「多賀大社前駅」から徒歩10分のところにある、「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社です。
【ご祭神】 伊邪那岐大神 伊邪那美大神 【ご利益】 延命長寿・縁結び・厄除け
ご祭神は初めて「夫婦」というものになった神様。そして日本の国土や、天照大神をはじめとする八百万の神々をお産みになった「始祖」的な神様でもあります。
全国239社の摂末社の総本社でもあります。
春は「しだれ桜」、秋は奥書院の「紅葉」なども見事で、近くには「彦根城」や「琵琶湖」などもあるため、観光地域として恵まれていて、年間約170万人の参拝者が訪れています。
少し本殿から離れていますが、東に約6kmの地に御神木の「三本杉」があります。 その昔、「国生み」の大業を終た伊邪那岐大神は高天原からこの峠にお越しになり、休息をしていたそう。その時にこの地に住む老人が粟の飯を献上したところ、大神は喜び召し上がった後にその杉箸を地面に刺したところ、根付いて大木になったものと言われています。御神木の裏話で「木を植えた」ではないパターンは珍しいですね。
また昔の天皇が病気になった際、神主が飯を炊き、「紙垂」の木で作った「杓子」を献上したところ天皇はたちまち回復されたという言い伝えから「お多賀杓子」というお守りが有名です。 おたがしゃくし…「おたまじゃくし」に似ていますよね? 実は「おたまじゃくし」の語源はこの「お多賀杓子(おたがしゃくし)」なのです。 また現在ではご飯用を「杓文字(しゃもじ)」、汁物用を「杓子(しゃくし)」と別々のものとして言いますが、昔は区別なく使われていたそうです。
その他にも平安時代に61歳(当時はかなりの高齢)の重源(ちょうげん)が「東大寺を再建」するためにここで延命を祈願し、無事願いが叶い20年も延命したことで再建を成し遂げられたことを紀元とする「寿命石」は、今でも延命を求めて祈る人が多いそうです。
境内にはそれにあやかった名物の「長寿そば」を食べられるお店もあります。 その隣には畳のベンチも多数あって、ゆっくり休むことができます。
「奥書院庭園」は天正十六年、太閤秀吉が母の病気平癒のお礼として「太閤橋」「太閤倉」と共に寄進したもので、国指定の名勝になっています。東北側に「築山」を設け、自然の樹木を背景に正面奥に「不動三尊石」を組み、庭全体にも大きな石を配置しています。石組護岸(いしぐみごがん)という手法で自然な曲線を表現している池は、「鶴島」「亀島」「枯れ滝」を配しています。滝の下に自然石の石橋を渡すなど、見どころが多い庭になっています。
境内には15の摂末社がある大きな神社です。お守りの種類も豊富で、御神木の物語に合わせた「木の箸」などもあります。
また神社なのに珍しく「つり鐘」があります。これは神仏習合の名残でのこっているそうで、全国で四番目に大きいつり鐘だそうです。撤去時に「大きすぎて貰い手がいなかった」ため...
Read more多賀大社(たがたいしゃ)。「お多賀さん」。 式内社(小)多何神社 二座、旧社格は官幣大社。近江国三宮。 お守りとしてしゃもじを授ける「お多賀杓子(おたがじゃくし)」という慣わしがあるが、これは「お玉杓子」や「オタマジャクシ」の名の由来とされている。
主祭神:伊邪那岐命、伊邪那美命。
資料によると、 和銅5年(712年)編纂の『古事記』の写本のうち真福寺本には「故其伊耶那岐大神者坐淡海之多賀也。」「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」(いざなぎのおおかみは あふみのたがに ましますなり)との記述があり、これが当社の記録だとする説がある。ただし『日本書紀』には「構幽宮於淡路之洲」、すなわち「幽宮(かくれみや)を淡路の洲(くに)に構(つく)りて」とあり、国産み・神産みを終えた伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島の地に幽宮(かくりみや、終焉の御住居)を構えたとあり、『古事記』真福寺本の「淡海」は「淡路」の誤写である可能性が高い。
『古事記』以前の時代には、一帯を支配した豪族・犬上氏(姓は君)の祖神を祀ったとの説がある。犬上氏は、日本武尊の子の稲依別王の後裔とされ、飛鳥時代の遣隋使・遣唐使として知られる犬上御田鍬にはじまる。この犬上氏は、多賀社がある「犬上郡」の名祖とされる。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」「お伊勢七度熊野へ三度...
Read more通称「お多賀さん」 天沼矛(アメノヌボコ)を使って下界をかき回して日本を作った神様のイザナギとイザナミを祀っています 両神は日本の島神と八百万の神を産んだ日本最初の夫婦です(アマテラスはイザナギが黄泉の国から戻りミソギをした時に左目から産まれたので片親になるのかな) なのでご利益も「長寿、厄除、縁結び」とかなりハイスペックです イザナギは最期もここで迎えました その辺りの神話は調べるとかなり面白いですよ お守りで人気の「お多賀しゃもじ」も形からオタマジャクシの語源と言われていますね 多賀大社は飛鳥時代以前からあるとの文献もあるそうで中世の頃から 「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」(伊勢はアマテラスが主神なので) 「お伊勢七度熊野へ三度...
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