Hyakuban Ramen — Restaurant in Chitose

Operated by an elderly couple, this restaurant serves a nice traditional ramen. I ordered a miso ramen which was a huge bowl, and has a generous serving of chasu and sprouts and is served with a separate container of minced garlic. The noodles were nice and springy, and broth was delicious, but I added a big spoon of garlic, the way I like it. Very...

平成初期の北海道。 札幌ラーメンがまだ口コミで広がる時代。

みな、口コミを頼りに行列を作っていた名店の味に似ている、どこか懐かしさを残す味。

社会的な革命は幾度も失敗しているものの、ラーメンの革命は何度となく成功している。だいたい、人間のすることの限界がよくわかる現象かもしれない。

そのため、令和のいまとなっては、足しげく通いたいラーメン屋か、と問われれば、あまり肯定はできない。

にもかかわらず、味は、とても、悪くない。

昔ながらのラーメン。わたしの幼少期にはまぎれもなく、このラーメンが行列を作っていたのだ。

麺はやや、やわめ寄り。 スープはラードでコーティングされており、しっかり熱が梱包されている。 味つけは、醤油はツンとする塩味が心地よい、しっかり芯のある味。

オーソドックスな札幌ラーメン。昭和と令和の間、ラーメン革命が何度も起きた平成の最初のほうの味。

これはこれで貴重だ。いまとなっては。博物的価値があるといっても、遜色ない。

ふとした瞬間に、郷愁とおもいつきが混じって、またフラッと立ち寄りたくなるラーメン屋さん。

きのうで２回目の来訪だが、

きっとまたいつか訪れるんだろうな、という確実な予感を...

シンプルなラーメンです。でも、醤油の香りは、懐かしさを覚えるのと同時に、一気に完食させる力がありました。

年配の夫婦が経営して、二人で切り盛りしているようです。水を出してくれたのは旦那さんで、調理したのは奥さんでした。

豚骨ベースですが、透き通ったスープは、札幌ラーメンの特徴を踏襲してます。豚臭さの無いストレートなシンプルな出汁が、最近のゴテゴテしたラーメンの誤魔化してるような感じを、一切粉砕するかのような、コクのあるスープです。丁寧な出汁作りをされているのでしょう。

麺は卵麺で、北海道ではメジャーなロッドの縮れ麺で、スープに絡みます。 チャーシューは、昔ながらのホロホロ崩れるタイプで、噛むと味が広がります。 シャキシャキのモヤシにわかめが、スープに良く合います。

駐車場は1台分なので、厳しいのですが、付近には大手家具屋さんなどがありますので、買い物ついでに寄りたくなるラーメン屋さんという感じです。

昭和の良き時代の味、店構えが、...