私のハンドルネームは、尊敬する人物として聖徳太子と二宮尊徳翁を併せたものですが、小田原に行った際は、是非とも行くべき場所でした。
入館料の三百円を払うと、小冊子などの四種類の資料を戴きました。
1.やさしい報徳シリーズ1二宮尊徳ゆかりの地と、博物館めぐり ・二宮尊徳 ゆかりの地と博物館めぐり ・地図 ・やさしい報徳シリーズ1 生活原理としての報徳 二宮尊徳と教育 2.円相図でみる二宮尊徳の思想 ―展示パネルの説明― 3.報徳資料 4.やさしい報徳のはなし
円相図の資料によると、禅の世界では、丸い形は、宇宙の究極の姿(相)をさしており、森羅万象、宇宙全体の姿、世界の究極の形を最も簡潔に表現すると円、すなわち丸い形になるとのことです。この形は、完全無欠、満ち足りた状態、角のない円満という意味もあるとのことです。尊徳翁は、どんなに悪い人でも、敵対せず、自分と一緒に一つの円の中に包んで考え、相手の側に立って考えるという人であったとのことです。こういう見方や考え方のことを「一円観」と説明されております。
二階の常設展示フロアでは、報徳の精神が松下幸之助や土光敏夫などの多くの起業家に受け継がれ、日本の礎となったことを説明したパネルや尊徳翁の直筆のメモなどが展示されておりました。武者小路実篤が二宮尊徳翁のことを西郷南州翁を超える評価をしていたことが印象に残りました。実際、西郷南洲翁も報徳の精神に影響を受けていたとのことでした。
館内の方々には、非常に温かく接していただきました。本...
Read more金次郎さん、尊徳(そんとく)さん、なんて言うけど厳密には「金 “ 治 ” 郎」さんであり「尊徳(たかのり)」さんなんですよね。「そんとく」は有職読みで、そっちが一般的ならマァいっかー?
こちらの博物館は地味で展示数も多くは無いのですが、一つ一つの品が実に興味深く、特に思想の中心概念である「大極」を表す “ 円 ” の図解は非常に面白かったですね。 尤も、報徳思想に興味が無い人、共感を持てない人が来ても、猫に小判、馬耳東風でしょうけど。
明治期からの日本経済の根幹と言っても過言ではないこの精神は、グローバリズムやサプライチェーンに翻弄される現代の日本企業にこそ学んで欲しいものです。
モラルを最優先としない欧米や共産圏には無い、偉大な尊徳さんが打ち立てたこの経済思想を、理想論と一蹴せずに改めて学ぶ事は、何が経済か?...
Read more日本の商道徳の系譜である二宮尊徳に触れようと、今回は初めての訪問です。
1階で受付をして展示は2階になります。 エレベーターか階段で上がると、ワンフロアを周回する充実の展示物となります。
予備知識を持たないので、ある程度さーっと雰囲気を掴むために展示物の説明は詳しくは読みませんでした。
とはいえ、概略をつかむためにはちょうど良い大きさで周回できるので、その人となりは把握できたかと思います! (1階から入ると正面にある人形がデカいと思ったら、実際も約180cmの大丈夫だったみたいです)
B1階は中国からの贈り物などの記念品や、イベントで使用するであろう会議室があるので、こちらも見たほうが良いですね。
ここではあまり休めませんので、隣のきんじろうカフェとセットでの訪問予定にし...
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