※2025年5·6·7月のランチコースの写真を追加致しました。 コメントも最後部に追記しています。
教えたいけど内緒にしたい、でもそれ以上に伝えたい。 そんなお店と出会えたなあと思っています。 星5つでは足りそうもありません。
快晴で暑い位の午後、優しい自然光に、しなやかな空気感。 とても素敵なインパクトでありながら、全く押し付けて来ない、プロの美学と真摯さ。 その皆さんが幸せそうに働かれているのが印象的で、感銘の連続。
2024年の晩秋にリニューアルオープンしたレストランだそう。 2024年12月は友人と出掛け、2025年4月は独りで、いずれもランチを。 本投稿の写真は先週のものです。 (当方はリニューアル前のお店は訪ねたことがありません。)
お任せコースで、メインは大好きなお魚を選びました。 この日は真鯛。 ただ、入店した瞬間からワイン〜メインに辿り着くまで、感動で色々忙しい!
ジュエリーボックスのような前菜。 たっぷりの湘南野菜とシラスを、湘南ゴールド(柑橘)と自家製チーズ+その乳清ジュレ、からし菜·ビーツ·お味噌など3種のピューレで、繊細な味の移ろいを感じながらいただきました。
スープは新玉ねぎ。 二の宮産のオリーブオイルが使われていて、素晴らしい香り。 深〜く呼吸したくなるような香りでした。 新玉ねぎってこんなに美味しいのですね。
そしてメインの真鯛。 皮目のパリパリ感とふわふわの匙加減が最高。 富山産のホタルイカも添えられていました。 旬をふんだんに、贅沢。 キャベツと一緒に添えられていたのは野良坊菜。 初めて頂く野菜で、菜の花よりもえぐみが気にならず食べやすいです。 サフランのソースが新緑のようにも見える。
全てのお料理が水彩画のようにどこまでも繊細で、包容力に溢れていました。
デセールは足柄緑茶のケーキと紅茶。 やっぱりジュエリーボックスのようで、惹き込まれます。 苺のソースに、桜の塩漬けのジュレも添えられていて、味の移ろいを再度楽しませて頂きました。
ワインについて。 初心者なので『お料理に合うもの』をソムリエさんに選んで頂いて。 南仏のグルナッシュブランの香りが際立つ1杯を。 このセレクトが緻密でお見事! お料理にももちろんなのですが、感情やキャラクターにまで寄り添って頂いたようにすら感じられました。 食事の時間=前菜からデセールまでの旅。 そんな感覚で、ワインがレールになり誘ってくれる。 支えてくれる。 そんな風に浸透して行った香りを、ずっと憶えていたい。
お料理のボリュームはしっかり。 女性にはパン2切れは多いかもしれません。 ランチコースの内容は毎月変わるそうなので、また是非行きたい。 貴重な体感でした。 ありがとうございました。
以下、追記。
2025年5月) 真鯛のソテーはアサリのお出汁が効いたスープで。 私自身もこのスープに浸かってしまいたくなる位に美味しい。
そしてペアリングして下さったワインは、“レ·トロワ·シェーヌ”。 リラックス感と気品と…口にした瞬間思わず『参りました。』とソムリエさんに伝えてしまった程。 生涯忘れないであろう1杯。
シェフとソムリエのお二人、只者では無い方だなあと改めて感激した時間でした。
2025年6月) 6月のデセール、“2種のブルーベリーのパルフェ”、どうしても再度食べておきたくて、ディナータイムにも初めて行きました。
フレッシュとコンポートそれぞれのブルーベリーに、チーズのムース、ラムとアーモンドのアイスクリーム、赤ワインのジュレ。 宝物が詰まっているようなパルフェ! カルトオーダーで1000円切っていて驚愕。 利益無視の器の大きなお人柄のおもてなしにやはり感動の夜でした。
2025年7月) 7月のランチコースに友人と。 前月お邪魔した際に『来月のお魚は鮎のコンフィですよ』と教えて下さったので、とても楽しみにしていました。
冷製コーンスープを使ったアミューズに、トマトのジュレと一緒に頂く湘南野菜のサラダレギューム。 今回も食べ進める中で、一皿ごとに感じる名残り惜しさ。 寄り添い、支えてくれるワインたちの香りのグラデーション。 やっぱりここには心から信頼できる方や、大事なお友達とだけ来たいなあとしみじみしなかがら。
そしてお待ちかねの鮎…美しい! 紫蘇と胡瓜と山椒のソースに、玄米も添えられ、口に運ぶ前から何かが灯る感覚があります。 …美味しい! 皮目パリッと、身はしっとりで柔らか。 頭から尻尾まで余すところなく。 ソースがとにかく香り良く、つい深く呼吸したくなりました。 深く静かな感動の一皿でした。
デセールは桃のコンポートにグラニテとミントのジュレ。 シェフの桃コンポートは昨年も姉妹店(アッシュエムbarzel)でご馳走になり大感激しましたが、今夏も。 ミントジュレの清涼感が絶妙な匙加減で、ため息が出ました。
鮎にデセール…また今月中にリピートしようか悩ましい。 テラス営業中心のメニューや、アニバーサリーもあるようなので、確実に出掛けてしまいそう。 ア·ターブルのしなやか且つパワフルな引力に惹かれてばかりです。 お友達も『お料理というより、アートだね』と喜んでいました。
いつも素晴らしい体感を頂いて...
