<再訪> 本牧家 本店の店主引退・閉業の衝撃と煽りを受け、首都圏に現存する歴史系、 独立系、壱系・オリジナル系の銘老舗を独断・厳選、再検証も兼ね定期観測巡礼。 家系ラーメン界に名を残す現役レジェンドの銘老舗を再巡礼・再レビュー。
1992年創業『家系ラーメン 近藤家 本店』さんに再訪。
家系ラーメン界において現役で厨房に立たれている店主・創業者は、 此方の近藤健一店主と『本牧家 本店』松村店主の最長35年選手。 但し、松村店主は残念ながら5月7日をもって引退される事が決まったので、 以降、近藤店主が家系ラーメン界の現役最年長レジェンドという事になる。
入店。相変わらず ザ・職人!的な厳つい近藤店主w と、今回は復帰された美人ママさんが厨房に! (お弟子さんは独立?) と、ホールはこれまた美人な娘さん(かな?)、 の計3オペ。
[ラーメン … 800円] 2ndレビューの今回は、近藤店主お薦め!「やわらかめ」を初コール! 着丼。毎度の海苔被せスタイル!
・スープ(正油味の濃さ:ふつう / スープのあぶらの量:不可) 今回は、鶏がやや多目に感じ、豚骨のボディ、 正油共に甘美であっさりとした熱々スープ。 そこに毎度普通でも多目な鶏油がトロ~っと 濃厚オイリーな口当たり。
・麺(酒井製麺 / 麺のゆでかげん:やわらかめ) 酒井製の短尺平打ち中太麺。 前回の極太に比べ太さは普通。 初の「やわらかめ」は、ツルツルモチモチ!香りも良い! 今回の甘美あっさりスープに良く合っています。
・トッピング 今回のチャーシューは、大判でムチッとした肉感が堪らない肩ロース。 ほうれん草は、コリコリな歯応え! 薬味の長ネギは、少々。 のりは、熱々オイリーなスープに馴染むも溶けはしないタイプ。
今回は、総じていつもの様な重厚感みたいなものは少なかった印象。 平塚の矢口家さん、堀ノ内の萬家さん、港北のうりゅうさん 等、此方の出身店を 思わせる、俗に言う “介一家系” の、甘美であっさりマイルドな一杯でした。 ひょっとして「麺:やわらかめ」に合わせてスープもあっさりバランスに? 考え過ぎ?w
P.S. 近藤店主が麺上げ中、頻りに腕を気にされていたのが気になりました..。 松村店主引退の一件で、過敏に反応してしまう私..。
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― 家系総本山吉村家直系誕生以前(1998年迄)の本流店巡礼 ― 本日は、家系の始祖 吉村実氏の元直弟子、1親等に当たるレジェンド店であり、本牧家、六角家 に次ぐ歴史系で、家系本来(新杉田時代の吉村家)の味を守り続けるレジェンド、近藤健一氏の『家系ラーメン 近藤家 本店』さんへ。
[ラーメン … 750円] とりあえずのデフォ・全部普通コール!
・スープ(正油味の濃さ:ふつう / あぶらの量:ふつう) “間違いない! King of Classic IEK!!” カエシ、豚骨・鶏ガラ出汁の超絶絶妙バランス!! どれ一つとして尖ってくるものは無く、中域くらいの 優しい味わいとどっしりとしたコク・旨味のバランスが絶妙! 鶏油は「ふつう」でも口内がま~ったりするほど多め! 故に下のスープはいつまでも熱々!! 隠し味の山梨産“桃エキス”は…正直今回も良く分かりませんでしたw
・麺(酒井製麺 / ゆでかげん:ふつう) 酒井を使用しているお店では珍しい短尺の極太麺。 日吉にある『らすた』の染谷製特注極太麺を想起させる様な圧倒的食感! こんな酒井製の極太麺を使っているのはココくらいかな?
・トッピング チャーシューは、ギュッと引き締まった肉感で食べ応えのある肩ロース。 かなりの大判・厚目カット! 適度な脂身もあり大満足!!! ほうれん草は、生タイプで新鮮な香りとコリコリの食感が良い! のりは、油でしっかりコーティングされたようなタイプ。 鶏油多目のスープにも負けません!w
流石、吉村実氏に認められた数少ないレジェンド! 私にとっての1st家系、'98年頃の新杉田時代の吉村家を想起させるような一杯でした!!
☆IWGP (IEK Wars Genesis Pedigree) ストロングスタイル系譜のレスラーに例えるなら… 横濱家、介一家と、図らずも(?) 家系ラーメンを世間一般的に広めた功績は、正に 伝説の虎:初代タイガーマスク...
