Kurosu

ラーメン屋さんとは思えないような綺麗な敷居から店内へ入ると正面に券売機があります。入金時からスタッフさんが横について下さり、質問があれば答えてくれます。ただ真横よりも1歩離れた所にいて下さる方が妙なプレッシャーは無いかと思っていましたが、コロナ禍ではディスタンスが保たれるようになったかも知れません。 チケットを手にすると席に案内されます。券売機を正面に見て右手側がカウンターで、左側はテーブル席です。 カウンター上には全席おしぼりとグラスが配置されております。カウンターの下には荷物用の籠が用意してあります。 アレルギーの有無を聞いて下さるという気配りも有ります。 初来店の際に、LINEで友達登録をすると煮卵の半分が無料トッピングされると案内され、出されたQRコードで登録しました。 店内は木の温もりが感じられて明るく綺麗で、最近の流行りな感じで女性一人でも入りやすいです。

〇鶏煮込み塩らーめん ￥790 5分程で着丼しました。青ネギ・白ネギ・タマネギ・揚げタマネギに3枚の鶏チャーシュー、無料の煮卵半分がトッピング。揚げタマネギのクニャクニャした食感はマイナス点に感じました。 よくかき混ぜてから食べて下さいと言われ、レンゲの向きが左手で取れるように配置されている事に納得です。 天下一品のこってりとスープの見た目やとろみが似ています。鶏の旨味が物凄く凝縮されているのは種鶏ガラだけをじっくり煮込んでいるからでしょうか。 全粒粉の太麺はツルツルモチモチで歯切れがかなり心地良く、噛む度に食事が楽しくなってきます！更に長さがあって白濁スープからいつまでも出て来て絡みも程良く、量云々ではなく食べ応えが有ります。 麺が抜群、スープも満足、スープに丁度良い具合のトッピングでトータルバランスも良いです。 スープを飲もうと丼持ち上げると、その重厚感に驚きました。底が分厚くて、麺完食後も熱さがほぼ変わらずでスープの保温に役立っていたようです。これは全国初の漆塗りガラス食器とのことで見た目もかっこいいです。 帰りはラーメン屋では非常に珍しくドアも開けて下さり、美味しかったですとお伝えするとスタッフの方が気を抜いていたのか、こちらこそですと仰っていました。

〇鶏煮込み醤油らーめん ￥790 かえしが醤油ダレということ以外は鶏煮込み塩らーめんと一緒です。 スープが変わることによりあの渾然一体さの感動が無くなってしまい、普通に美味しいだけのラーメンの印象になりました。 もう少し醤油の濃さが薄めの方が個人的に好きです。

〇スパイスカレーらーめん ￥850 スープ：カレーうどんよりもスパイス強いです。鶏の出汁も入っていたのか強めのスパイスを包み込んでまろやかにしていました。 麺：スパイスが煉り込まれているのでしょうか。極細麺でスープが絡みやすいです。 トッピング：煮卵半分・牛コマ切れ・万能ネギですが、それぞれ２倍程度あれば物足りなさを感じなかったかなと思います。 Total：渾然一体感が無く、それぞれがバラバラに主張しています。それでも、それぞれに弱点はあってもそれなりには美味しく頂けました。 紙エプロンも合わせて提供して頂けました。

〇うま辛坦坦らーめん ￥890 ☆スープ：鶏煮込み白湯と鶏清湯のＷスープがよく主張しているので、一般の坦々麺のような最初にガツンと豆板醤・練りゴマ・山椒が口に広がる事が無く、素直に旨味のあるスープが流れ込んできて驚きを感じます。更に、ほのかに白ゴマ(芝麻醤ではなく練りゴマ)の風味や四川漢源山椒の香りが奥からゆっくりと迫ってくるように出てきて誤魔化していない美味しさがしっかりと感じられます。麺に絡まった時に最も渾然一体となる様に計算されているであろう配合で、一啜りした瞬間に期待が非常に高まりました。 ☆麺：細ちぢれ麺は主張し過ぎずスープを美味しく飲む為のアシストになれているという、最優秀助演賞なイメージです。 ☆トッピング：肉味噌は粗めで食べ応えがあり、青ネギにすりゴマ、煮卵ハーフは味付けが控えめでスープによく合います。 total：レンゲがオタマサイズで掻き混ぜやすいです。最初は上澄みを啜ってから、麺を食べ、全体をよく掻き混ぜると底に練りゴマが大量に配置されており、スープの雰囲気が一気に変わり違う顔が本来のこの丼の顔なのかと知らされます。完汁するまでくどさや嫌味が一切なく、手が止まらずに一気に食べ進めていき、麺を半分食べた所で煮卵を食べてからガーリックを加え、後ほど更に辣油を入れました。 12時過ぎに来店しました。22分で着丼です。客入り8割程でした。 券売機前にて、混んでいる為に提供まで時間が掛かる旨を伝えられたので了承し、着席時にも再度伝えて下さいました。苦手やアレルギーを聞かれ、追加有ればお席でどうぞの一言もあります。