秋刀魚の香りが後を引く、独創の魚介ラーメン。次回はまぜそばにチャレンジしたい!
ご藤の臨時休業に振られて、こちらのすずきさんに訪れてみることにしました。 駅から少し歩いたところにお店があり、外観は新しめで明るい雰囲気です。 入り口に券売機が置いてあり、そこでさんまラーメンと餃子、そしてさんまキムチご飯の食券を購入してカウンターに腰を下ろしました。
女性の店員さんはニコニコしながら丁寧に対応してくれ、ランチタイムだからか中盛りが無料とのことでした。 さんまラーメンがどんな味か想像がつかず、わくわくしながら待っていると、ほどなくしてまずはさんまラーメンが到着しました。 見た目は醤油系のスープに、中央にはほぐしたさんまフレークが盛られ、大根おろしや刻みネギも入っています。スープを一口すすってみると、予想よりあっさりとした醤油感が広がります。最初は魚介の風味が優しい程度ですが、さんまフレークを少しずつ溶かすと、急に香りのパンチが増して面白いと思いました。ただし、この香りが独特なので、好き嫌いは分かれそうです。わさびが卓上に置いてあるので、途中で少しだけ溶かしてみたら、魚のクセがうまく和らぎ、爽やかな辛みと醤油スープがとてもよく合いました。
麺は中太のストレートで、触感はややモチモチ。スープのなじみがよくて、すすったときにさんまフレークが絡むのが印象的でした。トッピングのチャーシューは薄切りではなく、ほどよく肉感を残していて、脂がしつこくないのがありがたいです。大根おろしのさっぱりした風味もいいアクセントになっていました。
次にさんまキムチご飯。 キムチとさんまのフレークを混ぜたような具材がご飯にのっており、色合いからして辛そうだなと身構えつつ口に運んでみると、辛みはそれほど強くなく、発酵の酸味とさんまの旨みが合わさった独特の味です。 刺激を求める方には物足りないかもしれませんが、ラーメンのスープを一口飲んでご飯をかき込む流れが心地よく、あまり味が重ならないので食べやすかったです。味の濃厚さを期待するとやや肩透かしかもしれませんが、ラーメンの合間に箸休め的にいただくにはちょうどいい塩梅だと思いました。
そして最後に餃子がテーブルに運ばれました。 餃子三個は小ぶりで、皮は思ったより薄めですが、噛むとじゅわりと肉汁が出てきて悪くありません。もう少し焼き色が欲しい気もしましたが、まろやかな味で口当たりが優しい印象です。
全体的に、さんまを大胆に使ったラーメンという発想は面白く、何度か味変して最後まで飽きずにいただけました。ただし、さんまの香りをどう捉えるかは人によって違うと思います。自分は途中からわさびや大根おろしで調整できたので気になりませんでしたが、もしかしたら強めの魚臭さが気になる方もいるかもしれません。一方、独特の風味を楽しみたい方にとってはかなり魅力的な一杯だと感じました。
店名を冠した看板商品としては、まぜそばや他の魚骨メニューにさらに魅力を感じてしまいました。 周りを見渡すと、さんままぜそばを注文している方も多く、そちらのほうがこのお店の真髄を味わえそうな気がしています。
まとめとして、さんまラーメンやさんまキムチご飯といったユニークな組み合わせを堪能できるお店です。秋刀魚らしい香ばしさやほぐし身のクセをどう受け止めるかで好みが分かれそうですが、魚好きの方には一度試してもらいたい面白いラーメンだと思います。餃子に関しては箸休め的なイメージで、個人的にはもう少し焼き目が欲しいところでした。次回はまぜそばや期間限定のメニューにも挑戦してみたいです。そんなふうに思わせてくれるだけの個性が詰まっ...
Read more★★★☆(3.6)...
Read moreJR津田沼駅を北側に出て、ロータリーから北上。津田沼十字路交差点でも広い道路は跨ぎ、そのまま少し進んだ先。 やって来たのは、魚骨らーめん...
Read more