Read more2022年2月再訪 平日の11時再訪
ちょうど開店時間に伺いました。 並びはほぼなしですが、開店後に続々と来客です が、適度に繁盛(混みすぎないところ)が有難いです。 他の有名店(直系など)は並びが当たり前なので、気軽に行けません。
味はいつもと変わらず、絶品です。 改めてクラシックの頂点を堪能できました。 独自の進化を遂げる店の数々の中で、原点の味を維持し続けるのは簡単ではないと思います。 )カエシの濃さや豚骨のパンチ力を求めるなら他の店に行けば良い) ライスと合わせて食べることを前提とした濃さのカエシは行きすぎだと思います。
S 不在 A+ 杉田家 A 厚木家、吉村家 B 末廣家、近藤家、王道家(柏)、王道家(東京) C 田上家、寿々㐂家、どんとこいや、輝綱家、あさが家、飛粋、環二家(蒲田) D 輝道家、武蔵家(新中野)、武道家(早稲田、中野)、つばさ家、五丁目ハウス、環二家(本店) E 武蔵家(吉祥寺)、黄金家、見田家
2021年11月再訪 平日の13時頃訪問 店内はちょうど満席の混みようで、活気がある感じです。
今回はキャベチャーと中盛チャーシューメンを注文。 味は安定のクラシックです、一口目の印象が独特で、やさしい味わい(一言で言うと薄い)と感じた後に、コクのある味わいが届きます。 はじめが薄い分、相対的に強いトンコツ感を味わうことができます。
この辺が、いきなりキレ(要はしょっぱい)のある 味で攻めてくる直系との違いです。
元がバランス型の分、味変も楽しめます。 ただ、麺が今回はやわらかめで出てきたのが残念でした。
2021年8月訪問
派生系の家系のみならず、直系店も進化を続ける中、新杉田時代の吉村家(に近い味)を出し続ける店があると言うことで、伺いました。
お盆期間中の平日13時頃に伺いましたが、待ちはなくすんなり入店できました。
換気もしっかりされており、安心して食事できます。 特徴的な、平置きされた海苔、ネットで見かける昔の吉村家の置き方ですね。
肝心の味はというと、旨いです!
アッサリめのトンコツに、適量のかえしで、毎日食べられる、安定の味です。
系統としては寿々㐂家⇒本牧家と先祖返りしていくような感覚です。
骨粉が沈殿するほどの濃度、米と一緒に食べることを前提としたようなかえしに慣れた舌だと、薄く感じるかもしれませんが、決してガラの量や炊きが不足しているという訳ではないです。
個人的には味濃いめがライスとのバランスも良く感じまして、おすすめです。
S 杉田家 A 厚木家、吉村家 B 末廣家、王道家(柏) C 王道家(東京)、田上家、寿々㐂家、どんとこいや、輝綱家、あさが家、近藤家、飛粋、環二家(蒲田) D 輝道家、武蔵家(新中野)、武道家(早稲田、中野)、つばさ家、五丁目ハウス、環二家(本店) E...
Read more☆近藤家☆
久しぶりにこちらへ。 近藤家と言えば店主は吉村家さんの出身ですね。
介一家や横濱家などを立ち上げた 家系の歴史を語る上では外せない方です。
六角家の社長ともつながりは深いでしょうが 個人的には六角家系譜との認識はしていません。
ラーメン+海苔増しを。 麺硬めでお願いしました。
厨房内には大寸胴2つと中寸胴が2つ。 もちろんスープはしっかり炊いていますが、 豚骨臭などはしません。 酒井の杉印の古びた麺箱があり 麺は平ザルで上げています。
スープはバランス型ど真ん中です。 鶏油は多めに浮いていて黄色い層が… 香りがいいですね。
粘度のないスープはサラっとしててキレイな色をしています。 豚骨の香りがいいですね。獣感などもありません。 ライトなバランスなんだけど、 出汁感はしっかりと感じられて とても旨味のあるスープ。 醤油感はこのスープにちょうどいい強さです。
うん。お世辞抜きに本当に美味しい。
パンチはないけどクセがなく、いくらでも飲めちゃうような美味しいスープです。 これは嫌いな方はいないでしょう♪
酒井の麺は中太でウェーブして短め。 茹で加減は普通寄りで提供されました。 ツルっとしててモッチリした食感。 このスープとの相性は文句なしです。 もっと食べたいくらいあっという間に無くなっちゃいました。
チャーシューはモモでした。 割と大きめでしたが厚さは薄め。 そのせいでしっとりしていました。 柔らかくモモらしい食感で、味付けは控えめでした。
ほうれん草は量は普通。 柔らかめでしたが本来の味わいがしました。 鶏油をよく吸って美味しいかったです。
海苔増しは6枚。 黒っぽい海苔は、大きさや厚さは普通。 着丼して時間が経つとフニャフニャになっていましたが スープに浸しても強め。 厚みはそうでもないのにしっかりした食感の海苔で 風味はまあまあ良かったです。
薬味のネギは先入れの輪切りが少なめで主張しません。
うん。美味しかった♪ 全体的に控えめで優しい味わいだけど、 バランスの良さは非の打ちどころがありません。
最近の直系みたいなしょっぱめなのもいいけど、 このクラシックな家系もいいですね。
六角家や本牧家ともまた少し違う1杯は 色々な想いを馳せながら、最後まで楽しく味わうことが出来ました。
貫禄があって元気のいい店主の雰囲気も良いですし やはり名店だと思います。
また、たまに来たいですね。...
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