内房ドライブの帰途、まだ訪れたことがない所に行ってみようと、東京湾フェリーのりば近くの美術館に立ち寄った。
こじんまりしている建物なるも美術館らしく周辺から一線を画した雰囲気と佇まい。建物の外壁の一部に鋸山の房州石が貼られている。
開催中の企画展は興味深かったが別館の鋸山資料館が一層面白かった。蔵1つが鋸山や房州石に関する資料館となっている。
鋸山ロープウェイには何度も乗っていたが、その昔、石が切り出された跡がギザギザになった山で石は江戸城にも使われている程度の知識しか無かった。
しかし、拝観することで、あれ程の絶壁に石をどのようにして切り出せたのか、人力でどうやって切り出したのか、山頂から石をどのように下ろして来られるのか、奇勝地獄のぞきの昔の姿等様々な事実が判る。
切り出された房州石は江戸城のみならず、靖国神社、早稲田大学門、横浜港の見える丘公園等様々な建築にも使用されており、昭和60年迄切り出し作業が行われていて、江戸時代の話ではなく、つい最近迄現役の建築材だったことが判り驚く。
石の実物展示もあり、さわれるようになっている。資料館の拝観を経てから鋸山に登れば展示の実物を目の当たりにして一段深い感慨で鋸山を見ることができる。
美術館にはお土産品コーナーがあ...
Read more鋸山美術館は、2010年3月に金谷美術館としてオープンし、10周年を記念して「鋸山美術館」へ名称変更。 小さな美術館ですが、コンクール作品展が開催され、優秀賞を受賞した身内の作品を観に来ました。 こんな絵の描き方があるの?と言うような初めて見る作品が、沢山展示されていました。
日本画、水彩画、油絵、水墨画、墨彩画、アクリル画、版画、木版画、銅版画、色鉛筆画、押花、ミクストメディア、アキーラ、ランペラ画、手刺繍、貝殻アート、スプレーアート等々。
初めて見る作品に驚き、子どもの頃に知っていたら、自分も何かに興味が湧いたこと間違い無しです。 還暦過ぎたら第二の人生、何かにトライするのも良いかも知れません。 小さなお子さんがいらっしゃるご家族にも、是非、子どもと一緒に足を運んで、ゆっくりと見学して頂きたい美術館です。 未来の画家が誕生するのではないでしょうか(^-^) 子どもの声がうるさいと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、見学を平日の昼間にずらすなどして、大目に見てあげて頂きたいです。 JR内房線浜金谷駅から徒歩5分、館山道富津金谷ICから車で3分、東京湾フェリー金谷港より徒歩3分とアクセスも良いので、是...
Read more2010年3月に富津市金谷の町おこしのために誕生した美術館。石と芸術のまち金谷、を合言葉にしており建物の外観も鋸山のような切り通しの岩を彷彿とさせる造りとなっています。ザ・フィッシュも近く、街の景観にうまく溶け込んでいます。 2019年5月に訪問しましたが、「久邇宮家伝来の書画」を展示していました。常設展よりもこうした期限付き展示がほとんどなのかな。 外観通り、こじんまりとした美術館なのでゆっくり回ったとしても1時間もかからないかな。対してチケットは800円なので少し高めに感じました。ちょっとした庭園と、そこを通り抜けて向かう別館(蔵)もあるのでお時間のある方はそちらも。 金谷周りは鋸山やザ・フィッシュ、フェリー乗り場に人が集中しますが、気になった方は一度は訪れ...
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