お世話になるのは湯元 四萬館です。 中之条駅から近い順に " 温泉口 " 、" 山口 " 、" 新湯 " 、" ゆずりは " 、" 日向見 " と5つの地区に分かれる四万温泉に於いて、最も手前の " 温泉口 " にあります。 四万温泉で一番賑わっている " 新湯 " からは離れているので、とても静か。 喧騒を離れ、静かに温泉を愉しみたい方には最適です。 その昔太宰治や井伏鱒二も執筆する際に常宿としていたと言う由緒正しい老舗旅館です。 なので " 文豪の宿 " とも呼ばれ、館内には太宰らの写真も展示されています。 去年夫婦二人で宿泊に来ましたが、今年は子供達も一緒です。 今回も別館の " 壺天 " 。 壺天は全室部屋に天然温泉の露天風呂が付いている贅沢な造りです。
本館には6ヶ所の貸切露天風呂に男女別の内湯、混浴露天風呂もあり温泉三昧出来ます。
6月中旬から9月中旬までしか入浴出来ない " 文人の湯 " は混浴露天風呂です。 本館を出て坂を下り、" 壺天 " を過ぎると苔むした引き戸があります。 その引き戸の先に男女別の脱衣所。 この脱衣場は昼間でも暗くてピアスやネックレスを落としたら解かりません。 お湯は広くて解放感がありますが、入る人が少ないのか石にコケが付いていて滑り易くなっています。 " 壺天 " 3階や4階の客室からは樹木が邪魔をしているので覗かれる心配は無さそうですが、廊下の行き止まり部分からは丸見えなので注意。
" おんせんにんぎょの湯 " は貸切露天風呂の中では最も広く、一番人気です。 壁に人魚の絵が描かれています。 座る椅子や桶にはそれぞれ違う絵柄が書かれていて可愛らしい。 残念ながらこちらも6月中旬から10月中旬までの限定です。 露天風呂も内湯部分も10人くらいは入れるほど大きいので、湯温が上がらないのかも知れません。
" 風の谷 " は脱衣所から階段を降りて露天に行くようになった造りの貸切露天風呂です。 侘び寂びの世界です。 ここも人気で中々空きません。 カランは無いので、身体を洗ったり、頭を洗ったりすることは出来ません。
" そよかぜの湯 " は4人くらい同時に入れる大きな円形桧風呂です。 こちらも人気があります。 カラン付きですが、故障なのかカランから出る湯温が低過ぎてほぼ水でした。 頭を洗うのには向かない感じ。
その他小ぶりの内湯付き露天風呂 " 鹿の湯 " 、" 河鹿の湯 " 、" 野うさぎの湯 " がありますが、いずれもカップルが仲良く入るくらいの大きさです。
夏季は有料で30分間プールの貸切が出来ます。 このプールは帳場でカギを借り、プール入口を内側から施錠して利用します。 水ではなくて、温泉の湯を利用しているので水温は低くありません。 むしろチョッとぬるめの温泉くらいの温度です。 貸切なのでプライベートプールとして楽しめますが、館内喫煙所のテラスからは丸見えなので、羽目を外し過ぎぬよう。(笑)
プール入口の先の階段を降りると、以前は混浴露天風呂だった " かっぱの湯 " が " かっぱの足湯 " として利用出来ます。 但し、館内の案内板にもココは載ってなく、忘れ去られた存在であるかのような扱いです。 手を伸ばせば四万川に手が届くほどの距離ですが、川が増水などしても手を入れてないようで、湯槽の底は白い砂だらけ。 足湯としての利用も微妙な感じ。 手を入れればまだまだ使えるでしょうが・・・チョッと勿体ない気もします。
食事は食事処になります。 地物の野菜や川魚だけでなく、すき焼きやしゃぶしゃぶなどの肉料理も出ます。 量はかなり多いです。 我が家は今回も前回も1日2組限定の " ステーキコース " にしましたので、すき焼きなどの後にステーキが出て来て、本当に食べ切れないくらいでした。 四萬館名物の " 岩魚のから揚げ " は特に絶品です。 料理はいずれも出来立て熱々で提供されるので、この点はポイント高いです。 朝ごはんも充分な量です。 朝ごはん時に提供される " 蕎麦の実のスープ "...
