昭和27年、サビエルの山口来訪 400年を記念して建てられたカトリック教会。
平成3年9月に火災により焼失してしまったが、平成10年4月に再建された。2本の高い塔を背負う斬新な形は、「水」「光」「テント」をモチーフにして建築されている。
天文18年 (1549年) 8月15日、イエズス会のフランシスコ・ザビエルが鹿児県に来着した。
ザビエルは、天文19年 (1550年) 8月に鹿児島から弟子を伴って肥前国平戸に来て、平戸の地で布教を開始した。
その後、平戸をあとにして都へと旅立ったザビエルは、途中の山口で 領主 大内義隆に謁見し、応仁の乱後の戦渦に荒廃した都よりも、時の実力者 大内氏の治める山口を宣教活動の候補地に考えた。
1550年 - 51年は、山口の「大内文化」が最後の輝きを映していた。
大内義隆は有力な大名の一人で、その主府 山口は文化的に京都と肩を並べ、中国や韓国との交流も盛んであった。
大内義隆は、ザビエル一行に宣教の許可を与え、住まいとして小さな寺院 大道寺を用意した。
ザビエルは初期のころ、市民からあまり知られていなかったので、街角で説教をすることにした。 その時に、平戸の白石出身の了斉という目の不自由な琵琶法師に会い、了斉の心は信仰の光に照らされた。 のちに了斉はザビエルの手から洗礼を受け、ロレンソと呼ばれた。 肥前出身のロレンソ了斉は、キリシタン時代の優れた伝道師となった。
ザビエルは教室を街角から大道寺に移し布教活動は充実した。
日本をあとに、インドに帰ったザビエルは、山口での宣教活動の雰囲気を以下のように述べている。
「思慮分別があり、自分の救霊にどの教えがよいかを知りたいと切望している人たちとともに 苦しむ労苦は、内心に大きな満足をもたらすもので、山口ではまさにそのような経験をしました。」
「私の生涯でこれほどの 霊的な満足感を受けたことは決してなかったと、心から言えると思います。」
豊後府内の沖ノ浜港に来たポルトガル船の船長は、大友義鎮 (後の宗麟) にザビエルの話を聴かせた。 ザビエルは、天文20年 (1551年) に豊後国府内 (現大分市) の大友義鎮に招かれ、好意を以て迎えられた。
大友義鎮は 1553年、豊後府内でのイエズス会の布教を認め、豊後を日本布教の一大拠点とした。また、天正6年 (1578年) 7月に受洗し、洗礼名をドン・フランシスコとした。
イエズス会のフランシスコ・ザビエルの日本における足跡をたどるには、ぜひ訪れておきたい場所である。
*サビエル記念聖堂、キリスト教資料展示館は、新型コロナウイルス対策のため臨時休館している。
*「ザビエル」と濁音で呼ばず、「サビエル」と呼ぶ理由について(公式HPを参照にさせていただきました)。
フランシスコ・サビエルは、スペイン北部のバスク地方の出身で、名前は「Javier」と綴り、スペイン語での発音は ”ハビエル” であるが、綴り通り読むと「ジャビエル」となる。 この「ジャ」が「シャ」となり、やがて「サ」となったのではないかという説がある。
あるいは、実際にはサビエルの綴りは「Xavier」が一般的で、この綴りをバスク地方では “シャビエル“...
Read more「200円」「フランシスコ・ザビエルが布教した地」「山口教会」「ザビエルの聖遺骨展示」「日本クリスマス発祥の地」 ザビエルが日本で初めてキリスト教の布教活動をした場所のひとつです。後任の同僚によって布教の拠点となった大道寺が、山口教会として再興、現在の記念聖堂へと歴史が繋がっています。当時はザビエルを記念してお城のような建物だったそうですが、焼失により再建されたのが現在の聖堂です。
館内にはザビエルの絵画の複製が多数展示されています。日本人が知っている絵は日本人絵師によるものですが、ヨーロッパのザビエルはイケメン揃いです。また、ザビエルの聖遺骨や聖遺品が展示されています。現代的なデザインのステンドグラスは聖書がテーマとなっています。また日本のキリスト教屏風絵の複製なども展示されています。ほとんど複製展示ですが、見どころはたくさんあります。
日本のキリスト教といえば無理解と弾圧の歴史であり、ザビエルの活動は困難を極めました。山口でも弾圧が激化し、その後信徒は萩市の紫福へ逃れました。それでも人口の10%が信者になったそうで、布教に成功した地といえるかもしれません。
大道寺があった場所は近所の「サビエル記念公園」で、日本のクリスマス発祥の地とされています。
【駐車場】十分な広さ 【バリアフリートイレ♿】まあまあの清潔感 【アクセシビリティ♿】車椅子貸出、盲導犬同伴可...
Read moreA igreja erguida como monumento em memória de S. Francisco Xavier é de estilo contemporânea. O seu interior é exterior estão repletos de simbolismo. A estrutura do templo faz recordar a tenda do tabernáculo, mencionada no Antigo Testamento. Os mármores importados de Itália dão ao ambão e ao altar um toque especial. O batistério faz recordar o batismo da Igreja primitiva. A capela do Santíssimo Sacramento é muito simples e digna, convidando à oração. A via sacra é lindíssima e o órgão de tubos uma...
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