【 2023/11/19(日)訪問 】 NHK Eテレ📺の「日曜美術館 アートシーン」で紹介されていたのを見て、2023年10/7(土)〜11/26(日)まで開催されている「横山美術館名品展 明治・大正の輸出陶磁器 技巧から意匠へ」を拝観しました。
日本の陶磁器が19世紀後半(明治時代前半)から欧米でたびたび開催された万国博覧会において高い評価を得ていたことから、欧米に向けて輸出され、コレクションされたそうです。そのため、これまで日本で目にする機会が限られていたとのこと。
本展覧会では、当時輸出された陶磁器を積極的に収集し、里帰りさせている横山美術館(名古屋市)の名品約130点が展示されています。
京都から移り住み、横浜を拠点に活躍した宮川香山(みやがわ こうざん:1842-1916)の「高浮彫河骨亀翡翠花瓶(たかうきぼり こうほねかめかわせみかびん)」は、器を立体的な装飾、高浮彫(たかうきぼり)の技法を駆使して生まれた花瓶で、河骨(こうほね→スイレン科の多年草)の生い茂る水辺の風景を高浮彫で表していて、苔むした岩穴に見える亀🐢はどっしりと構え、水面に飛び込もうとする翡翠(カワセミ)の躍動感との対比が秀逸な作品です❗️
迫力のある作風で知られた張田緑山(はりた りょくざん)の「高浮彫鷲襲群猿大壺(たかうきぼり しゅうしゅうぐんえんおおつぼ)」は、翼を大きく広げた鷲🦅に襲われ、必死の形相で逃れようとする猿🐒を高浮彫の技法によって立体的に表現した大作で、猿の毛並みや鷲の羽根🪶一枚一枚まで緻密に作られていて、とても躍動感のある作品です❗️
宮川香山の作品が多いですが、張田緑山の作品がとてもダイナミックで躍動感があって見入ってしまいました👀✨
展示品は全て写真撮影OKとのことでしたので👍、遠慮なくたくさん📷撮らせていただきました❗️😁 ✨
平塚市美術館の休館日は月曜日で、開館時間は9:30〜17:00 、観覧料は一般¥900...
Read moreさとびとみやび展(特別展)、造形作家玉田多紀ダンボール物語(企画展)を観てきました。特に何も調べず、涼しい所が良いなと思ってフラリと行きました。
特別展は湘南を題材とした絵画、湘南を拠点に活動をしていた画家の作品の展示でしたが、見応えのあるものでした。写真のような活き活きとした絵、野焼きで焼かれた造形物など、かなりじっくりと集中して観られたと思います。混んでいないので堪能しました。
企画展はかなり楽しい物でした。職場でたくさんダンボールが出るので身近な素材ですが、生き物が題材で来場者の小さなお子さんも楽しんでいるようでした。象やキリン、恐竜、絶滅危惧種の集まった展示の、生きているような様子には去り行くものを見送るような、ちょっと寂しいような切ない気持ちになったほど。私が取り分け気に入ったのは『蓮から生まれた蓮太郎』の成長物語。生まれたばかりの蓮太郎や少しずつ育って行く蓮太郎、お友達と一緒にいる蓮太郎には思わず『おお!』と感慨深かったです。ちょっとブサイクなところが心惹かれました。
駐車場は入館時に承認を受ければ入庫から90分は無料です。屋外にも展示がありますし、ベンチもあってマッタリ過ごすことが出来そうです。美術館のある街って潤いがあ...
Read more深堀隆介展...
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