久々にお邪魔しましたが、相変わらず美味しいですね！ 老婆心ながら・・ではありますが 〈熊本ラーメン〉始まりの味を 『こむらさき』さんで、ぜひご堪能いただきたいと思います。 ・・・ってな話は、ディープなラーメンフリークの方々には釈迦に説法ではありましょうがね。

〈熊本ラーメン〉そもそもの始まりは。 【白川大水害】により被災した後、次の事業を模索していた３名が。 『松葉軒』木村一氏 『こむらさき』山中安敏氏 『桂花』重光孝治氏➟後に『味千』開業

現在の九州〈白濁トンコツ〉ラーメンの祖。 〈久留米ラーメン〉『三九』が、玉名に出していた支店を訪れて感銘を受けた事により。 次の事業はラーメンだ！と考え始まった・・・

・・・と言う歴史。 お馴染みの話しだと思います～ （ちょいとググると〈熊本ラーメン〉に付いての情報には当たれますし） （『味千』さんのホームページにも詳しく掲載されておりますよ～）

（ところで！） （『松葉軒』さんこそ閉店されましたが、他の３店はいまだ健在と言うのは） （ある意味凄いことなのではナイでしょうか！）

実のところ 〈熊本ラーメン〉≒〈白濁トンコツラーメン〉 久留米⇨玉名⇨熊本　という伝播の歴史。 某ラーメン漫画にも、エピソードとして取り上げられました。

それ以前は（九州全体がそうなのですが）ラーメンはトンコツではあったものの、白濁・・・では無く。 しかも、あっさり系の味だったようですね・・・

ですので元々は〈久留米ラーメン〉の味で始まったのですが。 〈久留米ラーメン〉には無い。 よりインパクトのある味を求めて開祖の3人組の方々が改良した結実が。 ［ニンニクチップ］を加えた味〈熊本ラーメン〉だったと言う訳です。

そこからさらに新しい味として《マー油》を浮かべる〈熊本ラーメン〉が登場したのでした。

と言う事で、 伝統的〈熊本ラーメン〉は［マー油］では無くて［ニンニクチップ］なのですよ！

ニンニクチップは玉名にも伝わり、熊本‹系›ラーメンとしての特徴となってますね～

もっとも人吉辺りに行くと、歴史的に相良藩と言う細川藩熊本とは相容れないので。 ニンニクは基本使わない、ふつ〜うのトンコツラーメンですがね。

『こむらさき』さんは、その熊本ラーメン始まりの味を継承されるお店と言う事ですね。

Mapのクチコミを見させていただいてますと・・ 味が薄いとか・・インパクトが・・とか？

濃い味に、インパクト重視のニンニク使いこそが、本物の〈熊本ラーメン〉なぞと言われる方もおられるみたいでごさいますが・・

味は色々、感じ方々も色々・・・ 歴史にも色々・・・

あるのよ！色々！！ ≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒ 《熊本ラーメン》を代表するお店の一つですね。

『こむらさき』『桂花』『黒亭』『赤のれん』『味千』『天外天』『小太鼓』・・・ たくさんある、代名詞的ラーメン店。 （他にもまだ多くのお店はあると思いますが）

そのなかでも「老舗」と言われるお店です。

味としては現在主流となっている、 “濃厚豚骨スープ”に、 “ニンニク多め” “マー油”をバッチリ利かせた・・・ ではなく、比較的アッサリしていると思います。 （昔のスタンダードな《熊本ラーメン》のスタイルは、この“アッサリ目”なタイプだったようです）

『こむらさきさん』のラーメンは、現代的な“熊本ラーメン”では無く。 おっちゃん、おばちゃんに取っては、 “郷愁”を覚える《熊本のラーメン》・・・です。

昔ながらの『伝統的な熊本ラーメン』を食されたい方々には、選んでいただきたいお店だと思います。