レストランではなく結婚式場の評価です。 以前、自分たちの結婚式で利用しました。 建物やチャペルの雰囲気、料理は素晴らしいと思います。一般的な式場と比較して最終的に費用が高額となるのも承知できます。 しかしその旧家 河文を利用して式場を運営するブライダル会社Plan do seeについては、私たちの式場は人気がありますのでと言わんばかりの交渉姿勢や利益追求を優先した運営、あからさまな金銭主義に辟易としました。 まず一番驚いたのは、式当日には新郎新婦の身の回りをケアするアテンドという方が複数人つきますが、当日準備開始時に私たちの荷物を預かる際、「心付けの封筒などもあれば荷物になるので一緒に預かっておきますよ」と心付け（各スタッフへの式契約とは別のお礼金）の有無をあからさまに確認されたことです。このような式場では当然のように一人ひとりに高額を準備される方も多いのかもしれませんが、後述する式以前の対応への疑問もありましたので、お礼はきちんと式に満足できれば最後にお渡ししたいと考えていました。そのため初めにそれを言われた際に言葉を濁すと、間をおいて繰り返しその件を確認されました。これはその後の出来事も考えるとアテンド個人が無作法というよりも、アテンドが心付けの確認役をするというスタッフ間の不文律があるんだろうという印象でした。一方で会場のスタッフとはいえ初対面の方にお金の管理を一任する話であり、そのようなものは後から自分で貴重品とともに管理することもできるにも関わらず平然と要求できてしまうところに、この式場の日頃からの姿勢を感じました。 事前に心付けを配っていなかったわけですが、チャペルを背景にした新郎新婦だけのメインの記念写真では、新郎の黒髪の中央に2cm程度はある白いフラワーシャワーくずがはっきり一つ付いたまま写っていました。アテンドが直前に髪や服装を整えていましたし、写真にする際には今時修正などいくらでもできるにも関わらず。 式ではムービーを流すためのスクリーンを降ろす位置が、天井に十分な高さがあるにも関わらず低すぎ、映像の下側がゲストの頭にかかってムービー中のメッセージがスクリーンにきちんと投影されないという、普段から式を運営しているとは思えないような不手際を経験しました。それ以外は予定通りに進みましたが、会場の回転数重視のためか式時間の設定はタイトで、お色直しや大きなイベントを一切おこなっていなくても余裕がないほどでした。 そして最後にゲストを見送る際に渡すプチギフト、式開始前にバスケットに入れてメインプランナーに預けましたが、確実に予備を含めて準備し会場でバスケットに移す際にも確認したにも関わらず、式の最後にプランナーからバスケットを受け取りゲストに渡し終えた際には、ゲストの数ちょうどしかありませんでした。会場側が管理する間に数が減っていたということです。バスケットは大きさも十分で覆いもかけられており、こぼれ落ちるような状態ではありませんでしたので、これがどういうことなのか。人為的なものであれば、微々たる額ですが窃盗にあたることです。 また式に至るまでのこととして、 ・契約をさせたプランナーは担当プランナーにならず、契約の際に口頭でおこなわれた説明については、後日内容確認などが十分におこなえない ・衣装はPlan do see関連会社と思われる特定の一店舗から手配することを強いているが、新婦側に比して新郎側の衣装は種類やサイズが少なく、また特定のタイプに偏っており、契約後に合うものがないことが分かったため衣装を個人準備しようとすると、管理費という名目で数万円の高額な費用を請求される など客本位とは言い難く利益優先で不信感を抱かざるを得ない点がありました。 裏方である施設整備や会場準備、調理の方々が素晴らしいお仕事をされている一方、接客スタッフには心付けを当然の前提として仕事をするプロ意識の少ない方々がおり、それがこの運営会社の日常と思わせる全体の空気感は個人的に嫌悪感が大きく、手放しで晴れやかな式を味わうことのできないもったいない式場であると感じました。