ちょっと強面でぶっきらぼうなオヤジさんが一人で切り盛りしている、ザ・町中華。昭和の香りが漂っていますが「昭和ミュージアム」というほどではありません。ワタシ的には1980年から1990年あたり。なぜでしょう、きまぐれオレンジロードという言葉が浮かんで来ました。懐かしいな。
入店は13時ちょっと前。先客ゼロ。 それはいいのですが店主はスマホに夢中。近くに寄って声をかけたのですが応答がありません。ただのしかばねのようだ。 もう一度声をかけてもダメ。三度目でやっと気付いたのですが、すみませんもいらっしゃいませもナッシング。背中を向けてもっそり動きだしました。なんだこのドワーフと思ったら、こちらにやって来てコップをトンと。どうやら水を汲んでいただけのようです。 ちょっと呆れましたが、どういうわけかちっとも腹が立ちません。なんというか、仕草が動物園の熊猫っぽくて憎めないのです。妙デスネー。
いただいたのはカタヤキソバ700円税込。函館市内近郊でかた焼きそばを提供しているのは、こちらを含め13店舗。4月末で香華園が閉店するので実質12店舗。なかなかマイナーなアイテムです。だが、それがいい。
提供はオーダーしてから10分ほど、 麺の太さは香華園よりほんの気持細い程度。 揚がりはキツネ色ではなくダークイエローっぽい。やや低めの温度でじっくり揚げた感じです。大丈夫かと思ったけど、ちゃんと芯まで揚がってました。でも、もうちょっとコンガリ揚げて欲しかったな。
固さは「バリッ」というより「ボキッ」。クリック感は少なめだけど剛性感は過去最強。なかなかハードコアな麺です。油の温度が若干低かったようですが、店主の力量からすると、どうやらそれが平常運転ぽい…残念です。 ボリュームは麺もあんも平均的=まあまあボリューミー。香華園が多すぎです。
味付けはオイスターソースと醤油ベース。ブーストされたような旨味も、過度なオイリーさも、妙な甘さもないシンプルなあんが炸麺に良く合います。ちょっと塩っぱめなのがタマにキズだけど美味しくいただきました。 それにしても函館の古参の町中華って、かた焼きそば(什锦炸麺)をよく知っているなーと、あらためて感心。それだけに麺の揚げ方がちょっと残念でした。トータルで座布団3枚。リピは大いにありです。今度はニラレバかな。
さて、ぶっきらぼうで変わりダネのご主人ですが、話しかけてみるとドワーフでも熊猫でもなく普通に優しい人間のオヤジでした。 この地で店を開いて50年ほど。目の前を市電が走っていた当時のことや、昼時になると五稜郭機関区の職員で賑わっていたこと、王さんがあった頃の函館ラーメンのネタなどで盛り上がった(?)あと、最後にボソッと、店に跡継ぎがなく、いずれこの店も姿を消すことになるだろうと…ちょっとしんみりエンドでした。
古くからの味を保っている店は、すべからく早晩姿を消さざるを得ません。なので食えるうちに食って、できれば味の記憶を記録に残しておきたいですね。まあその前に自分の身体の心配をしろって話ですが(笑)。
駐車は店の前に2台ほど。このキャパの少なさが客の入りに直結している感じです。トイレは洋ですが非...
Read more燕京で初めて食べたのがもう32年前 当時から店主も変わらず、色々な新しい メニューが増えたり、大好きだったメニュー がなくなったり、感慨深いです。 今はメニューにありませんが、 30年前はザーサイラーメンという 刻んだザーサイと醤油味のあんかけの ラーメンが大好きだった。 長い月日は経ち、今は店主が調理から 出前まで一人でこなしています。 昭和の中華、昭和のラーメンが好きな 自分には、毎回美味しく頂いています。 価格も安めに設定されていて 美味しい味とボリューム満点だと いつも思っています。 店主は一見無愛想な感じですが、 話すと優しい笑顔で対応してくれますよ。 塩焼きそば、唐揚げ、塩ラーメン、 ニラレバが自分は特に好きなメニューです。 チェーン店にはない 昭和の街中華がここにはあります。 時間に余裕のある方、 昭和の雰囲気が好...
Read moreランチメニューのニラレバ定食650円を注文。たっぷりのレバーとニラ,もやし,ニンジンで味付けも抜群です。ご飯の量もそれなりにあり小さな冷やっこ,たくあん,中華スープ。この美味しさと量で650円はかなりお得です。メニューでカレーラーメン丼ってのがありました。カレーラーメンの底の方にライスが入っているみたいです。次回は食べてみたいですね。店内は4人テーブルが3つと小上がりが2つありました。駐車場はお店の前に2台と隣の敷地に数台駐めれるようです。
前から気になっていたメニュー。 「カレーラーメン 丼」850円を注文。カレーラーメンと思いきや麺の下からライスも登場。カレーラーメン...
Read more