静岡県富士市松岡に境内を構える『福寿山瑞林寺』と云う黄檗宗寺院です。 寺伝によれば1674年当時この地を治めて居た古郡文左衛門が鉄牛禅師を招き開創した寺院と伝わるお寺。 ご本尊の木造地蔵菩薩坐像は平安末期の作と伝わり国の重要文化財に指定され、伽藍を構成する鐘楼と山門は富士市の有形文化財に指定されて居る様です。 寺院境内は異国風な珍しい寺院建築が拝見可能です、参拝時法要があった様で墓前で合掌された方が居られました 境内に建つ毘沙門堂には十二支の彫刻が彫られ探...
Read more禅宗の一派である黄檗宗のお寺。 黄檗希運と言う中国から来たお坊さんが開祖なので、お経を北京語で発音したりと日本の仏教とは違った面も見られる。 親戚の菩提寺なので物心ついた頃から親に連れられて墓参りに行っていたが、墓参りの度に気になっていたのが墓地の一画を埋める古いお墓の数々で、後に調べてみると富士川の水害を防ぐ為に活躍した古郡家のお墓である事が分かった。 古郡氏は、江戸時代初期に雁堤(かりがねづつみ)と呼ばれる堤防を築いた地元の有力者で、富士市では英...
Read more江戸時代中期に雁堤を築いた古郡重年の請願で鉄牛禅師が開山した黄檗宗のお寺とのことである。 国の重要文化財に指定されたという、本尊の木像地蔵菩薩座像は康慶(運慶の父)の作とのことであるが、康慶といえば奈良の興福寺の仏像群で有名であり、平安時代末期 -...
Read more