会津若松を訪れたときに立ち寄った「蚕養国神社(こがいくにじんじゃ)」は、私にとってとても印象的な場所でした。読み方も独特で、初めて聞いたときはまったく想像できなかったのですが、日本に一つしかない珍しい名前の神社だそうです。創建は平安時代初期、弘仁二年(811年)と伝わり、養蚕業の振興と深い関わりを持つとされていて、古くから会津の人々を見守ってきた歴史あるお社です。
鳥居をくぐった瞬間、町のざわめきから一気に切り離されたような静けさが広がり、空気が澄んでいるのを感じました。境内には栃や欅など大きな木々が立ち並び、特に目を引いたのは「峰張桜」と呼ばれる樹齢千年を超えるといわれる御神木の桜です。落雷で傷を負いながらも毎年花を咲かせる姿は、まさに生命力の象徴のようで、その前に立つと自然に背筋が伸びました。
御朱印をいただくために社務所を訪れると、若い神職の方や巫女さんが丁寧に対応してくださり、静かな境内に柔らかな雰囲気を添えていました。特に目の前で朱印を押して筆を走らせる姿はとても力強く、ありがたい気持ちになります。御朱印には、日本固有種の蚕「小石丸」の繭や成虫が意匠として取り入れられていて、養蚕と神社の深い縁を物語っていました。その横で、社務所のカウンターにちょこんと座っていた大きな茶トラ猫が、まるで招き猫のように参拝者を和ませていたのも忘れられない光景です。
境内はそれほど広くはありませんが、きちんと掃き清められていて、訪れる人を迎える気持ちが感じられます。会津若松駅から徒歩10分ほどという立地ながら、参道に足を踏み入れると都会の音がすっと消え、木々のざわめきや小鳥の声だけが聞こえるのが不思議でした。車で訪れる際には駐車場が少し分かりにくく、一方通行が多いので注意が必要ですが、それもまた城下町としての会津の歴史の名残だと教えていただきました。
御祭神は五穀や繭を生み出したとされる女神や太陽神で、古くから子授けや安産、初宮詣、七五三など子どもに関わる祈願も多いとのこと。ちょうど私が訪れたときも、お宮参りのご家族や七五三の前撮りをする親子がいて、厳かな雰囲気の中に柔らかい笑顔が広がっていました。
また、蚕養国神社では会津若松のシンボルでもある鶴ヶ城稲荷神社の御朱印も一緒に受けられるとのことで、旅の記念に両方いただきました。御朱印待ちの番号札が会津名物の花札をモチーフにしたデザインで、とてもユニーク。渡された札をお守りのように持ち帰りたくなるほど可愛らしく、ちょっとした遊び心も嬉しかったです。
例大祭や夏越の大祓といった年中行事も大切に守られているそうで、8月1日の例大祭では神楽殿で御神楽が奉納され、屋台も並び賑やかな雰囲気になるとのこと。私が訪れた日は静かな境内でしたが、地元の人々に受け継がれる祭りの情景を想像すると、また別の季節に訪れてみたくなります。
短い時間の滞在でしたが、この神社には「ここでしか味わえない特別な空気」が確かにありました。お蚕様を祀る唯一の神社としての誇り、千年の桜が語る歴史、そして今も変わらず地域に寄り添う優しさ。旅行者の私にとっても、深呼吸するだけで心が洗われるような場所でした。会津に行かれる方には、鶴ヶ城と合わせてぜひ立...
Read more福島県会津若松市に鎮座する蚕養国神社鳥居を潜れば木々の大きさからか神聖さが伝わって来ます、神社の本殿、拝殿の重厚さ、他の幣殿、神饌所、神楽殿等、樹齢1,000年以上の峰張桜、素晴らしい神社でした、どの様な神社か引用を用いて調べて見ました、社伝では、弘仁2年(811年)の創建という、延喜式神名帳では、この蚕養国神社以外に社名を「蚕養国」とする官社はなく、この社名は当社が唯一のものになる社名に見えるように蚕養国神社の創建には養蚕業が関係すると考えられているが、会津で養蚕を盛んにしようとする中央政府の政策のために祀られるようになったと見る説が挙げられている、伊勢・三河・相模・近江・丹波・但馬等の国の婦女2人ずつを陸奥国に遣わして2年間養蚕技術を教えさせたという、この蚕養国神社について国史に記載は見えないが、社伝では承和年間(834年-848年)に陸奥・出羽国按察使兼鎮守府将軍の藤原富士麻呂の奏上により官社に列したというほか、寛弘7年(1011年)には県令の石部少将道秀らによって社殿が創設されたという[1]。その後、兵火により社殿を焼失し衰退するが、会津藩初代藩主の保科正之によって復興され、社殿造営と社領20石の安堵を得た[さらに寛保3年(1743年)には神階が正一位に進み、文化4年(1807年)には火災によって社殿を焼失したが、文政2年(1819年)に8代藩主の松平容敬によって再建されたという、歴史的建造物、仏閣、神社巡り、パワースポット、福島県会津若松市観光、御朱印集め等好...
Read more風っこ只見夏休み号で只見線全線乗車の旅を計画し、せっかくだからと会津若松で1泊し、猪苗代&新白河で白河関観光。 近くのホテルだったので、前回前年の冬に訪れ、このクチコミに丁寧にも返信いただいたとおり、夏の当社に参拝。
♯20230723 ♯只見線乗車の旅 ♯猪苗代白河関観光 1日目:小出駅→只見駅→(会津若松駅→宿泊施設)→蚕養國神社 »»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»» 今回は日本100名城のうち会津若松城&会津鉄道乗車の旅。 初めての会津。 青春18切符で行くと安く済むが、行き帰りで時間を要し一日ではゆったり回れず、また往復が同路線になって一筆書きにならないので、たぶん今後乗ることはなかろう会津鉄道を利用することに。 ただ限られた時間で会津若松城だけではもったいないので陸奥国二宮伊佐須美神社と、日本全国唯一名の式内社である当社を訪ねる。 2022年12月寒波による豪雪翌日、到着したときは既に路面も現れ歩行に支障なく、会津若松駅より徒歩13分。 いまは町の鎮守なのだろうが、東北地域に時の大和政権が養蚕業を根付かせようとの思惑があったのではとのこと。 雪化粧が残った雲一つない青空、空気も冷たく張り詰めた気持ちになっているところ、地元の方々が御札を貰いに来ている雰囲気、来て良かった。
#20221226 #会津観光 (春日部駅→会津田島駅→...
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