「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、盛者必衰の理(ことわり)を表す。」と平家物語に詠われた沙羅双樹はお釈迦様が入定された時、一斉に花が開き、その死を悲しんだといわれています。 インドと日本の沙羅双樹は種類が違い、日本では夏椿を沙羅双樹と呼んでいます。 梅雨の時期に咲きますが、朝に咲き、夕方には散ってしまう“一日花”は正に無常そのものです。 あまり見かけない花ですが、東林院には十数本の沙羅双樹があるそうです。 東林院は臨済宗(禅宗)の大本山妙心寺の塔頭寺院で、普段は非公開ですが、沙羅双樹の開花時期に限って参拝が可能です。今年は6月10日〜23日の期間、公開されています。 私(大阪府在住)は花の写真を撮るのが趣味で、一眼レフカメラを片手に全国の花の名所を巡っています。 この日(2024年6月13日)は30℃超えの暑い日でしたが、青苔の上の落花は風情があります。抹茶と和菓子をいただき、ゆったりとした時間を過ごすことができました。 因みに、拝観料は抹茶・和菓子付きが1600円、抹茶・和菓子と精進料理...
Read more平家物語にも詠われる沙羅双樹、そんな沙羅の木で知られ「沙羅双樹のお寺」で知られる妙心寺の塔頭「東林院」。 通常非公開のこのお寺には、十数本の沙羅双樹からなる「沙羅林」があり、梅雨の頃には白い椿のような花を咲かせます。 沙羅の花は、朝咲くと夕方には散るということから「一日花」と呼ばれ、苔むす庭に花が散ったさまも白と緑のコントラストが美しく風情があります。
そんな「東林院」に2022.06.16に拝観させていただきました。拝観料はお抹茶とお菓子が付いて大人ひとり1,600円でした。 前々日にテレビで放送されたこともあり、また30日までの特別公開もあって、平日にもかかわらず多くの人が来られてました。 庭には沙羅の木に白い可愛い花が咲き、また散った花が緑の苔の上に落ちていて風情があります。時折、花が落ちるのを見ると、人の一生と重なり儚さを感じさせられます。これからも毎年訪れたい場所になりました。
拝観時間...
Read more沙羅の花の頃の特別拝観。抹茶付きで一人1600円、抹茶と食事付きで一人6000円。私達は食事付きで。入ると、広間ひとつと風情はあるが狭い庭。それで終わり。広間の周りには赤いもうせんが敷かれており、そこへ座るように指示されて(命令されたという印象)、畳にお茶とお菓子を置かれた。人がその前をドタドタと歩く。僧侶まで茶碗を蹴飛ばしそうに間際を早足に通りすぎた。非常に不衛生な印象だった。またすぐに名前を呼ばれ、奥へ案内された。(入場時に名前を聞かれていた。) 食事をすると奥座敷も入れるらしい。が、座敷も庭も特段のものとは思えなかった。座敷には座布団が並べられ、座る場所を指示された。膳は2つ。足のあるものがひとつ。もうひとつは足はなく畳にべたっと置かれ、料理が半分くらいすでに並べられている。やはり間際を人が歩く。トイレから戻った人がすぐ前を歩いて行ったのは非常に嫌な感じだった。隣との間は狭く、妻と肘をぶつけて汁をこぼしそうになった。行った...
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