Read more輪行しながら、人生初の平塚に上陸。
平塚…って、ベルマーレ平塚(今は湘南ベルマーレって言うんだね…)くらいの知識しかないんですけどね…しかも中田英寿さんがいた時代で情報はストップしてる(汗)
まぁそれはともかく、地元の方に愛されるやたらうまい店を発見しましたよ。
『H×M(アッシュ×エム)』
オレンジを基調とした地産地消の「SHONAN Happy Cuisine」をテーマに掲げた、可愛らしいフレンチ料理のお店です。
ちなみにハロウィン時期だから、このカラーリング…ってわけじゃないんだよ(笑)
ワインにもかなりのこだわりがあるので、せっかくだからペアリングにしていただきました。
まずはシャンパーニュから。
■横田農園のエディブルローズと湘南ハチミツ
出てきた瞬間、オレの乙女心!?が奪われたオシャレ度高い逸品。
ちなみに赤い花びらだけ食べられます。(最初白花も食べようとしたのはナイショ…)
ほんのり香るハチミツとシャンパンがベストマッチ…うーん…なんともオトナ♡
■サンマルツァーノトマトのムース
上にトマトの泡、真ん中に昆布の出汁のジュレ、そして1番下にトマトという3層構造のムース。
トマトの酸味と、昆布の出汁が思いがけず合うんですね。
■ふじさわ生ハムと柿のセミドライ
秋を感じさせる柿と、食感が素晴らしいくるみ、そしてクリームチーズの滑らかさの三位一体感がお見事!
■県内産トリュフとカリフラワー しらすのサラダ
薄くスライスされたカリフラワーと、ほんのり薫るトリュフがなんとも上品だね。
■茅ヶ崎恵卵堂の卵と有機エリンギ 焦がしバターのソース
とにかく野菜がうまい!のがアッシュ×エムの特徴だね。最後にバターソースをかける演出つき。
■平塚沖の甘鯛とハマグリのナージュ タイムの香り ★いっしーリコメンド
フワッフワの甘鯛がまずうますぎ…。本当とろけるようで感動モノなんだ。
周りには甘鯛の鱗のカリッカリのフリット…ここら辺の超脇役が実にいい仕事してるんだよな。
■北見porowaccaの鹿肉のロースト
メインは火入れも調理も完璧なジビエで。
付け合わせは焼きみかん、万願寺唐辛子。やっぱり赤ワインに合うよね。
■柴原さんの紫バジルグラニテと巨峰のコンポート
さっぱりしまくりのグラニテと濃厚巨峰はまさに食後にピッタリ。
■フォンダンマロン2020...
Read moreアップデート。 2024年11月30日、屋号と経営母体を変更し営業再開しました。
インスタで情報の発信を確認できます。 経営母体は産地偽装発覚後に破産したエスプリデキップ社の相山氏から市内で他店舗の共同経営をしていた八王子のバーセル洋菓子店に変更、再出発となります。相山氏はバーゼルにアドバイザーとして参画しているようです。
私個人としては同じ境遇の経営者を何人も見ていて(産地偽装は居ませんが)、中には復活を遂げている経営者も知っています。
まともに復活できるのか?…すでに追加されたレビューもレビュー者の動向含め(サクラレビューの可能性?レビュー者の動向注視しています)注目です。
レビューは履歴として残しておきますが、過去ののことは過去のこと、復活でいい方向に向かって欲しいです。
運営元の他店舗に対する産地偽装発覚後、4月18日で休業、このタイミングで破産申請を裁判所に対して行っており、5月1日に破産手続きが開始されたようです。破産手続きですので、会社は精算手続きがとられます。休業ですが、実質廃業ということになりそうです。(官報(フ)第217号)
すでにホームページの公開も停止されています。
2002年創業から地産地消を売りとしていましたが、その根幹にかかる産地偽装に手を染めたのは、コロナ禍で経営が厳しかったからなのでしょうか…
(有)エスプリ・デキップ/破産手続き開始決定 <神奈川> [ 2024年5月 1日 ]
「(有)エスプリ・デキップ」は(神奈川県平塚市桃浜町***)に所在している企業です。
同社は、令和6年(2024年)4月18日に横浜地裁小田原支部にて破産手続きの開始決定を受けました。(官報より参照)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この破産手続きに関しては、選任された船津大介弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。
ここまで長期に…食品偽装をしていた会社の何を信用していいのか…この件のお店(茅ヶ崎ラスカ)で食事をしていただけに、正直、ショックです。悪意しか感じませんね。
地産地消を売りにしながらそれを裏切る行為をはたらくのは、どうなのかと思います。
■概要 対象商品の原材料として仕入れていた加工品(ミートソース)に、本来なら「ちがさ き牛」を使用するところ、実際には「輸入牛(主にオーストラリア産)」を使用して いたことが判明いたしました
■対象期間 2020 年 7 月 1 日~2024 年 2 月 21...
Read more