Kuhonji Temple — Attraction in Kamakura

九品とは、仏教用語で極楽浄土を願う人たちの九種類の往生の有様のことを言うようです。このお寺は鎌倉攻めの総大将であった新田義貞が、滅んだ北条氏を供養するために、鎌倉は材木座に建立したのです。本堂の「九品寺」という文字は、新田義貞の筆を写したものと言われます。

何故、この場所なのか？それは、ここを鎌倉中心街を攻める時の新田義貞の本陣に据えたからです。

この寺の直ぐ東側、弁谷（べんがやつ）のは崇寿（すうじゅ）寺から、最後の乾坤一擲に賭けた長崎高重ら150騎が、義貞の首一つを狙い、旗指物を捨てて突入して来ますが、寸でのところでこの突入は失敗。長崎高重は東勝寺の幕府最後の北条得宗家・高時や祖父・長崎円喜のところに帰り、自害の手本を見せ、東勝寺で高時を含む870の北条一族らは次々と自害をするのです。それらの往生の有様、凄さを含め九品という名前を寺に付けたのかもしれませんね。

Kuhon represents nine modes of death.Those are granted to people who wish to go to paradise after death. Yoshisada Nitta,general who led the offensive attack on Kamakura,built this temple in Zaimokuza after the Kamakura Shogunate went down to pray for the repose of the war dead on the Hojo side,the fallen enemy. It is said that letters, "Kuhonji" found in the main hall were copied after the letters written by Yoshisada...

Kuhonji Temple in Kamakura is a quiet, historic site with a rich cultural heritage. The temple’s beautiful gardens and serene atmosphere offer a peaceful escape, making it a perfect spot for contemplation. Its traditional architecture adds to the...

2025/5/21 浄土宗内裏山靈嶽院九品寺、建武3年(1336年)新田義貞が北条方の死者を弔うために創建。光明寺末。山門の「内裏山」・本堂の「九品寺」の文字は、新田義貞の書写と云う。 非常に不可解だが、九品寺に関して新編鎌倉志には見当たらず新編相模風土記には1~2行しか書かれてない。

山門前には2基の石碑が立つ。 右は、大正時代に成立した「鎌倉三十三観音霊場第十六番札所」 ー昭和の建立。 左は、「弘法大師 廿一ヶ所第九番　東京牛込區 大師講」 ー明治37年5月建立。これは”弘法大師相模二十一ヶ所霊場”の第9番を指す。明治後期～大正初めの頃は盛んだったようだが、現在の活動は不明。石碑の形は違うが鎌倉では何ヶ所かの寺院に立っており、いずれも東京の講が建立した。

山門をくぐると、変わった六地蔵塔と不動尊像が見える。 次に宗祖”法然上人”の石碑が見える。そこに”宗歌”が有る。

「月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の...