夜勤の帰りにぷらっと朝食。

西新井大師西駅の西口を出て、約徒歩４分程で到着します。 左側のローソンを過ぎて谷在家一丁目の信号(かっぱ寿司)交差点を左折してすぐ右側にあります。

駐車場もあり、タクシーや大きくないトラックなども止まっています。 駐車場とお店の間に喫煙出来るスペースがあり、灰皿が置かれています。

店員さんは、ご年配の男性２人とご年配の女性１人の３人でキリモリされています。

いわゆるセルフで、好きな物を選んで取り、後会計のシステムです。 ご飯と味噌汁は、ご年配女性の店員さんが盛ってくださいますので、直接受け取ります。

電子レンジもありますから、食べる前におかずなどを温めると良いでしょう。

以下を注文 ↓ ◯ご飯(大) ￥300 ◯味噌汁　￥100 ◯生野菜サラダ ￥250 ◯マグロ刺身(赤身) ￥450 ◯サバの味噌煮 ￥300 ◯ゴボウとマグロの煮付け ￥200 ◯生卵 ￥70 ◯納豆 ￥70 合計金額:￥1,740

店内はテーブル席とカウンター席があります。 お客さんは、作業服を着た方々や運転手の方々ばかりです。 スーツ姿の客は私だけです。

ご飯 ご飯は、国内産の米を使用。 白米で味は普通、少し硬めで定食に合う美味しさです。 殆どのお客さんが、何故か半ライスや小盛りを頼まれていらっしゃいました。(おかずをたくさん召し上がる為か)

味噌汁 ワカメ、木綿豆腐、油揚げが入っています。 出汁は、おそらく鰹節と煮干しの合わせ出汁と思われ、ちょうどよい濃さの白味噌の味噌汁です。 優しい味付けで心身に染み入ります。 この味噌汁をすすって故郷を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ややオーバーかもしれませんが、日本に生まれて、日本に住んでいてよかっなぁと実感した美味しさです。

生野菜サラダ レタス、きゅうり、トマト、ハムなどが入っており、鮮度良くシャキシャキします。私は味ポンをかけて食べました。

ゴボウとマグロの煮付け マグロではなくカツオかもしれませんが、太めに短冊切りにカットされたゴボウとひと口サイズのマグロが、甘塩っぱい煮汁で煮込まれており、濃いめの味付けです。 ゴボウがかなり柔らかくてマグロと共に奥まで煮汁の味が染み込んでいます。 長時間かけて煮込んだか、或いは圧力鍋で煮込んでいると思われます。 (過去の拙い私の煮込み料理の経験から確信します) 一言で言うならば、田舎の農家、大工さん、漁師さん家の煮物のような味で絶品です。(汗で塩分を失われがちな職業の家のおかず)

どうりで作業服の方や運転手の方が多いわけです。こういう味付けのおかずが、彼等の生活習慣、身体に合うんだと思います。

最近は少なくなりましたが、地方から出稼ぎの方々は、やっぱり故郷の濃いめの味付けでなきゃ食べた気がしないのかもしれませんね。 お客さんの１人が、ガッツ石松さんのような口調訛りで店員さん達に沖縄かぃ？なんて聞いてました。

マグロ(赤身)の刺身 解凍したての冷たさですが、激安スーパーではなくきちんとした魚屋さんで購入したようなマグロの赤身と言える鮮度と味、食感。納得する美味しさです。 朝っぱらからこんな刺身にありつけるなんて店は、なかなか無いんじゃないでしょうか。

生卵と納豆 生卵と納豆は市販のスーパーで売っている物と同程度です。 納豆は、おかめ極小粒納豆のような商品かと思います。 パックから器に移されて刻みネギがかけられている心遣いが嬉しいです。

サバの味噌煮 こちらも濃いめの味付けでサバの切身の中、奥まで甘塩っぱい煮汁が染み込んでいます。 とても柔らかくて、トロサバのような脂がのっています。 極上のサバを仕入れて調理しているようです。最高に美味しいです。 久しぶりに本当に美味しいサバの味噌煮を食べました。 幸せな気分でいっぱいです。

サバの味噌煮とゴボウとマグロの煮付けを電子レンジで温めようとしたら、白い衣服の年配男性の店員さんが温めて下さったり温かい緑茶も入れてくださいました。(お心遣いに感謝)

おかずが品切れになると順次作っているようで、出来上がると厨房の青いＴシャツの年配男性の店員さんが、 「チキンカツ揚がりましたよ。生姜焼き出来ましたよ」 などと大きめの声で知らせてくれます。

看板のワンちゃん？らしきマルチーズのような鳴き声が奥から時々します。

とても美味しくて、セルフ形式の定食朝食の店では、かなり高レベルな味の店だと思います。今後何回か訪れて色々食べてみたいと思います。

こちらの店は昭和43年創業らしいです。会計は現金のみ。

本日も満腹満足完食、ご馳走様でした。 有難うございました。