▼付近の田光八幡にもありますが、弘法七本楠の1本ですね! ▼熱田神宮は、元々、あゆち潟(現在の伊勢湾)に突き出た半島状の台地の上に築かれたようです。今の地形からは想像もつきませんが。 ▼ただ、この熱田の地は、昔から交易が盛んな場所でした。伊勢平氏の清盛や、後の織田信長が交易の重要性を認識していたのも、一重にこの熱田や津島等の湊から入る富を実感していたからと思われます。 ▼結果、清盛は大輪田の泊(現在の神戸)に宋との貿易拠点を作り、かつ直近に福原の都を築いて、安徳天皇ら朝廷も置き、政権の本拠としようとしました。 ▼また信長も、幕府から副将軍という位を貰うよりも、交易都市を下さいと、当時の堺や大津等、交易都市を要望したのも、この熱田の地での交易経済の利を深く理解していたからでしょう。 ▼そんな交易場所ともなれば、この神宮の大楠は【村上社の大楠】と同様に、着岸する交易船からの目印になっていたのかもしれません。 ▼また、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、を祀ることで有名な熱田神宮。草薙剣の剣名の由来をご存じですか? ▼「獰猛(どうもう)な蛇」というらしいです。この剣は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、八つの頭を持つ大蛇・八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を出雲の国で倒した際、尾を切り裂いて、中にあった剣を取り出したことが由来であることは有名です。 ▼古代に「なぎ」をいうのは蛇を指す言葉だったようです。つまり「臭なぎ」の剣が、後にヤマトタケルの東征時の「草を薙いだ」という音の重複から「草薙」の剣となったとあります。(デジタル大辞泉ほか) ▼まあ、大蛇の尾を切り裂いて出てきた剣であれば、「臭い」のは当然ですね。 ▼草薙剣があるから、なのかどうかは分かりませんが、ここの大楠にも大蛇が住んでいるようです。 ▼根元に大蛇が食べられるように、鶏卵が置いてあり、その大蛇の目撃情報も写真含めて多々あります。 ▼普通蛇は忌み嫌われ、駆除されることが多い生き物ですが、草薙剣の所以からか、ここの熱田神宮の名木と共に保護され大事に扱われていることにも、樹齢と同じ1000年の伝承の重みを...
Read more名称 熱田神宮のクスノキ (あつたじんぐうのくすのき) 名称の典拠 なし 樹種 クスノキ 樹高 21m(注1) 目通り幹囲 7.7m(注1) 推定樹齢 伝承1000年以上(注2) 所在地の地名 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目 〃 3次メッシュコード 5236-57-42 〃 緯度・経度 北緯35度07分31.0秒 東経136度54分31.0秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2008年2月10日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による 注2)現地の案内板による
はるか昔のことはいざ知らず、現在の熱田神宮は、繁華な市街地に鎮座する大きな神社である。歴史も古く、全国に名を知られる名社だ。 訪問は、降雪に見舞われた日の翌朝。雪を被った珍しい姿が見られるかと、深夜に家を出発。早朝の訪問を試みた。 が、高速道路は長野県の伊那から既に通行止め。新潟県に住む者にとっては、「えっ?この程度の雪で?」と、信じられないような措置だが、仕方がない。塩尻インターで下りて、19号経由にルートを変更。着いたときには、日は高く昇り、梢には雪のかけらもなかった。 御神木のクスノキは第二鳥居先の参道脇。拝殿に向かって左手に立っている。 根に近い低い位置に大きな瘤があり、苔を纏って緑色に染まっている。治療痕も見られるが、今のところ、樹勢は良さそうだ。 熱田神宮境内では、第3位の幹囲を有するクス...
Read moreThis was pretty impressive. (There’s also a famous but much less visually impressive plum tree.) One really must use google translate to read the signs and understand what...
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