Read more2020.2.21(金)の平日から一泊しました。何度も行っている四万たむらと迷いに迷いましたが、お湯がいいかもしれないという期待でこの四萬館にしました。お湯の期待は全く外れましたが、料理はすごく良いと思います。
最初、駐車場に駐車するところから戸惑いました。ホームページでは、四万温泉では珍しく大型バスも止められる大駐車場との振れ込みだったので、大駐車場を探しましたが見当たらず、建物脇の普通の駐車場にとめようとしましたが、自分の車が外車コンパクトカーで小回りが効かず、車が全く止まっていない状態ならば出し入れ出来ますが、止まっていたら全く出ることが出来ないようなキツキツの区画割りでしかも数台分しかなく、どこが大駐車場なのか全く理解不能でした。誘導してくれた店員さんも「ちょっと左」とか「そのまま下がって」とか言いますが最小回転半径4m台の日本車しか頭にないような指示をされ閉口しました。
館内に入ると、案内係が「エレベーターまでの案内しかしない、その後は自分で。荷物はエレベーターまでは持ちます。」という趣旨のことを言いました。ほんの20m荷物を持ってもらっても意味がないと思いますし、中途半端なサービスなら、提案しない方がいいのではないかと思いました(妻は一つ荷物を持ってもらっていましたが)。
案内は主として温泉の説明でしたが、使えると言われた露天専用の貸切風呂は使えず、この使えない風呂以外は洗い場があるような説明でしたが、実際には水栓(カラン)は撤去してあるので貸切風呂はすべて浸かるだけです。 (使えると言われた露天専用の貸切風呂は確かに入口は開いていましたが、お湯は抜いてあり入りようがありませんでした。その隣の貸切風呂は閉鎖されており、その代わりに通常なら6月から10月までのみ使える「おんせんにんぎょの湯」を開けてありました。ここは何人か入れそうな広さで、洗い場にはシャワーカランが左右一つずつあります。お湯は殆ど出ませんが)
とにかくコストダウンのためかドライヤーも大浴場にしかなく綿棒はどこにもないのですが、事前に電話したら「貸切風呂がいくつもあり、ドライヤーはあるところとないところがあります」という説明でした。なので、全部の風呂を確認しましたが、ドライヤーは大浴場にしかありませんでした。
結局、体を洗えて髪を乾かせる普通の風呂は大浴場だけです。ここは、ちゃんとした温度の風呂で、シャワーも勢いはないのですが使えます。シャワーカランからは温泉が出ますが、新鮮な温泉が出ている感じはありません。
部屋は「松」という一番安い部屋にしました。デザイナーが作ったというので、写真ではしょぼかったのですが、仕事がら興味があったので体験してみたかったためです。
入るとあまりの寒さにびっくりでした。温風機の風量も温度も最大にしても寒くて寒くて風邪を引きそうだったので困りました。何時間か我慢したり風呂に入ったりしてしのごうと思いましたが上手く行かず、ダメ元で寝る前に思いついて電気エアコンも入れたところ、こちらの効きがよく、部屋が温まりました。
廊下はあまりに寒いので、最初暖房していないと思っていたのですが、よくよく見ると部屋と同じ温風機があり、温風が出ていました。どうもこの温風機は補助暖房ぐらいの能力しかないようです。おそらく温泉と熱交換しているのだと思いますが、お湯がぬるく湯量も足りずで能力不足となっているのでしょう。四万たむらでは温泉を館内暖房に使ってあり、どこも暖かいのですが、ここはそれほどの湯量はないようです。壁の至るところに筆文字で「飲泉可能」「湧出量750L/分」などと書かれた紙がありますが、どの湯船にもお湯は本当にしょぼしょぼとしか出していませんし、四万たむらでは感じられる湯の新鮮感もここでは感じないのでおそらくもう湯は毎分750Lも出ていないと思われます。毎分750Lというと石和温泉の深雪温泉の湯量くらいですが、深雪温泉では信じられないほどの湯が掛け流され、湯船から毎秒何十リットルなのかという量で24時間あふれまくっておりますので、その何百分の1の量かと思います。
料理は夜18時からと朝8時からに決まっています。どの仲居さんも感じがいい人なので気分よく食べられると思います。スタンダードプランで味も量も満足できると思います。ただ、普段からたくさん食べる体重があるような人は、後でお腹が空くと思います。料理だけな...
Read more温泉を楽しみたいと思い7箇所ある貸し切り風呂と部屋風呂、ステーキ御膳の夕食がついて県民割りでまさかの1万円台!とんでもないコスパ宿だったのでレビューが荒れていましたが宿泊しました。
まず部屋風呂は壺天という専用の部屋でしたがここの風呂が広い!大人2名でも余裕を持って入れる大きさと源泉かけながしのお風呂に目の前の川の流れに心癒されます。
食事は全般的に美味しいですが、とにかく米がうまい!この美味しさは高知の四万十川で食べた日本一の賞を取った米と個人的に同じレベル。ステーキ肉の霜降りも素晴らしく米の美味しさも相まって普段全く食べない自分が4回おかわりしました。
最後にお風呂。7箇所あるうちの3箇所は小さいお風呂ですがゆっくり入れます。温泉人魚の湯は旅館の大浴場が貸し切りで入れるレベルの贅沢この上ない温泉です。
風の谷?だったかな立ち湯は畳20以上の大きさで温水プールのような広さ!正直凄まじいです。
こんなにいい宿なのになぜレビューがあれているのか考えましたがこの宿は湯治場と旅館をへたに掛け合わせたような運営なので、旅館に泊まりに来た方には何か色々足りない異様な感じ、サービス不足に見えるんですね。
立ち湯もぬるいですが、あの広さで源泉かけ長しであればあれを暑くするのはボイラーでも導入しない限りほぼ不可能ですから最初に温水プールとでも書いておくなり、理由をかけば不満も解決できます。
とにかく打ち出し方に言葉が足りなすぎて誤解を生じ損をしている勿体ない宿です。
受付の方も地元の方がやっているっぽい印象なので予め四万温泉の地元密着でやっている文豪の宿と書けばああ素人の方が一生懸命やっているのねとなるわけです。だったら仕方ないなと。
むしろお客さんによかったら手伝ってくださいって先に言えばいいんです。お節介な人は好意で勝手に色々協力します。
なのでこの宿は一般的な旅館に宿泊した際に得られるサービスを求める方には向きませんのでそういう方は別の場所に行く事をオススメします。
ただ旅館6湯治場4くらいの自分主体で基本行動安く美味しく温泉楽しみたいみたいな人には最高の場所になるわけです。 日本秘湯の会に加盟してる宿に泊まるイメージです。
僕は個人的にこの部屋風呂の広さの部屋にこの価格で泊まれるのは驚愕だと思います。他の宿ならまず一人3万は余裕で越えてもおかしくないです。またタ...
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