美山かやぶきの里のはずれにある、ストイックバリバリの小さなパン屋さん。

愛車のスクーター(49cc)でのプチツーにて訪れた美山かやぶきの里。 その里でキモイおっさんの私が独りでウロウロしていると『米粉を使用したパン屋さん』的な標識？看板？の文字を発見！ ファッ！？しかもですよ、小麦粉ではなく、米粉ですと？ 体重(身長ではなく)178kgのワイ、パンと聞いてコレは行かなければデブとして沽券にかかわる！ …との思いに駆られ、看板に従い歩を進めました。

そこは智井八幡宮神社の近く。 里の外れの方だからでしょうか、何故かその近辺は全っ然、人っ子一人いねぇ…。 マジでこんな場所にベーカリーがあるのだろーか…と、心配になってきた矢先、バタバタとはためく『吉之丞』の旗が！

お店は民家風の外観で、入り口に半分シャッターのようなモノが下がっているうえ、周りに人気が無さ過ぎて… これホンマに営業してはるんけ？と不安になる、チキンハートなワイ。 でも意を決して突撃開始しました。

こぢんまりとした店内はウッディーな内装で統一されており、裸電球がぶら下がったりと懐かしさがある。 そこに小ぶりなパンたちが所狭しと並んでいます。 パンは十数種類くらいだろうか、一種類につき9個が、木製のカゴにお行儀よく並べられています。 そして驚いたのが価格。 なんと無農薬の米粉を使用しているとのことにも関わらず、高くても150円まで(食パンなどのデカいモノは除く)だということ。 な、なんだと…！？

というわけで、そそくさと可及的速やかにパン達を購入。 店主にお願いして店内を撮影させてもらった後、お店を後にしました。

そんなこんなで愛車(49ccスクーター)で60キロ離れた自宅まで戻ってきました。 その夜、一心不乱にパンを貪る私がいたのでした。

米粉のパンたちは購入から12時間ほど経過しているにも関わらず、モッチリムッチリしている。 小麦粉に比べると若干、甘味が少ないのかな？ でもフツーのベーカリーのパンは小麦粉の生地に甘味料を混ぜているのも珍しくないから一概には比較出来ない。 具材はそれほど多くはないけど、実に自然な味付け。 パンに入っているアンコなどもほんのり甘いくらいで、実に素朴で派手さは一切なし。 というより、素朴を通り越してストイックなレベル(笑)です。 でも優しい味で美味しい。 小麦粉アレルギーの方でもコチラのパンなら安心でのでは？

…しかしですよ、ワイは178キログラム(センチメートルではない)の小デブ。 ワイの好みは甘いモノは徹底的に甘く、しょっぱいモノは徹底的にしょっぱい、添加物たっぷりのジャンクフード。 そんな私には少々お上品すぎでした。

…とはいえ、今後も美山かやぶきの里に訪れた際にはこちらに寄り、全種類のパンを制覇してやるのが目標です。

あと、こちらは14時には閉店のようです。 ご注意をば。

ごっつぁんでした！