Jūban

「おかえり！うまいラーメンと餃子できたぞ！たっぷり食えよ！」そう言われた気がしました。

創業1956年(65年) 東中野駅から徒歩3分東中野ギンザ通り。 その中で一際昭和を感じる「十番」

こちらのお店は過去に各メディアに登場していて 更に相撲界の若貴兄弟も、東中野にある明大附属へ通っていた学生時代にこちらのお店の常連だったそうです。 そんな私も明大付属相撲部出身元力士の方にこちらのお店を教えてもらいました。

席はカウンターとテーブルで全22席。清潔感があります。

注文したのは

「焼餃子 400円」(6ヶ) 見て驚き！なかなかのボリュームの焼き餃子です。 皮はかなり厚めでモチモチしています。 カリッモチッジュワーな食感が美味しい！ 餡は野菜がたっぷり入り味もバランスが良いです。酢胡椒が流行っていますがここは酢醤油＋辣油でしょう。 これは熱々のライスが欲しくなります。ビールも！

「玉子入りタンメン 700円」 一番人気のタンメンです。 豚肉と野菜は人参、白菜、もやし、木耳、韮などがたっぷり。 半熟、白身固めの玉子を合間に食べるとまた抜群に合います。

麺は中華には珍しい中太平打麺。 コシがありモチっとした麺で美味しいです

澄んだ塩味のスープを味わうと野菜の旨みが溶け出した深みのある柔らかな優しい味で町中華離れした繊細さがあります。

親子二代で営む東中野「十番」 驚くのは味だけじゃない。 私が店に着いた時、ほぼ満席でした。

何が驚いたかって老若男女のお客さん全員が大将に「ご馳走さま！」と言って店を出るんです。 全員が自発的に気持ちの良い挨拶をして帰るのは初めてです。

でもお店に20〜30分居れば その謎が分かります。

お客様への愛に溢れているんです。

私が胡椒を一振りして出ないので顔を上げた瞬間

「出ない？ごめんなさいね、はい胡椒。」

顔を上げて僅か1秒。 大将は料理はもちろん料理中でさえ店をよく見ていて指示を出したり声を出したりしています。 初めて訪問した私でさえ直ぐに気づきます きっと親子経営だから口喧嘩も営業中するのかもしれませんが、それはお客様への愛ゆえでしょう。

十番はタンメン、餃子以外にも 炒飯やジャージャー麺、サーティ麺も人気なようでまた近々伺いたいと思います。

「ただいま」と言いたくなるお店でした。

⚠︎ 店内至るところに「使ったティッシュはテーブルの下のゴミ箱へ」と書かれていて。 見ていないお客さんの多さに首を傾げていました。 皆さん十番はお客様の為にコロナ対策していますので最低限のマナーは守りましょう！

［住所］東京都中野区東中野3-7-26