西沢渓谷を訪れその後ほったらかし温泉に行った。 帰りに温泉入口に置いてあったパンフレットに目がとまった。 金子兜太展のパンフレットであった。 興味がわいた。 県立文学館で開催されている。 ぜひ行ってみたいと思った。 早速車で県立文学館を目指した。勿論県立文学館に行ったこともなかった。ナビを頼りに向かった。立派な建物であった。 さて、金子兜太は父の俳句の師匠ような存在で、子供のころからその名はよく知っていた。そして関心を持っていた。私は俳句はやらないが、金子兜太の本を読んだり、最近は金子兜太のふるさとである秩父を訪ね、ゆかりの地や句碑を巡ったりした。 こうした展示会は初めてであった。 展示室の展示品をじっくり見学した。金子兜太の代表的な句が色紙などにあの独特の文字で描かれている。それをゆっくりかみしめながら読んでいった。貴重な写真や資料も多くある初めて見るものがほとんど。 とかくこうした展示会はさっと見て帰るのことが多いが、今回はじっくり眺めた。 別の部屋に俳句に関する書籍や雑誌などが展示されていいた。 そこに金子兜太が主宰した「海程」の一冊があった。その中には父の句がいくつか掲載されていた。 ここ県立文学館の金子兜太展は金子兜太を偲ぶとともに、父を偲ぶものとなった。全くの偶然に知った展示会であったが、最後に山梨で感動をいただ...
Read more2022.11.6来訪。 美術館に寄った後に来た。 樋口一葉に関する展示を観る。 樋口一葉は東京出身のはずだが‥と思って観ていたら両親が山梨県出身とのこと。各地の郷土資料館にはこの手のこじつけ?の郷土代表作家がけっこう多い。 山形の鶴岡市にある郷土資料館「大宝館」の場合は鶴岡が本人の奥さんの実家だから、ということで横光利一の展示があった。 ここでも常設展で郷土の作家の展示があったが芥川龍之介のコーナーがあった。確か芥川も東京出身では?と思っていたら生前に度々山梨県へ訪れていたからだという。疎開などで一時的に居住していた、というのなら分かるが、さすがに訪問だけでは関連が弱かろうと感じてしまう。展示にはこの地で芥川が描いた河童の絵が飾ってあった。 せっかくなら正真正銘の郷土の作家である深沢七郎の「風流夢譚事件」についての展示とか見たいもんだ。 文学館自体の建築は素晴らしく、2階からの展望がよい。...
Read moreThe exhibition "Kenji Miyazawa" was good and there was a meeting with his niece. I wonder why his exhibition was held...
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