Chūka Soba Maruryū — Restaurant in Sagamihara

神奈川県は相模原市「中華そば　丸龍」さん。 これぞ正にキタナシュランの醍醐味。 よくぞこんな住宅街の裏道に、ポツンと宝石の様なラーメン屋が有ったものです。

お店に入ると厨房から甲高い声で「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」… お店の方の姿は見えない…。お店を見渡すと数匹のハエが飛び回っている…。だ…大丈夫か？ここは…と不安にさせる。（午後3時なんでたまたまお客さんは誰もいませんでした） 席に着いて待っていると厨房からお婆ちゃんが出て来た。

と…取りあえず注文。 つけそば正油味650円。 野菜つけそばが人気らしいが、取りあえず最初はノーマルのつけそばで。

出来上がると、また厨房から甲高い声で 「お待たせしました、お待たせしました」との声。 お婆ちゃん大変なので厨房の扉の所に自分で取りに行くという予習をしていました。なので受け取りに厨房へ。

席に座り一口。うッ…旨え… え？すげぇ旨え…瞬間的に間違い無く旨い。 思わず隣でコップを補充していたお婆ちゃんに 「お婆ちゃん、凄く旨いじゃないですかぁ」と話しかけている自分がいました。（笑） 本当に自然に話しかけちゃいましたね。

お婆ちゃんは嬉しそうに 朝からつけダレを仕込んでいる話しとかをしてくれました。話してみると意外に普通に会話出来るお婆ちゃんでした。変な目で見てスミマセン。

まぁ…ディープアジアを貧乏旅してりゃ…ハエが沢山いる食堂など沢山有りました。自分にとっては大した問題では有りません。 ただ…日本は潔癖というぐらい潔癖ですから、ダメな人はダメかなぁ…すげぇ旨いんだけどね。 誰か常連さん虫対策してあげて下さい。

けど…思い出してごらんなさい、昭和の時代に田舎に帰省するとクーラーなど無く、窓という窓を開け放して扇風機。 当然昼はハエは入って来るし、夜は蚊が入って来ます。その為に御飯の上にはハエ避けの四角い網や新聞紙を被し、夜は蚊帳を張って寝たでしょ？そんな感じの時代と大して変わりませんよ。

さて実食です スープは酸味が強くビネガーが効いた正油つけダレ。そこに細切れのチャーシューやシナチク、ゴマ、刻みネギ等が入ります。 この細切れチャーシューがまた旨いなぁ…。素晴らしい。

麺は透明感の有るプルプルモチモチシコシコの多加水麺です。これも見た目、食感ともに素晴らしい。

お店はタイムスリップしたかの様な昭和感。サンデー、マガジン、ジャンプが揃います。 高校生以来か？久々にサンデー読みましたわ（笑）

最後はヤカンの温かい出汁を、つけダレに入れて飲み干して完食です。しつこい様ですが…本当に旨い。 ヤカンの出汁は日本蕎麦の蕎麦湯の様な物ですと説明されました。

後日知った事ですが つけめん丸長の流派との事でした。（丸長のれん会加盟店とか）こんな場所に人知れず名門の名店が有りました。 文句無し星...

2025.01.25 漸く御近所の方から情報を得ることが出来た。先ず大将は元気だそうだ。女将さんも体調が少し悪いなりにはお元気だそうだ。 お聞きした限りだと、大将は少し悩まれている様だ。厨房設備の老朽化に食料品の価格高騰…そりゃ飲食店の経営者としては心が折れてしまってもおかしくない状況だ。ただ…大将は店を閉める決断は下していない様だ。御近所の方もどうするのか店頭に告知の張り紙を出すように促したそうだが…まだ色々と決めかねているのだろう。

もう少し様子をみるしかないかなぁ…

2024.12.01 あれから１ヶ月。営業再会の気配無し…。店の周りの空のビール瓶が少し片付けられていた。

2024.10.26 丸龍が臨時休業を続けていると言う噂を聞いて本日現地を確認しに訪問実施。確かに店は閉まっているが、閉業を知らせる貼り紙は無い。試しに店に電話を掛けてみると『お客様のお掛けになった電話番号は現在使われておりません』のアナウンスが無常に流れてくる。近所の方に聞き込みをしたところ、既に１か月近く店を閉じているようだが、それ以上の情報は得られなかった。何が起きたか判らないが、無事に再開することを祈っています。

