東京都指定史跡です。 武蔵野台地は地表から水脈までの距離が長いが、地層が脆いため垂直に掘ることが出来ない。どのように対応したら良いのか?カタツムリの殻(マイマイ)のようにらせん状に下って、水脈との距離を縮めました。鎌倉時代に掘られたそうです。先人の英知は凄いものです。 このまいまいず井戸は羽村駅近くの五ノ神神社にあります。
It is a historic site designated by the Tokyo Metropolitan Government. The Musashino Plateau has a long distance from the surface to the water vein, but the stratum is fragile and cannot be dug vertically. What should I do? It spirals down like a snail shell (maimai) and shortens the distance to the water vein. It was dug during the Kamakura period. The wisdom of our ancestors is amazing. This Maimaizu Well is located at Gonokami Shrine near...
Read moreまいまいずとは、かたつむりのことで、井戸に向かって降りる通路の形がこれに似ているため名づけられたものである。この井戸は地元伝説では大同年間(八〇六〜八一〇)に創始されたものとしているが典拠はない。形態および板碑などの出土からみて、鎌倉時代の創建と推定される。さく井技術の未発達の時代に筒状井戸の彫りにくい砂礫層地帯に井戸を設ける必要から、このような形態をとるにいたったものである。おそらく、隣接の熊野神社(現在・五ノ神社)とともに村落の中心になって継続して使用されてきたものと思われる。 元文六年(一七四一)に、当時の五ノ神社の村中の協力で井戸普請が行われた記録があり、その後も数回修理されてきたが、昭和三十五年町営水道開設に伴い使用を停止した。 地表面での直径約一六メートル、深さ約四・三メートル、スリバチ状の窪地の中央に直径約一・二メートル、深さ五・九メートルの堀り井戸がある。地表面からは周壁を約二周して井戸に...
Read more羽村取水堰を見学しようと羽村駅を降りると、出口の案内にまいずまいず井戸という言葉がありました。小学校の社会の副読本にあった!と記憶がよみがえり、駅に近いということから寄ってみました。
駅から徒歩5分の五ノ神社の境内に井戸があります。交通の便が悪いところにあるというイメージがあったので、駅前にあるということで大変驚きました(青梅線ができる前は交通の便が悪いところだったのかもしれませんが)。
井戸を上から眺めると意外に浅いなあと思いました。教科書でみるととても深いとこにあるように見えたのですが。しかし、井戸の底まで下りて上を見上げると結構高さがあり、深さ4.3mとは思えなかったです。この井戸は鎌倉時代にできたといわれていますが、掘削だけでなく日常の水くみも相当大変だったんだろうなあと思いました。
祭祀の場所である神社と井戸が近いのは、水がとても重要だったんだろうなあと思...
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