76.蓮乗院(れんじょういん) 天照山蓮乗院(てんしょうざんれんじょういん) 宗派 浄土宗 拝観料 志納(無料) 拝観時間 9:00~16:30 境内 撮影可能。 アクセス: JR鎌倉駅東口から徒歩30分。 JR鎌倉駅から東口より京急バス ・7番のりば 「鎌40 鎌倉駅~逗子駅」光明寺バス停 下車 徒歩1分 ・7番のりば 「鎌41 鎌倉駅~小坪」 光明寺バス停 下車 徒歩1分 御朱印: ①「阿弥陀如来」 本尊 ②「十一面観世音」 鎌倉三十三観音霊場 第19番札所 ③「南無 弘法大師」 弘法大師相模二十一ヶ所 第11番札所 概要: ・鎌倉市材木座にある寺院です。 ・蓮乗院は、寛元元年(1243年)に光明寺(浄土宗)が創建以前から材木座に立つお寺です。 ・創建された年月などは不明で、「蓮乗寺」と称していて、当時は真言宗であったと伝わります。 ・光明寺がこの地に移されてきてから、子院となり「蓮乗院」と名を改め、浄土宗へと改宗されたたといわれています。 ・良忠(りょうちゅう)上人が光明寺落成まで、ここに住居して建築を督励(とくれい)したといわれ、光明寺の新住職になるとまず蓮乗院に入ってから改めて光明寺の本山方丈(ほんじょう)に入るならわしになっています。 ・蓮乗院のご本尊として祀られている阿弥陀如来像は、源頼朝が鎌倉入りをする際に進言したとされる御家人であった千葉常胤(ちばつねたね)の守護仏として現在に伝えられています。 この他の蓮乗院寺宝である文殊菩薩や地蔵菩薩は、参拝した人に知恵と健康を与えてくださるというご利益があり、パワースポットとしても知られています。 ・春は桜が美しく、秋はススキが情緒を誘います。 見どころ: ・蓮乗院本堂にある美しい花鳥図の板ふすま絵と天井の格天井の絵 極楽浄土を思わせる作りとなっており、当時あった鎌倉時代の特徴を表しているところです。 ・本尊の阿弥陀如来立像 寄木造という手法で作られており、これは平安時代の一木造から鎌倉時代への変遷が見えるものです。 この立像は、寄木造という手法で作られており、高さ81.5cmあり、仏像の調査で、造像は「正安元年(1299年)」、作者は「大仏師播磨法橋宗円」という造仏銘が胎内に残されています。 また、胎内全面に阿弥陀経の48願の文(一部脱落あり)が記され、 「宇治氏の女某」が志主となって「父母師長六親眷属乃至法界衆生の平等利益」...
Read more元は蓮乗寺と言う寺名で、坂東平氏良文流の名族、千葉家の鎌倉に置ける菩提寺だったと伝承し、御本尊も源頼朝公に与力した平安時代末期の名将の千葉常胤公の持仏だった。 元は真言宗で千葉家菩提寺だっただけあり弘法大師空海和尚と関係も有った様だ。 浄土宗大本山光明寺が現在地に移転する際に時の光明寺開山様が蓮乗寺に滞在された御縁により宗旨を浄土宗に改め、以後、寺も光明寺塔頭となり蓮乗院に名を改めた。 戦国時代に成ると、千葉一族の下総国印旛郡臼井城主の臼居家が外祖父の原家に居城を乗っ取られた際に、臼居杢左衛門公達臼居一族が鎌倉大町に逃げてきて、以後、臼居家菩提寺と成った。 臼居杢左衛門公は北条家臣となり旧鎌倉郡野庭(横浜市港南区野庭)に移住した。
現在では御寺自体に縁起を記した書物は残らず、江戸時代に昌平坂学問所の総代、間宮士信公等の編纂した新編相模風土記稿に記された内容と光明寺の記録と臼居一族御子孫の伝える記録に...
Read more2025/5/22 浄土宗天照山蓮乗院、創建は不詳ながら光明寺当地移転(寛元元年/1243年)以前は密宗寺院蓮乗寺と称した。光明寺塔寺院(光明寺の歴代住職は当時に入院してから光明寺に入る習わし)、鎌倉三十三観音霊場第19番。 ここでは特に1箇所について見る。山門横奥にひっそりと石塔が立つ。 @弘法大師塔(平頂方柱/文字) 「弘法大師 當國二十一ヶ所第十一番 ...
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