★2021年7月訪問 アイ・シャル・リターン!の宣言どおり戻って来ました。今回の目当ては屋外展示と蒸気機関車「アイアンホース号」乗車。予想どおりそれ以上に鉄道のある世界を堪能しました。来て良かったー!
訪問にあたっては手宮線跡を踏破。かつての面影をとても良く残した鉄路を存分に散策、最後に転車台(手宮口)に到達したときの高揚感は忘れがたいものでした。初夏なのに真夏の気温で、空といえば雲ひとつない青い色紙。舞台装置も完璧でしたしね。
特に楽しかったのが蒸気機関車「アイアンホース号」、正確にはアイアンホースが引く列車に乗れたこと。たかだか片道200mほどの距離ですが、これがなかなかどうして。本物の蒸気機関車と本物の線路にポイント(分岐器)に本物の転車台(しかも2つ)。わずかな時間でしたが、そこにあったのは紛うことなく生きた鉄道。「標本」ばかりの某博物館(おおみや)とはエライ違いです。しかも無料(入館は必要)ですからね。こんな素晴らしいアトラクションを提供するスタッフと小樽市には頭が下がりすぎてほとんど五体投地レベル。感謝感謝です。
充分な広さのヤードに「放し飼い」されている車両たちもステキですね。屋外展示の宿命である経年劣化の早さは如何ともし難く、間近で見る痛々しさには心が痛みますが、それでも雨風紫外線からガッチリ保護された、モスボールの如き施設の車両たちに比べたら何倍も何十倍も生き生きしていると思いました。生きているがゆえの劣化=寿命は避けられませんが、それでもなお、それだからこそなのです。維持管理にあたる方々に頭が下がりすぎて…以下同文。
願わくば、この素晴らしい施設がこれからもずっと続きますよう。祈るだけじゃなく、出来る範囲ですが、惜しみなく応援させていただきたいと思いました。
あと、見学の合間に冷たい生ビールをいただく方法を伝授。一旦博物館を出て、道路挟んで向かいの「あっぱれ亭手宮店」で飲兵衛のハッピーアワーをゲットできます。昼食のための再入場は可能とのことで、大手を振ってビールにありつけます。もちろん普通の昼食もOK。というかそれが本来の姿なんですけどね。
★2021年1月訪問 コロナ禍の中、それも1月。構内は深い雪に覆われ、手宮ゲートは冬季閉鎖。屋外の展示車両は雪だるま。そんな状況で見るべきものがどれだけあるか?実を言えば期待度10%以下で訪れたのだが、意外にも意外なほど楽しむことができたハラショー!
入場料300円(夏期400円)は絶対安すぎ。 屋外展示がなくてもお値段以上それ以上、思った以上それ以上の価値があった。かくなる上は、もっと高くても良いから企画と展示をもっともっと充実させていただきたい。こちらのスタッフならきっと出来るだろうプリーズ。
雪が解け、展示車両と手宮線跡を辿る楽しさが加わったら、もっともっと、おまけにもう一つもっと楽しめるだろう。夢のような夏がやって来ることを期待してアイ・シャル・リターン!
