扉のバルコニー席を予約。 2列編成の後列でほぼオーケストラ全体を上から鑑賞できるはず、が、開演間際に着席された1列目の母娘4人組に全て阻まれた。 まず厚いコートを全員が椅子の後部に丸めて置き、自身はイスに半分だけ座り、当然のごとく手すりに乗り出して身を預ける。母親が率先してやるので誰もよくないことだと気づかない。 身綺麗にされてるお母さんなのに鑑賞のマナーが全くないことに圧倒され前半はほぼ集中できない。もちろんオーケストラ、歌い手、司会者の姿は彼女らの動きで全部遮られる、なぜ後ろに鑑賞している人がいることに気づけないのだろう。 うちの娘は合唱コンクールで毎年指揮をしているので指揮者のリチャードさんを今回間近で拝見できることを一番の楽しみにしていたがもちろん多動な彼らの動きで見づらい。 彼らだけでなくバルコニー1列目の人は反対側の 人も含め多数が手すりに半身を預ける感じでバッグも手すりにあったりペンライトも手にしたまま乗り出す形で…これがどんなに危険なことか理解していない。 万が一ステージにいる方たちに当たる、落ちるなどがあったらとは考えないのか? 恐ろしすぎて休憩時間に近くの係員にすぐに対応するようお願いしたが、責任者が近くにいないと言われる、それでも大事な問題だからアナウンスするなり後半が始まる直前に口頭で案内するなど対処してほしいと伝えたが、結果係員が来ることもなく後半もなにも改善されることはなかった。 なぜだろう。 興行側か施設側の問題かわからないが、なぜあのような危ない状態の鑑賞がまかり通るのであろう。 最初はマナーが悪くて見づらい、だけだったが、それ以上に危険を伴う鑑賞の仕方だと伝えてるのにそれを防ごうとしない…。 都内の劇場やホール、一部映画館でも近年は鑑賞マナーに他の人の迷惑にならないようイスに背中をつけましょう、帽子は極力取りましょうと何度かアナウンスがある。 我が家では鑑賞のマナーとして未就学児からそれを教えている。設備の作りの都合上見づらいの席に当たってしまうのは私も経験したことはある、だからといって自分が見やすくなるために人に迷惑をかけるのはもってのほか。 でもそれに気づけない人は世の中たくさんいるし、そのためのアナウンスであったり係員の配置であるのだからきちんと仕事をしてほしい。 特にバルコニー席利用時の案内は怠ってはいけない、自分や他人への脅威になるのだから。 今回は大編成オーケストラということでおそらく奏者の親族も多く見に来ていたのが上から見ていてよくわかったアットホームな回だったから仕方がないのか? 会場の安全管理は、その場所だけでなく多くの興行に影響すること。 来年以降は安心して開催される会場になるよう、カキコミが安全管理をされる方の目に留...
