【2023.3.5再訪】 きのうの「ラク亭」(名古屋・東区)があまりに良すぎて、期間限定のカキフライが気になってしまいました。あのランチを出す店のカキフライって、どんなものだろうか。まさかの、2連チャンです。 向かう足取りも、気付くとはや足。鼻息相当に荒く、カキフライ、フンフン。タルタル、フンフン。店、到着。ハアハア、のどカラカラ。ビールは大瓶の633(ml)を選択。キリン、アサヒ、サッポロから、選べるんですね。 ひと息ついたところで、「何にしましょう」と女将さんに注文を聞かれました。冷静を装い、「えーっト、えと、ドレにしようかなぁ」と小芝居を打って、「カキフライにしよっかな」と、いかにも今決めました風で注文。 カキフライ、到着。すぐ一言、「多っ!!」。たぶん、十中八九の人が、数えると思います。いち、にい、さん…9つでした。整形されていない、そのままの格好の大粒のカキフライがゴロゴロ。普通の定食屋では、4〜5個が一般的だとすると、倍の量です。しかも税込1000円。コスパ最高です。コロモは薄めで、カラリとサクサク。牡蠣は身が大きく、鮮度に自信があるんでしょうね。火が通り過ぎていない、ミディアムタイプ。一口で頬張ると、口の中に海が広がります。 そして凄いのが、タルタルソースです。なんと、銀のマグカップみたいな器にたっぷし!この量のたっぷしは想定外でした。だいたい定食屋のタルタルってえと、皿の端っこに「ウチは、こんだけだかんな」と仰々しく盛られていて、「タルタル、足るかな?」なんてダジャレを言いながら、配分を計算して食べ進め、でも最後の一個分足りなくなって、卓上のウスターソースで妥協するもんですが、ラク亭では、有り余るタルタル。タルタル、足る。カキフライの上にタルタルの海ができます。これが嬉しい。余ったタルタルを野菜にかけて食べられるほどの量でした。 いやあ、凄かった。すっかりファンになりました。午後2時過ぎの店内は空いていて、食後は女将さんとちょっとだけおしゃべりしました。毎年、カキフライを楽しみに遠くから来るお客さんもいるそうです。女将さんは宮崎県のご出身で、巨人の春季キャンプには里帰りでよく行ったとか。昨夜の侍ジャパン対ドラゴンズの話で盛り上がりました。中日の本拠地バンテリンドームのある名古屋・東区で、今一番の話題のようです。
【2023.3.4】 まさに三寒四温。北風は肌を切るような冷たさですが、日向はポカポカ暖かくなってきました。太陽の力って凄いんですね。 今日の行き先は、名古屋・東区。平日に行く機会は少ないエリアのため、折角なので、出先でお昼ごはんにしました。 前から気になっていた味噌煮込みうどんのお店は大行列。駅から近いワケでも無いのにびっくりです。転戦先は、昭和の風情を色濃く残す、洋食店「ラク亭」に決めました。 ショーケースには、食品サンプルが現役で活躍。珍しくなりましたね。入り口の「自動」と書かれたガラスドアは、手動でした。窓にはレースのカーテン。BGMは、テレビの付けっぱなし。まさに昭和そのものの空間が今も生きていて、40年前にタイムスリップした気分です。 メニューはと、ドレドレ。期間限定のカキフライや、カレーにオムライス、名物メニューのスカロップなるものも惹かれますが、平日ランチメニューの吸引力が異次元でハンパなかったです。 ハンバーグに、魚フライ、海老フライにロースハム。ライスと味噌汁のセットも付いて1100円。もはや、抗えるはずもありません。 ランチ、注文。すると、割り箸の他に、ナイフとフォークがテーブルに置かれました。正統派洋食店です。箸だけでいいのにー、と思いましたが、これが後で役に立つことを、この時点では知りません。 ランチ、到着。すごいボリューム!もう、見ただけで旨い。プレートに盛り沢山、大人のお子様ランチ状態です。大人の夢が、今、目の前に広がっています。 ハンバーグは柔らかく、箸で切れます。デミグラスソースたっぷし。このたっぷしが嬉しい。カカオのようにビターでコク深く、大人の味。ご飯に合う味付けで、ニッポンの洋食のお手本のようなハンバーグです。 白身魚のフライは、厚さ2センチくらいあり、みずみずしくジューシー。コリャまいった。とんでもなく旨い。自家製タルタルソース、たっぷし。