2020.06.25

写真は『ラーメン＆半カレー』のＣセット。税込８００円也。念のため繰り返しますが『半カレー』です。

ラーメンは中太縮れ麺。スープは鶏ガラ＆豚骨で『昔ながらの中華そば』と言った感じ。個人的には喜多方ラーメンに近いと思う。

カレーライス、肉は豚バラ肉で大振りな玉葱＆ニンジンが入っている。ラーメンのスープベースの出汁が効いて何処と無く甘くて黄色いカレーライスです…(´ω｀)

2016.08.20 先日２１年ぶりに再訪した相模原市上鶴間の『丸龍』を、今日は息子と両親を連れてやって来た。ネットで見ると人気な『野菜つけ麺』を自分はトライ。

しかしコレ、何処に麺を浸けろと言うんだ…(；゜∀゜)

2016.08.06 今朝から女房と息子は名古屋に遊びに行ってしまったので、僕は猫と町田で御留守番。今日は子供の頃に住んでいた家の川向こうにあるラーメン屋さん『丸龍』を２１年振りに訪問してみた。

まだ喜多方ラーメンなんてメジャーになる前から平打ちの優しい魚介出汁のラーメンを作っていた店だが、最近は野菜ラーメンやつけ麺が人気のようだ。

でもやっぱり昔を懐かしんで、今日は普通に叉焼麺を頂く事にした。麺は昔と変わらず今も近所の『青島製麺所』の平打ちの『香娘麺(しゃんこめん)』。出前のラーメンが御馳走だった子供の頃に、ちょっとタイムスリップし...

町田駅からかなり歩いた住宅街の小さな町中華。 しかし町中華といえども、実は丸長のれん会のれっきとした加盟店。正直、こんなところに目白丸長や荻窪丸長、東池袋系大勝軒と並ぶ店があるんかいな？…と思うけど、まぁあるんだから仕方ない。

まず店に入ると完全に厨房と客席が分断されていてちょっと面食らう。 程なく腰の曲がったご高齢の女将さんがかなり大きな声で(この女将さん厨房に居るときは普通なんだけど接客となるとやたら声がデカイ)、「いらっしゃいませいらっしゃいませいらっしゃいませ〜」と厨房の扉を開けて迎えてくれます。 で、注文は特製つけそばの味噌味をお願いしました。

厨房は一人で回されているようなので注文品の到着は結構遅いです。なので急いでいる人は入店するの止めておいたほうが良いと思います。

そしてまた女将さんが「大変遅くなりました〜」とかなり大きな声掛けと共に注文品を提供。 女将さんがいちいち扉開けて持ってきてくれるのが大変そうなので、途中まで受取りに行くのが良いみたいです。

盆には、うず高く野菜炒めが盛られたつけ汁の見えない碗、麺の乗った皿、スープが入った小さなヤカンが乗ってます。 麺は少し平打ち気味の縮れ中太麺。ですが、この麺をつけ汁に飛び込ませるにはまず野菜炒めからやっつけなくてはなりません。

ということで野菜炒めをワシワシ食べます。 でもこの野菜炒めが旨いんです！モヤシにキャベツ、ピーマンとしっかり炒められていてこっさり塩味が旨い。 そしてやっと見えてきたシャバ系味噌スープに麺を浸けて頂きます。 うん、なるほど。確かに丸長系です。甘味と酸味を感じるシャバ系つけ汁です。 以前食べた伊勢原大勝軒の味噌つけそばをどこか感じる。そりゃまぁ丸長系の遠い親戚ですもんね。 でも伊勢原大勝軒の味噌つけそばは甘すぎてちょっと嫌だったけど、ここのはバランス良き。

味は素直に普通に良かったです。まぁ普通にですけど。でもあの野菜炒め量とか考えたら800円は素直に安い。 でも問題は床が常にベタつくのと、女将さんの大きなお声。 丁寧な接客をなさろうとそうなってしまっているのは分かるんです。だってお会計のときに物凄く深々3秒くらい頭下げられてますし(これをお会計の度にやっておられます)。 つけそばの味噌味と醤油味間違えられた時も「申し訳ございません」と頭下げられましたし。 でも正直言って、なにかの度にあの大きな声聞くのはかなりキツイ。

なんか色々うまくやる方法は無いものかしら…と思った丸長...