Time warp to a cool old house from 1937 with everything intact including old appliances, and a nice garden. It’s free so worth a quick walk thru if you’re...
Read more瀬田四丁目に緑地として公開されています。無料です。ぱっと見開いているのか判らなかったのですが、玄関の引き戸を開けたら管理をしているらしきシニアボランティアの方が数名いました。ガイドでは無かったので一人でゆっくり廻れます。 昭和12年築ですが、その後も大事に大きな改修をしなかった様で建築当時の状態が見れます。今でも快適に住めるぐらいきれいです。 世田谷が都内の別荘として使われていた時代の建築なので、丸木根太の廊下や茶室、山小屋風の書斎等があります。別荘用途なので狭めですが、内倉や女中さんの呼び出し機があるぐらいの広さはあります。改装されていますが電話室もあります。 なのに茶室の水屋が引き戸で隠されて廊下と共用出来る工夫があったりと、小さい快適を狙った作りもありと大規模超豪快ではありません。床や戸の木材、ドアノブなどは一般的なものでした。 外観は純和風で網代編みが装飾として使われている数寄屋要素が主体ですが、玄関から一番遠い寝室だった部屋と玄関右手の書斎だった山小屋風の室内装飾の部屋は内部だけ洋風でガス式暖房マントルピースがあります。ガス機...
Read more話の筋道は可笑しなところから入りますが、私は以前お隣の静嘉堂文庫が美術館として質は素晴らしいが量は一寸…という趣旨のクチコミを出しました。けれども先日こちらに伺って何のことはない此処へ寄れば散策として丁度良く質と量が伴うことがわかりました。下の緑地と合わせて本当に丁度良い。この時のボランティアガイドの方が良い方で私一人だったので世間話を交えながら小坂さんのことや建物の意匠を伺って有意義な時間を過ごせました。この建物、設計者がいるわけではなく清水組(清水建設の前進)と建主の相談で決まって行ったそうです。接客の間に常に美術品として仏像を置いていたということでそのための厨子っぽい棚が設えてあります。この部屋の和の抽象性を洋間に調和させる巧みさは今日、和モダンと呼ばれるものが実は周回遅れなのかもしれないと思わせる程の存在感があります。玄関などは長野の生家の雰囲気を出したいという意向が強かったようです。信越化学は今も大繁盛ですしこの方の幸せ感が伝わってくるようでもありました。無料ですし近くに来たら...
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