このたっぷしも嬉しい。刻みピクルスが細かく多め。豊かで爽やかな酸味が広がります。 さっきのデミグラスソースと、このタルタルソースだけでご飯2杯行けます。両ソースをご飯に合いがけしただけの、禁断の「ラク亭のデミタル丼弁当」をコンビニが売り始めるのも、たぶん近いですね。 特筆は海老フライです。長さ20センチ以上の大海老で、コロモは薄く、身がパンパン。海老って、テレビの食レポでよく「プリプリですぅ〜」って言うじゃないですか。小エビでも、プリっておけばOK。エビ、プリプリ至上主義。ダイヤモンドだね〜。 しかしココのダイヤモンドは、とても箸では切れず、齧り付くにも大きすぎの重すぎ。ここでさっきのナイフとフォークが登場するんですね。海老フライ用?と驚くくらい、切れ味スパッ。断面美しく、切ってなおパンパンの身に、驚きを隠せません。 ホントに良い海老って、プリプリの上のピンピンのさらに上を行く、パンパンなんですね(パピプペポかよ)。強い弾力で臼歯が押し返されます。海老の筋肉は極めて太く、噛むと繊細に沿って、力強くほどけていく感じ。シェフの素材へのこだわりが、ちょっと頭一つ二つ抜けている気がします。 ハンバーグの下に敷いてあるスパゲッティはマカロニのように柔らかく、デミグラスソースを纏ってこれはこれで一品料理。 セットのスープは、名古屋めし正統派の赤だし(豆味噌の味噌汁)。具は豆腐と揚げ。うーん。正統派。 おかずの量とクオリティが凄すぎて、ライス(デフォルトでかなり多めです)が足りなくなるくらいでした。ラーメン1杯1000円を超える時代にあって、これで1100円は、大バーゲンです。銀座なら2300円。新橋・築地でも、1800円でしょうね。コスパ界のチャンピオン。 それにしても、なんたる旨さ。なんたる幸せ。奉仕、慈愛、感謝還元が、お皿に現れています。料理の一つ一つに、作り手の仕事の丁寧さ、真面目さ、ひた向きさを感じ、感動的でした。 コリャまいったな。見た目の昭和感と、料理のレベルの高さのギャップにビックリ。一瞬で、舌が肥えてしまった気がします。名古屋の庶民的な洋食店、町洋食では、最高峰だと思いました。もはや地域の宝。現役のレガシーです。近くにお勤め、お住まい...
Read more妻と2人でサタデーランチ。見るからに歴史を感じるラク亭さんへ。店名の由来は何だろうな。
今日は"スカロップ"なる名物メニューをいただくためにやって来た。こちらも名前の由来はわからない。ネットが無ければ、姿カタチすら想像つかないところだ。
『スカロップ有ります』
店頭に目立つように貼られている。
でも"冷やし中華"みたいに知られたメニューじゃないから、「おっ!スカロップがあるのか!よっしゃ入るぜ!」とはならない気がするな。
・スカロップ 1,150円+ライス 250円 ・ランチ...
Read moreランチでお邪魔しました。 駐車場の塗装を見たときは、とっくに閉店したのかな、といった様子でしたが(ごめんなさい)、ドアは開いており、お客さんも食事中。そのレトロな雰囲気に引き込まれて店内へ。
メニューをみると、別の1枚に「自慢の一品 スカロップ」とある。そこまで推されたら頼むしかないので、スカロップを、注文。
まじまじメニューを見ていると、オープン当時のメニューの写真。スカロップ25円の文字。ちなみに今は1000円。いやはや、老舗でした。
そして登場したスカロップに度肝を抜かれる。
大きい…
メニューの写真はいわゆるトンカツにデミグラスソースがかけられている図。それを見て、スーパーに売ってあるロースの大きさを想像していたのだけど、いやはや、大きい。
サイズは10cm 250cm 12mm くらい。スーパーのロースって、20cmくらいじゃないですか。その追加5cmが、デカイ。
パン粉もしっかりまとっているお陰で、デミグラスソースもたっぷり絡んでいる。このソースが深いくせにあっさりいけるすぐれもの。ねりからしなんて添えられちゃってさ。
ぺろっといけちゃいましたよ。大満足。
標準星3つ デカイ+1つ 旨い+1つ ライスは別料金なのね-1つ ...
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