Muryōzan Saikō-ji Temple (Chichibu Sanjūyon Kannon Reishō #16) — Attraction in Chichibu

秩父三十四カ所観音霊場と関東八十八ヵ所霊場の参拝でそれぞれ別の日にお伺いしました。 真言宗豊山派のお寺で無量山西光寺といい秩父霊場第十六番札所、関東霊場札所の特別札所(番外札所)になります。 禅宗のお寺の多い秩父札所にあっては希な真言密教のお寺になります。 御本尊は千手観世音菩薩で僧行基菩薩の作です。 開山は元文年間(1736年～1740年)に僧賢秀と寺伝に記録があり僧寛明が中興したと伝わります。 本堂内の内陣と外陣とを分かつ欄間に大きな釈迦涅槃像の彫刻がみえます、彫刻は三面あり真ん中の彫刻は金色に彩色された入滅姿の釈迦の回りを天女や色々な動物が取り巻いている様子で、左右の二面には釈迦の十大弟子がそれぞれ五人ずつ配置され釈迦の入滅を嘆き悲しんでいる様子が彫られています。 本堂の右側にコの字形の回廊堂(八十八仏回廊)があります寛政七年(1795年)僧法淳が回廊堂を建立し八十八体の尊像を奉安したものです、回廊堂の中の棚には四国八十八ヵ所霊場の札所寺院の御本尊を写した仏像が並んでいます。 本堂の右手に宝形造りの古いお堂があります現在の建立される以前の観音堂だったそうで、秩父巡礼が成立した当時の札所の姿を伝えるお堂で昔の釘で打ち付けた木の納め札が数百枚残っているそうです。 秩父札所のなかで札堂が現存しているのは西光寺、こ...

秩父札所15番より徒歩20〜30分 拝観料は無料

山号　無量山 宗派　真言宗豊山派 本尊　千手面観世音菩薩

西光寺の創建年代等は不詳ながら、観音堂は他所にあったものを当地へ遷したものだといい、秩父三十四ヶ所札所の第16番観音となっています。境内には、天明三年の浅間山大噴火による死者を供養するために発願した回廊堂（四国八十八ヶ所を模して作られた八十八佛巡り）や、酒樽大黒天など、数多くの仏像が祀られています。

酒樽大黒天の由来 酒蔵奥深く仕込樽として大正年間に作られし樽、時代と共に使用しなくなりたるを、昭和四十年代、茶室として造りしが偶々大黒天を祀りしところ、招福の御利益ありと多くの参詣を集め、願をかけ名刺を残すという他に例の無い酒樽大黒天となりける。との事です。

真言宗豊山派のお寺に良くある四国八十八ヶ所を回れる有り難い所が回廊堂で中に各地のご本尊が有り一気に回れる有り難い回廊が有り、金比羅大権現のお堂はかなりの信仰を感じさせられますし 酒樽大黒天のお堂はジブリな出て来そうな造りで趣がありました。...

ごく普通の山門に、参拝者を歓迎するように立つ二本の桜の木、境内は極めて小さいのだが、参拝者をあ然とさせる内容に息を飲む。まずは本堂ですが、江戸時代から残っている数少ないもので千手観世音菩薩が祀られ、特に珍しいのがお釈迦様の涅槃像が欄間に刻まれている点です。本堂の左には巨大な酒樽の中に大黒様が祀られ、これは、感動的であり見事な光景です。パワーも絶大かと思います。弘法大師ともゆかりが有り立派な像には勇ましさが溢れています。 それと、現代はほとんど無くなってしまった札堂の存在に、金比羅大権現も祀られるなど素晴らしい寺です。更に四国八十八ケ所霊場の本尊がズラリと祀られている回廊には入り口の段階で立ちすくみました。とても言葉になりませんでした。 この回廊で本気で仏像に参拝すれば四国八十八ケ所霊場をすべて巡礼したのと同等の徳を得られる事のみならず弘法大師からのご利益も得られるということです。 境内の手入れだけはマイナスせざるを得ませんが、それでも最...