草津での野暮用帰り、エイスクエア前を歩いていると、都会のようなガラス張りのカフェが現れた。緑と赤の補色ロゴマークで見覚えがある。そう、サイゼリアだ。「垢抜けたサイゼやなぁ」と思うと同時に「確かワインが一杯百円のはず」という記憶が重なり、気が付けばそのまま自動ドアに吸い寄せられていった。バイトと思しき若い兄ちゃんに席に案内されるやいなや「注文わかりますか」と聞かれた。立ち呑みなら、席に着くなり「赤星と刺身盛り合わせ」などとそらで言えるが、ここはサイゼだ。「混んでないのに、えらい急がせるなぁ」と思ったが「そうか。注文の仕方が分かりますか、という意味だ」と即時の理解。しかし、あまりに唐突のことで、一瞬「注文の仕方が分かるのか分からないのか」が分からなかった。そして、曖昧に頷いているうちに、兄ちゃんは行ってしまった。まぁ、いい。よく見ると、広い四人席テーブルには、スシローや王将のようにタッチパネルやタブレットがない。一方で、端には注文用紙とボールペンが立ててある。都会的な雰囲気とは真逆の超アナログだ。そういえば、ちょいと前にプレジデントか何かのビジネス雑誌で、「ほとんどがリピーターで、顧客親密性を高める接客は省けず、敢えてアナログ路線で行く」と読んだ記憶があった。そこで、注文用紙とボールペンに手を伸ばしメニューをめくると、料理の写真の下には料理名と値段と白抜きの番号が書いてある。ははーん、どうやら番号と個数を書くようだ。まずはともあれ、デカンタの赤ワイン1つでWN03と1と書いた。250mlなので2杯は飲めるナ。それにしても、税込200円とは嬉しい価格。続いて番号を書いて行く。柔らか青豆の温サラダ。これまた税込200円。そしてエスカルゴのオーブン焼き税込400円に、プチフォッカ税込150円の番号を書いた。何やらままごとをしているようで楽しい。ちなみに、店舗によってはQRコードを導入しているところもあり、自分のスマホが注文タブレットがわりになるそうな。とりあえず、呼び出しボタンを押し、先ほどの兄ちゃんがアナログ注文復唱確認。そして、iPadミニで雑誌を読もうとしているうちに、ほどなく赤ワインが出てきた。立ち呑みの瓶ビールや王将の餃子のように、さすがに秒では出てこないが、それでも一〜二分ほどだ。デキャンタの三分の一ほどをコップにそそぎ、まずは一人乾杯っ。ウマっ。思い返せば、とにかくこの日も忙しかった。一日中、走っていた気がする。そんな中で見つけたオアシスが最是、いやサイゼだったという訳だ。名古屋弁なら「最是りゃぁ」となろうか。ともあれ、企業...
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