外観、内観ともに新しく綺麗であるが、展示室は狭い。
常設展示は下関の歴史の超ダイジェスト版という感じでボリュームがかなり少ないので、それぞれの時代を詳しく知りたいという人は物足りなく感じると思う。
来館当時は弥生時代、古墳時代といった古代の資料の展示は皆無だったのでそれらを期待している場合は、「下関考古学博物館」に行くことをオススメします。 歴史博物館を名乗るのなら、全ての歴史を扱って欲しい。
展示内容は書画が多く、それらに興味の無い方はすぐに見終わってしまうように思う。どちらかと言う幕末が好きな方向けの施設。唯一良かった展示は複製だが「徳川家光の梟図」があったところ。
歴史博物館という名称だが、展示内容とボリュームから郷土資料館レベルといった感じ。立派な施設だけに、もったいなく感じた。
中庭にある幕末の志士のオブジェは当館の目玉の1つかも知れないが、オブジェの展示スペースが広過ぎ。このスペースがあるのなら常設展示、企画展のスペースを広げ、もっと内容の濃い展示を目指すべき。
施設運営費や資料の保管に費用が掛かるのは理解できるが、この内容とボリュームで210円+駐料金は高め。駐車料金も取るので、観光の方は隣接する「功山寺」とセットでの来館をオススメします。
展示内容の刷新と見せ方、施設の在り方を再検討して文化財の理解...
Read more下関の歴史を紹介する博物館。2016年に現在地に移転開館した新しい建物です。
日本の歴史において、下関が表舞台に登場する機会は何度かあります。 一つは平安末の壇ノ浦の合戦。 次に、幕末の長州藩の活動、特に欧米列強との下関戦争。 それから、明治から大正・昭和初期にかけて、大陸進出の窓口となった関釜航路、等々・・
この博物館では上記を含め、長い下関の歴史が一通り語られています。 ただ、それぞれのトピックについて詳しく説明するには、少し展示スペースが不足ですかね。下関戦争だけはビデオ映像も流れていましたが・・ たとえばせっかく長府の地に博物館があるのに、長府の町並みとその歴史、人々の暮らしぶり・・ といった内容はほとんどわかりませんでした。
入館料は安価(210円)なので、それなりの展示ということかもしれませんが、ちょっともったいない気がします。 むしろ企画展のスペースも使って、展示内容を充実させたほうがよいのではと思います。
あと館内の説明文はほぼ日本語だけなんですね。 長府近辺に外国人観光客はまだそれほど見かけませんが(唐津市場で買い食いしている外国人はたくさんいたが)、海外への情報発信の意味も含めて、一部でも英語併記が...
Read more期待はずれです。 ここに来れば下関の歴史の概要がわかり、この後どこを具体的に見に行くかを決定づけるものになるかと思いきや、置きたい資料が先にあって、ただそれを説明しているだけ。歴史の流れなど感じられず、そこにはただ、展示品があるのみ。
歴史的背景が全て頭に入っていて、展示品を見て興奮出来るような博識の方にはおすすめしますが、そうでなければここで学べることはほとんどないでしょう。
館長がただの自己満足でやってるか、一生懸命仕事してるけど来館者の需要をなにも掴めてないのどっちかですね。
皮肉にも建物だけは綺麗です。下関市民は税金の使い道として正しいか議...
Read more