YAMAHAのこれまでとこれからを展示する企業内博物館。それがここイノベーションロードだ。
平日と土曜に開館している。入館料は無料。ただし予約は必須。専用サイトか電話で。専用サイトだと開館日がわかるため便利。ただし館内ガイドツアーは電話のみの受付なので注意が必要だ。今回はネットで来館予約、館内ガイドツアーを電話で予約した。館内ガイドツアーは職員さんが館内の展示を一緒に回りつつ解説してくれる、約1時間のツアーだ。予約枠2時間中の1時間。長く感じるかもしれないが、実際だとまったくそんなことはなかった。アラカルトな解説なのにあっという間。それだけ見どころ、聴きどころの多いものなのである。
さて、数年ぶりの来訪である。楽しみでならない気持ちは心にしまっておき、門を越え守衛室でまずは入館証をもらう。いや、その前に足下を見てもらいたい。門から守衛室までのあいだに横断歩道があるのだが、なんとピアノの鍵盤柄である。すでに楽器メーカーの本気を見せつけられているなと思いながら守衛室の窓口に行き、何時に予約の〇〇です、と名前を伝える。入館証は敷地内にいる場合は常に見える位置に。ネックストラップが付いてるから首から下げておくのが良い。伺ったのは2025/11/1(土)。本日は予約された方のみとの貼り紙があった。多分予約なしでも来る方がいるのだろう。土曜だから混むというのもあるだろうが、やはり予約大事。
いざ建屋に入る。 いつか、浜松駅の新幹線改札を越えたところに展示されていたシロクマの親子が、今日も静かに寝ている。平和そうで良い。それを見つつ右手の受付で改めて来館の手続きをしよう。館内ガイドツアーの申込をしていることも伝え、ネックストラップ付ツアーの参加証も受け取る。
時間になり、フロアに足を踏み入れる。 入口からすぐの広い空間にはYAMAHAのコンセプトを表す2種類の楽器、6台が展示されている(楽器を体感したい逸る気持ちを抑えて、まずは理念を読んでいくのがいい)。その向こうには鍵盤、弦、管、打楽器類を主に展示している。試奏できるものも多いので歩みが遅くなる。鍵盤を押す。音が鳴る。弦を爪弾く。澄んだ音色が響く。それだけでも楽しく思えるから不思議だ。 特に、出入口側から見て一番手前にあるフルサイズのコンサートピアノ、CFX。大変拙い演奏でも、何かこう、頑張れと背中を押してくれるような音が響いて心が震えた。きっとステージの演奏家はこうやって楽器からも力をもらっており、存分に実力を発揮して弾いているに違いない。そんな音に感じた。好き。 素晴らしいピアノの数々の音に酔いしれ、デジタル鍵盤楽器の未来感のあるサウンドにニンマリと笑い、アナログの音の海を泳ぎ、味わう。楽器メーカーの博物館であることをしみじみ感じ入る。
視点を変えて、出入口から見て左側の壁から時計回りに見ていけば、実際の楽器を分解して展示しつつその構造がわかりやすく解説されており、奥に行けば触って操作ができるデジタルライブラリー、最奥には企業のロードマップがずらりと描かれている。右側の壁の実際に開発されたものが収められている様は壮観と言っていい。木製のプロペラとスキー板もある。バイクもある。湯船は二度見する。 フロア奥にあるスーパーサラウンドシアターでは時間によって上映されているものが違うが、一様に、その音に包まれる感じ、迫力は大変すごいので味わっていただきたい。壮大なドレミファソーラファミ!レ!ド!に心が躍った。ただ、ワイドスクリーンの映像の動きで酔う人がいるかもしれないのでそこはちょっと気をつけてもらいたいところ。 壁伝いに入口近くまできたら、今度は開発関係の展示がある空間に赴く。今回は中央で企画展『自動演奏ピアノのふしぎ』が展示されている。自動演奏の仕組みについて丁寧にわかりやすく解説されていた。実際に自動演奏ピアノに自分の演奏を記憶させ、演奏されているところを見ることも可能だった(ミスタッチもしっかり再現されるこの誤魔化しの効かない正確さは頭を抱えるが癖になる)。 その奥には音響機器の展示。みんな大好きツマミの世界と、お世話になっている人も多い通信機器、バーチャルステージ(演奏の映像が流れつつ、楽器が自動演奏される)もある。見学枠は2時間なのだが興味があるからか全然足りない。もうずっといたい。ここのうちの子になりたい(やめなさい)。
館内ガイドツアーについては前述しているが、付け加えておくと、職員さんがピアノの音の違いを弾き比べしてくださったり、とても古い足踏みオルガンをふみふみしながら弾いてくださったりした。大変良い。 ツアーは予約枠12:30からのところで13時から1時間だった。つまり前後30分は自由時間。13時ちょっと前に出入口から出てシロクマさんのところに改めて集合する。ツアー後の30分でツアーで気になったものをさらに自身で深掘りできるのはいいと思う。ただしやはり2時間だと全然足りないので、また行かなければならないなと心底思う。
出入口のところには来場者アンケートがある。QRで読んでぽちぽち答えていこう。送信後の画面を受付で見せるとクリアファイルがもらえたりする。シンプルにロゴ入りのみなので仕事でも使いやすいのはありがたい。 ちなみにオリジナルグッズもある。ボールペンを持っているが木の軸がしっとり手に合って書きやすい。良い。クリップや付せんもあるので来館の際には要チェックである。
今回は特別展示を見るのが主目的だったが、館内ガイドツアーも頼んで良かった。楽しかった。特別展示は不定期開催なので、Xやサイトをまめに見て面白そうな展示をやってたら迷わず行くしかないなと思っ...
Read moreA really interesting and well equipped review of all that is Yamaha. The ability to try many of the instruments a real plus point. I have always wanted to play a Marimba for example and which pianist would turn down the opportunity to play a Yamaha concert grand. Not all great though for example drums not well covered at all. Finally some issues for international visitors. The audio guide had some missing and mis labelled English files and the final guest survey has clearly not been tested properly as many questions labels are just in Japanese. For me this lack of quality was a disappointment. Overall enjoyed the...
Read moreGot turned away and was told we need a reservation!!? Some reviews here mentioned NOT needing a reservation and this was not this obvious from their website. Gate folks said they were full even though a larger party than ours (of two people) were checking out as we were discussing with them; such is policy apparently: no reservation, no entrance. I rarely review negatively on the substance of things outside of the actual venue merits but making a special trek out there fruitlessly needs to be factored into the overall null experience. Perhaps this has been a change due to the height of...
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