2022(令和4年)2/16 14:00~

竹島には元々橋がなく12年に一度の御開帳の時だけ臨時に木橋が渡されていました。それから後に郡保勝改善会の鈴木平吉氏を中心に永代橋を架ける調査をしているの滝信四郎氏（たきのぶしろう）が橋の寄進を思い立ち当時の町当局（町長中川甚五郎・助役大村賢次）へ橋の寄進を申し出ました。滝氏は私費で架橋して蒲郡町に寄付したのです。そして橋が渡された事により観光客が激増。周囲の幹線道路や観光事業などの開発が進められました。

昭和6年9月、施工費31,700円で着工 昭和7年4月20日渡橋式挙行 施工者、小原善太郎氏 全長416.90ｍ 幅員4.12ｍ

時は進み昭和28年の台風13号、そして昭和34年の伊勢湾台風により竹島橋は多大な損害を受けました。その被害は橋南側の四連が流出し落下します。しかしこのままでは観光にも影響を与えるのでかなりのスピードで修理され昭和35年4月1日には完成し渡橋式が行われました。

伊勢湾台風等による沿岸の被害を最小限に食い止めるため昭愛知県の海岸線では昭和35年末年始より防波堤の工事が進められる。その防波堤の建設の為に海岸線が埋め立てられ竹島橋の全長が短くなりました。

昭和61年2月13日新竹島橋完成。 全長387.3ｍ 幅員4.3ｍ 手すりは軽合金製 橋の両側には約20ｍごとに40基の水銀灯が設置されました。

この様に様々な苦難を乗り越えた竹島橋は現在は“縁結びの橋”と呼ばれています。そして夫婦やカップルで橋を渡ると縁起が良いとされているようですね。

ざっくりと竹島橋の建設からの流れを振り返って見ましたが現在の姿は昔の苦難の時代を微塵も感じさせない威風堂々とした姿を魅せてくれてますね。

この姿を損なわずに後世に伝えて行きたいですね。