Read more所沢の航空公園駅から徒歩10分ほどの場所にある所沢市の市民ホールです。 施設には大ホール(アークホール)の他に演劇用のマーキーホ―ル室内楽用の小ホール(キューブホール)があります。 所沢フィルの演奏会でアークホールで音楽を聴く機会があったので、本レビューはアークホールのレビューになります。 アークホールは座席数2000のクラシック専用のホールです。 ホールはシューボックス型で正面にパイプオルガンが設置されています。 ホールの残響時間は、空席時/2.20~2.45秒、80%収容時/2.00~2.18秒とクラシック音楽向けに長い設計です。 所沢の住民ではなかったので、アマオケの演奏会で当ホールを訪れた時に、あまりに立派さに驚きました。 ヨーロッパの名ホールを範として設計されたと思うのですが、ぱっと見た瞬間にアムステルダムのコンセルトヘボウかミュンヘンのヘラクレスザールのような雰囲気で驚きました。よく見ると全然違いますが、、 このホールの1階の中央やや前よりの席でブルックナーの交響曲を聴きましたが、素晴らしい響きで音楽が満喫できました。 包み込むような響きで弦楽器、木管楽器はつやがあります。また低音の残響時間が中高音に対し短めなのか定在波が皆無なのか響きが長いのですが、明瞭度が高いです。サントリーホールより全然いいですね。 ホールの椅子は固めながら座り心地はよく、前後のピッチは比較的余裕があります。 ホールのバリアフリーも問題なしです。 関東地方では有数の素晴らしいホールだと思います。 市のホールなどは、ホールの活用、運用を考えるとどうしても多目的ホールになりがちなのですが、このようなクラシック音楽専用ホールを作った所沢の志に拍手を送りたいです。 個人的には、志が強かったゆえか、内装が懐古的というかやりすぎ感があり、少し恥ずかしい感じを受けました。(すみません) 特にホール正面の芸術の神「ミューズ」の像は、やりすぎ感がありますが、それを含め志に拍手です。。 座席数2000なのでクラシックの演奏会の興行的にも問題ないと思うのですが、あとは航空公園という立地が問題になるのでしょうか。。 平日のコンサートだと仕事が終わってから、ここに来るのは都内勤務だと困難だなと思ってしまいました。土日の演奏会であれば問題ないのですが。。 何しろ素晴らしいホールなので演奏会が数多開催されることを望みます。 追伸 夜のコンサートに来たらライトアップされていて綺麗でした。ただ航空公園の街は駅から暗くて街灯がもう少し欲しいです。 (今では珍しいナトリウム灯の街灯があります...
Read more埼玉県内では音響、環境が一番良いホール。 公演も興味の有るものが多く、アークホール、マーキーホールをよく利用する。 しかしホール独自の企画は少なく、貸し出し公演が多いため、公共ホールの公演であっても、チケット代は高額。 アークホールはパイプオルガンを備えた、シューボックス型のコンサートホール。
西武新宿線、航空公園駅から徒歩10分程。駅から大通りに沿って一直線なので分かりやすい。 しかし鉄道の駅はこの駅一つのみなので終演後は混雑するため、なるべく早く席を立って混雑を避ける。
ホールは良く響き、最上階最後列端の席迄良く飛んでくる。 一階席より上階席の方が音響は良い。 3階バルコニー席はステージがほぼ隠れるため、お勧めしない。しかし1列しかないので、両隣のお客に配慮すれば、多少身を乗り出せるかも。
ただステージとスデージ裏、舞台袖の壁が薄いのか、以前『ゲルギエフ〜マリインスキー劇場管弦楽団』後半プログラムが「R.コルサコル:シェヘラザード」の公演時、前半演奏中、登壇していない控えている楽団員が、舞台袖で音出しをしている音が筒抜け。シェヘラザードの旋律が聴こえてくる。 他のホールでは無いことだ。
またレセプショニストの対応にも疑問がある。 『クレーメル+アファナシェフ』の「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲」の公演時、音楽が始まったのにもかかわらず、遅れて来た客を座席にまで案内をしていた。しかも他の客が既に座って聴いている前を遮ってまでして。 この意識の低さ。
今回『A.シフ』のリサイタルではアンコール前に退席した客を客席内に入れないよう、揉めていた(1階席中央通路右側の扉)。 一度退席した客は扉の所で聴くと言っているようだが、それでもレセプショニストは許さないのか、暫く揉めていた。ディフェンスしていた。 その所作の煩わしいこと。 扉の所であれば他の客の邪魔にならないのだから、そんな見苦しい事をしなくても…。
またこの公演では終演後、『ブラヴォー!!』の声援があった。 特定の人達だけだが、コロナ禍としてレセプショニスト達は制止するべきではなかったか。 コロナ感染症予防対策のアナウンスでは、「ブラヴォー等の声がけ」に関するアナウンスは聞かれなかった。
せっかくの素晴らしいホールなのだから、もう少し質を高めて欲しい。
因みによく...
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