猿田彦神社は天神川の東側にある嵐電の線路と三条通に挟まれた小さな神社です。 別名「山之内庚申」とも呼ばれ、京洛三庚申の一つで平安時代に創建されており、「庚申信仰発祥の地」ともいわれているそうです。
平安時代、天台宗開祖である最澄が座禅のために霊窟を探していた時に猿田彦大神が現れてこの地を指し示したのだそうで「猿田彦神社」は最澄がその座禅石の傍らに猿田彦大神を祀ったことが始まりとされています。もともとは太秦安井松本町にあって多くの修験道者が滝行で身を清めた霊場でした。 鎌倉時代、嵯峨天皇の行幸の際に猿田彦が道案内を務めたとされ、嵯峨天皇の命で社殿が建立されたといわれています。
ご祭神は猿田彦大神です。 天孫降臨で瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が宮崎県の高千穂に降り立った際に御案内した神様が猿田彦大神で、伊勢の地から全国へと開拓を進めた神様でもあり、その功績から人生を切り開く「人生開運」「事業開運」に御利益がある神社です。お伊勢参りへ行く前に参拝すると、道のりの安全を守ってくれるともいわれています。
社殿に向かって左隣にある「大国主神社」は縁結びに御利益があります。
大国主神社の前に聳え立つ大きな楠は「庚申楠」と呼ばれ樹齢は700年を超えているそうです。
年に6日あるという庚申の日のうち、特に初庚申の日には護摩焚き神事が行われて多くの参拝者で賑わいますが、縁日の日以外は無人の日が多く注意が必要です。 社務所が閉まっている時は「山王神社」か「西院春日神社」の社務所で御守り等の授与品をいただくことができます。
猿田彦神社で人気のお守りは 「盗難除左なわ」 玄関、勝手口、金庫などに吊るせば盗難除けに御利益があります。 「くくり猿」 財布やカバンの中に入れておくと招福・開運・除難の御利益があります。
無料自由参拝
アクセス 京福嵐山本線「嵐電天神川」徒歩2分 地下鉄東西線「太秦天神川」徒歩3分 京都バス「庚申前」徒歩1...
Read more右京区の天神川三条を東に行った南側にあるのが京都三庚申の一つとして数えられる「猿田彦神社」になります。別名「山ノ内庚申」とも呼ばれています。社務所に巫女さんがおられない時は、御朱印等の授与品は、西院春日神社で頂けるとの案内が貼られていました。 また、鳥居をくぐった先が駐車場として利用出来るようですがかなり出入りがしにくそうでした。 創建は平安時代とも伝わる歴史ある神社になり人生を切り開く「人生開運」「事業開運」にご利益がある神社になるとのことです。 鳥居をくぐり抜けてた左手にお手水舎があり真正面には拝殿があります。拝殿の真ん中には「猿田彦大神」が安置されています。拝殿の先にあるのが本殿になります。 本殿右手には、鎮魂碑と末社「稲荷神社」「秋葉大明神」が祀られています。 本殿左手には、「大国主神社」とお不動さんやお地蔵さんも祀られています。「大国主神社」の真正面に樹齢700年といわれる「庚申楠」がそびえています。 あいにく訪問日は雨降りで強風も吹き、どうしようかと思っていたが、何故か参拝中には、雨が止み、傘をささずみに気持ち...
Read more「山ノ内庚申(山ノ内猿田彦神社)」は、「八坂庚申堂」や東山の「尊勝院」とともに「京洛三庚申」のひとつに数えられています。 舞殿に白い御幣猿。 拝殿の手前が木格子で厳重に防護されているために近づくことがままなりませんが、2基の三猿石塔や木彫の猿を垣間見ることができます。 境内に「庚申楠」。立派ですが、特段、庚申信仰とは関係ないと思います。 小祠に5基の石像が祀られており、向かって右から、役行者、聖観音菩薩(印形が不自然な感じですが)、不動明王、地蔵菩薩、地蔵菩薩。 境内の由緒書きによると、昭和55年(1980年)時点で庚申講が続いていたようで、もしかしたら現在でも守られているのかも知れません。少なくとも初庚申には御護摩が焚かれているようです。
これまで300か所以上の庚申塔や庚申堂を巡ってきましたが、こちらは何かが違うのです。しかしながら、この違和感が何であるのか、...
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