建物は、1933年（昭和8年）に建設された鉄筋コンクリート造・3階建　旧尼崎市立高等女学校（現・尼崎市立尼崎高等学校）の校舎で、その後2005年（平成17年）まで城内中学校（移転統合により尼崎市立成良中学校へ変更）として使用されていたものだそうで、モダンな趣のある建物で歴史を感じます。

2020 10 10 に開館する以前は「尼崎市立文化財収蔵庫」という名称で一般公開していたそうで、2018年から建物のリニューアル工事を行い、文化財収蔵庫と地域研究史料館の機能を統合したとのこと。

展示以外の機能として1Fに事務室と埋蔵文化財関連の作業室、3Fに展示学習室・体験学習室がありました。

玄関ホールでは映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」や映画『焼肉ドラゴン』で撮影に利用された旨の紹介がされていました。

２Ｆの常設展示室では、古代～近代までの尼崎の各時代の歴史が、３Ｆでは戦災、自然災害、公害問題などを乗り越えてきた尼崎の現代史を伝えています。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』では、建物外観が「凡天堂病院」の設定で撮影に使用されたそうで、映画で使用された看板などが譲り受けられ展示されていました。

尼崎城へ行くために周辺を調べていた時にこちらの施設を知り、駐車場が一日最大600円と尼崎城の駐車場よりも安く停められることを知りここに車を停めさせて貰い、尼崎を歩いてきました。

これだけ内容が充実した施設が無料開放されていて驚きです。 尼崎城の資料もたくさんあったので、ここで勉強してから行けたのは良かったと思います。