Dec 29, 2024 Spacious, quiet and somber plaza with the statue to remember seamen who died at sea in WWII. May their souls rest forever to the calming sound of the waves.
Attached include some photos of the trail...
Read moreこの戦没船員慰霊碑は、太平洋戦争中に亡くなった「軍人以外の船員」の慰霊のために昭和46年3月25日に建立されました。 太平洋戦争の時、戦時海運管理令により民間の船舶・船員が軍に徴用されて物資や人員の輸送を行いました。これが「戦時徴用船」です。太平洋戦争時の損耗は、海軍で47万3800人(死亡率16%)、陸軍で164万7200人(死亡率23%)とされています。一方、戦時徴用船の損耗は推定約6万人(死亡率43%)で軍人よりも際立って高い死亡率です。これは満足な武器や装甲を装備しない民間船を、護衛艦も付けず「丸腰」で送り出したことが大きな原因とされています。 昭和27年制定の戦傷病者戦没者遺族等援護法という法律があります。「軍人軍属及び準軍属の公務上の傷病及び死亡等に関し、国家補償の精神に基づき、障害者本人には障害年金を、死亡者の遺族には遺族年金・遺族給与金及び弔慰金を支給し援護を行う」としています。これの受給のためには船員手帳や軍歴証明書などの公的な証明書が必要です。しかし戦時徴用船に関しては正式な記録どころか、徴用された船舶の数も船員の数も不明なのです… 民間人を軽んじた政府、何か今もその延長線上に居るような気がしてなりません。 ところで戦時徴用は「徴用」であって「徴兵」ではありません。年齢制限がないため若い船員も多く、死亡者の中には14歳の...
Read moreひとりで偶然にたどり着きました。 白いタイル張りの三角の巨壁に導かれるように入っていくと、急に視界が開け海原の風景が広がります。絶景の下に目を落とすと「安らかに ねむれ わが友よ、波静かなれ とこしえに」の碑文が刻まれた石碑があり、手前の献花台の中央に小さな花束が供えてありました。静かな映像作品の中にいるようです。 振り返ると、男女4人ほどの群像があり、海に挑むような男性ふたりと、讚えるように寄り添う人魚のような女性ふたり。遭難する船員たちを迎える女神を想起させられました。 よくできた空間芸術のような構成に感じ入りながら歩いていくと、三角形の小さな石碑が並んであります。小さな碑文をかがみ込んで読むと、天皇皇后両陛下の御歌が刻まれていました。 帰って調べると昭和46年に建立されてからずっと慰霊祭が執り行われてきたようです。 自分が育ってきた時間に、このような空間でずっと祈りが捧げられ続けてきたことの大きさに圧倒された思いです。...
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