冬季は本館と蒸気機関車資料館の2つだけのオープン。淋しいと言えば淋しいが、300円以上の価値は絶対ある(個人の感想です)。
本館は3つのテーマ、
・北海道の交通史(鉄道) ・小樽市の歴史と自然 ・科学技術
に沿って企画展示。 メインは鉄道だが「小樽市の歴史と自然」「科学技術」の展示も意外と楽しめた。
期間限定の企画展「あの日に帰りたい〜ノスタルジア・ヲタル」では昔懐かしすぎる百貨店のチラシや包装紙、パンフレットに目が釘付け。 昔々そのまた昔の丸井今井の緑と白の包装紙! 呆れるほどのバーや飲み屋のマッチ箱コレクション! 小樽に住んでいたわけではないのに、何もかもが懐かしすぎて、地球帰還目前の沖田艦長状態だった。
科学技術コーナーは些か淋しい展示内容だったが、電磁ボールコースターにどっぷり嵌まって10分ほど遊んでしまった。コツを掴むまでけっこう難しいが、掴んでしまうと一気に爽快。止まらない止められない。 いい歳こいたオヤジがなにをやってるんだか。でも他に誰もいないからノープロブレム。ここだけで300円の元を取った気がした。
蒸気機関車資料館は少々マニアック。鉄道模型(蒸気機関車)それもかなりコアな自作マニア以外には、単なる部品保管展示スペースに過ぎないだろう(個人の感想です)。
メインの鉄道(北海道の交通史)は本館1Fいっぱいに展開。 吹き抜けのホールに鎮座する蒸気機関車「しづか号」を中心に、幾つかのテーマに沿って展示されている。 中でも特に印象的だったのが、
1.北海道の私鉄 2.精密で躍動的なジオラマ群 3.動く!転車台と蒸気機関車の自動運転ジオラマ
「北海道の私鉄」は、道西(道南+道央)、道北、道東3つのブロックにおける私鉄の変遷一覧のパネルと、代表的な車両模型10編成ほどのシンプルな展示だが、かつて北海道にあった数多の鉄道にただただ感無量。
うっすらと記憶に残る寿都鉄道、その模型を見て目から汗が出そうになった。こちらのコーナーは拡充を強く期待。それぞれの鉄道が辿った物語を、ぜひとも動画と写真で綴っていただきたい…綴ってくださいプリーズ。
ジオラマはどれも素晴らしい出来だが、中でも鉄道工事の情景が良かった。 大きな建設機械のなかった時代、人力で山を削り、橋脚を立て、谷を越えてレールを敷く様子。やっとこさ完成した鉄道の開通を見守る人々の様子などが、生き生きと再現されている。 これを見るためだけに入場料を払っても良い…などと個人的には思っている(模型マニアとしての感想です)。
転車台と蒸気機関車の自動運転ジオラマはマジで素晴らしい。 素晴らしいとか言いようがない。楽しすぎる。楽しすぎて30分ほど居座ってしまった。
こちらは扇形機関庫と転車台からなるHOスケールの鉄道模型・ミニジオラマ。 機関庫には北海道を代表する歴代10車種のSLが眠っていて、ケース前にあるコンパネのボタンを押すと、何と言うことでしょう!
機関庫に灯りが点き、転車台が回り始め、汽笛が響き渡り、ボタンに付された形式の機関車がナレーションとともに出庫。 9600がC57がC62がその他モロモロが、その勇姿をたっぷりと披露したのち再び機関庫に戻っていく。その一連のシークエンスが実に楽しい。
機関車のキャスティングがまた素晴らしい。
C62 3。言わずと知れた急行ニセコ号である。スワローマークの2号機との重連は涙が出るほど力強く美しかった。
D51...
Read moreThe Otaru City Museum is a must-visit for train lovers and history enthusiasts alike. The Main Building at Temiya is packed with full-size locomotives, including the famous steam engine “Iron Horse,” as well as interactive train exhibits that are fun for both kids and adults. The Canal Building, near Otaru Canal, showcases the city’s history and natural environment, providing a nice complement to the train-focused exhibits.
Admission is very affordable, and English pamphlets are available. Plan to spend at least 1–2 hours exploring...
Read moreThe Railway Museum (本館, Honkan) stands a little beyond the primary tourist hub, situated on the historic grounds of Hokkaido's inaugural railway line terminal, linking Otaru Port to Sapporo. Inside the museum building, you'll find captivating exhibits and dioramas that narrate the significant role of Otaru's railroads in the city's development. Additionally, a rail yard proudly showcases multiple full-size trains from different eras, adding to the museum's charm and appeal.
Check schedule of museum first so you can enjoy real...
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