Saisei-ji — Attraction in Ito

創建は鎌倉時代初期で、江間小四郎と八重姫の発願により開基されたと伝えられています。八重姫は、源頼朝との間にもうけた千鶴丸を父親である伊東祐親によって殺され、その菩提を弔うために建立されたとのことです。その時の寺の名前は西成寺で真言宗であったそうです。 また、境内には伊東家のお墓があります。こちらのお墓は元々東光寺にあったそうですが、東光寺は伊東氏の衰えと共に、江戸時代末期には廃寺となったため、一族の宝篋印塔や五輪塔など１０基が東林寺を経て最誓寺に移されたそうです。伊東家の墓は伊東の歴史を語る貴重なものとして昭和３４年（１９５９年）に伊東市指定史跡に指定されています。 八重姫には、源頼朝との仲を裂かれ、千鶴丸も失った後、身を投げたという伝説も真珠院に残されていますが、こちらの最誓寺には、八重姫が奉納した千鶴丸地蔵菩薩像が安置されているそうです。近くの音無神社では源頼朝との逢瀬の伝説や対岸にはその逢瀬のために頼朝が日暮れを待ったとの云われのある日暮八幡神社の伝説があります。八重姫には思い出の地で余生を...

▼このお寺は、この北条義時とされる江間小四郎と八重姫の立願によって、亡き千鶴丸の菩提を弔うために建てられたとされています。 ▼建てられた当時は同じ「さいせいじ」でも西成寺との名前だったようです。 ▼ただ、「曾我物語」に出てくる江間小四郎は、実は義時ではないというのが通説です。 ▼本堂には、八重姫が奉納したという千鶴丸地蔵菩...

135号線車の多い通りの角にこの最誓寺の山門がある。なかなか重く趣のある造りの山門を抜け左手にこの地の歴史に名を馳せた伊藤家歴代の墓が並ぶ。やはり古刹のおてらであることがわかる。 山号、宝珠山、曹洞宗、阿弥陀如来像を祀り、八重、頼朝の子、千鶴丸の地蔵...